業界初(※1) 青果専用の「適温蓄冷材(※2)」を用いた新配送システムの運用を開始
生産者が丹精込めて育てた安全・安心な産地直送青果をフレッシュな状態でお届け
パルシステム生活協同組合連合会(代表理事 理事長:大信政一/以下、パルシステム)、株式会社タニックス(代表取締役:坂本利之/以下、タニックス)、およびシャープ株式会社(代表取締役社長:野村勝明/以下、シャープ)は、業界で初めて(※1) 配送に青果専用の「適温蓄冷材」を用い、産地直送青果の品質を保持するとともに、大幅な消費電力量低減と人手不足解消・働き方改革に貢献する新配送システムを構築し、『物流革命』をめざします。7月20日(月)配達分から運用を開始しました。
パルシステムは、乳製品・総菜・精肉などの冷蔵品は年間を通じて、また、青果は春季から秋季(4月~11月)の期間、保冷配送をしています。冷蔵品、青果とも0℃(融点-1℃~1℃)の蓄冷材を使用していることから、直接触れてしまうと青果が低温障害により凍結や変色などで傷んでしまうケースがあります。そのため、0℃の蓄冷材と青果の間に緩衝材を挿入することで品質劣化を防止していました。
新配送システムでは、シャープが液晶材料の研究で培った技術をベースに、青果配送に適した12℃の「適温蓄冷材」を開発。「適温蓄冷材」を用いた配送時の品質保持についてシャープとタニックスが検証を行い、パルシステムがトータルオペレーションを構築。また、保冷容器であるシッパー(発砲スチロール)を断熱性の高いものにリニューアル。「生産者が丹精込めて育てた安全・安心な産地直送青果をフレッシュな状態でお客様へお届けしたい」とのパルシステムの思いから、「適温蓄冷材」を用いた新配送システムを構築し、青果物流を革新してまいります。
※1…青果配送を目的とした専用の蓄冷材(保冷剤)として。2020年8月3日時点。シャープ調べ。
※2…シャープが液晶材料の研究で培った技術を応用した「適温蓄冷材」は、「-24℃~+28℃(開発中の温度帯のものを含みます)で融け始める氷の状態で蓄冷できる」という特長を持ちます。今回使用する「適温蓄冷材」は12℃で融け、固体から液体に変化します。この時、周囲の熱を吸収することにより材料自体のみならず、周囲の空気や接触している対象物を特定の温度に保持する機能を有します。
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