日本を代表する32人のＪ－ＰＯＰのアーティストたちの、歌声の秘密、ことばの使い方、楽曲のこだわりなどを徹底解剖！

青春出版社（東京都・新宿区）は『なぜ、J-POPは世界の心をつかむのか』（久道りょう／著）を12月3日に発売いたしました。

株式会社　青春出版社

2025年12月3日 10時00分

　２０２０年代の今、世界の音楽シーンで驚くべき現象が起きています。

　ロサンゼルスのビーチサイド、パリの朝のカフェ、台北の夜市、そしてソウルの街角……世界のあちこちで、日常的に日本語の歌が耳に入ってきます。

　ＹＯＡＳＯＢＩの『アイドル』が米ビルボードを賑わせ、Ａｄｏの『新時代』が世界の映画館で響き渡り、藤井風の『死ぬのがいいわ』がTikTok から爆発的に広まった──かつて「言葉の壁」と呼ばれたものが、今や世界の聴衆の前では意味をなさなくなっているのです。

（はじめにより）

歌は、その声に「ことば」をのせて私たちに運んでくれます。では、胸に響く歌、つい口ずさんでしまいたくなる歌には、どんな秘密があるのか。なぜ、Ｊ－ＰＯＰは日本語のままで世界に響くのか。

言葉の意味がわからなくても「届く」理由は、どこにあるのでしょうか。

本書は、藤井風、Ado、YOASOBI、米津玄師など、いま世界に進出しているアーティストたち。または、MrsGREENAPPLE、official髭男dism、B’z、氷川きよし、郷ひろみなど、時代や世代を超えた日本を代表する32人のJ-POPのアーティストたちを歌声の秘密、ことばの使い方、楽曲のこだわりなど、音楽評論家としての視点と、声の専門家としての視点で徹底解剖した一冊です。

本書の目次

著者プロフィール

久道　りょう（ひさみち　りょう）

音楽評論家、声鑑定家。大阪音楽大学声楽学部卒、大阪文学学校専科修了。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン元理事、日本ポピュラー音楽学会会員。大学在学中からクラシック、ポップス、歌謡曲、シャンソン、映画音楽など多様なジャンルで演奏活動を重ねる。また、ママさんコーラスから900人規模の合唱まで指導した数は延べ1万人以上。2020年よりミュージック・ペンクラブ・ジャパンに所属し、公式HPでのエッセイやオンライン連載「人生を変えるJ-POP」のほか、歌手の歌声を独自の視点で分析する評論を数多く発表。一方で、声を通じて性格や行動傾向を読み解く「声鑑定」を確立するなど、活動の幅を広げている。