ゴルフの上達に役立つCaddieON(R)が、STのテクノロジーを搭載
小型低消費電力のチップとセンサが、ゴルフの楽しさと技術の向上に貢献するウェアラブル機器の機能を牽引
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、世界中のゴルファーがこれまで以上にプレーを楽しむことができるゴルフ・プレー・アナライザ CaddieON(R)に、センサ、制御用IC、無線通信用ICが採用されたことを発表しました。
技術系ベンチャー企業であるCaddieON社が開発したこのシステムは、パーソナル型の電子キャディで、ゴルファーのプレー内容を自動的に追跡記録し、分析します。この使いやすいシステムは、スマート・センサを搭載した腕時計型デバイス、クラブを識別するシンプルなRFIDタグ、スマートフォン用アプリ、クラウド・サービス上で利用するプレーヤ・ポータルで構成されています。
腕時計型デバイスはクラブ毎にタグを読み取り、ラウンドの成績を一打単位で自動的に記録します。さらに、記録したデータをBluetooth(R)経由でアプリに送信します。CaddieONの腕時計型デバイスに採用されているST製品は、タグが取り付けられたクラブを識別するRFIDリーダーIC、スイングを正確に検出する超小型加速度センサ、システム制御を行う超低消費電力マイクロコントローラ(マイコン)です。CaddieON社の設立者で、最高経営責任者(CEO)であるTuomo Lalli氏は、次の様にコメントしています。「当社は、STの実績あるテクノロジー、使いやすい開発ツールならびに価格競争力により、開発予算と市場導入期間の制約を克服することができ、大きな成果をあげることができました。CaddieONは、世界中のゴルファーために、ゴルフの楽しみ方をさらに広げます。」
STの北部ヨーロッパ営業担当バイスプレジデントを務めるIain Currieは、次の様にコメントしています。「CaddieONは、そのテクノロジーだけでなく、クラウド・ファンディングの採用や世界的に有名な多数のゴルフ・コースの地図表示など、さまざまな点で最先端です。当社の先進的な低消費電力技術とセンシング技術は、このような革新的システムに最適です。」
技術情報
CaddieONの腕時計型デバイスは、STのトランシーバICであるCR95HFを使用し、各クラブに取り付けれられたRFIDを読み取っています。CR95HFは、標準的な非接触アプリケーション向けに、フレームのエンコードとデコードを管理します。ISO/IEC 14443のType AおよびType B、ISO/IEC 15693、およびISO/IEC 18092の各プロトコルをサポートする他、13.56MHzの無線通信に対応するアナログ・フロントエンド(AFE)を備えています。また、NFC Forum Type 1 / 2 / 3 / 4の各タグの検出、読み取り、書き込みも可能です。
STの高性能な超低消費電力3軸加速度センサであるLIS3DSHが、エラーを発生させずにクラブのスイングを正確に検出します。LIS3DSHは、低い電源電圧(1.71V)から動作し、選択可能な動的検出範囲は最大±16gです。ユーザ定義の動作パターンに従って、割り込みを生成する設定が可能な他、ホスト・プロセッサの介入の低減に貢献するFIFOバッファとプログラム可能なステート・マシンを組み込んでます。同製品は、薄型のプラスチック製LGAパッケージ(3 x 3 x 1mm)で提供されます。STは、900件以上のMEMS関連の特許ならびに出願中特許を保有しています。
ウェアラブル機器であるCaddieONは、システム制御に超低消費電力32bitマイコンであるSTM32L1を採用しています。低消費電力性能で業界をリードする同製品は、高効率なARM(R) Cortex(R)-M3コアに、革新的な省電力技術とSTの低電力プロセスを組み合わせています。省電力機能には、ダイナミック・ボルテージ・スケーリング、複数の電圧に対応する内蔵レギュレータ、低消費電力動作モード、ペリフェラルのゲーティング機能と柔軟な設定が可能なクロック・コントローラ、ハードウェア暗号化エンジンなどが含まれます。また、パッケージは、WLCSP64(3.3 x 3.3mm)からLQFP144(20 x 20mm)まで用意されています。STM32L1は、幅広い製品で構成されているSTM32ファミリ製品群とピン配置/ペリフェラル / ソフトウェア互換性を有しています。この互換性により、ソフトウェアおよびハードウェアの流用が可能になるため、アプリケーションのプラットフォームを容易に構築することができ、市場導入期間の短縮と開発コストの低減を実現します。
CaddieON Inc.について
CaddieON Inc.は、2012年7月、熱心なゴルフ愛好家であるTuomo Lalliと、より楽しいゴルフ体験を目指す熟練の技術者であるJuha Pikkarainen氏によって、オウル(フィンランド)に設立されました。
CaddieONは、ゴルフをより楽しく、社交性のあるスポーツにしています。CaddieONのゴルフ・プレー・アナライザは http://store.caddieon.com/ で販売されています。現在、Android対応の腕時計型デバイスは発売中で、iOSアプリとiOS対応腕時計型デバイスは2014年9月に発売される予定です。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆CaddieONへのお問い合わせ先
Tuomo Lalli
CEO
+358 40 843 3867
Tuomo.lalli@caddieon.com
◆STへのお客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
技術系ベンチャー企業であるCaddieON社が開発したこのシステムは、パーソナル型の電子キャディで、ゴルファーのプレー内容を自動的に追跡記録し、分析します。この使いやすいシステムは、スマート・センサを搭載した腕時計型デバイス、クラブを識別するシンプルなRFIDタグ、スマートフォン用アプリ、クラウド・サービス上で利用するプレーヤ・ポータルで構成されています。
腕時計型デバイスはクラブ毎にタグを読み取り、ラウンドの成績を一打単位で自動的に記録します。さらに、記録したデータをBluetooth(R)経由でアプリに送信します。CaddieONの腕時計型デバイスに採用されているST製品は、タグが取り付けられたクラブを識別するRFIDリーダーIC、スイングを正確に検出する超小型加速度センサ、システム制御を行う超低消費電力マイクロコントローラ(マイコン)です。CaddieON社の設立者で、最高経営責任者(CEO)であるTuomo Lalli氏は、次の様にコメントしています。「当社は、STの実績あるテクノロジー、使いやすい開発ツールならびに価格競争力により、開発予算と市場導入期間の制約を克服することができ、大きな成果をあげることができました。CaddieONは、世界中のゴルファーために、ゴルフの楽しみ方をさらに広げます。」
STの北部ヨーロッパ営業担当バイスプレジデントを務めるIain Currieは、次の様にコメントしています。「CaddieONは、そのテクノロジーだけでなく、クラウド・ファンディングの採用や世界的に有名な多数のゴルフ・コースの地図表示など、さまざまな点で最先端です。当社の先進的な低消費電力技術とセンシング技術は、このような革新的システムに最適です。」
技術情報
CaddieONの腕時計型デバイスは、STのトランシーバICであるCR95HFを使用し、各クラブに取り付けれられたRFIDを読み取っています。CR95HFは、標準的な非接触アプリケーション向けに、フレームのエンコードとデコードを管理します。ISO/IEC 14443のType AおよびType B、ISO/IEC 15693、およびISO/IEC 18092の各プロトコルをサポートする他、13.56MHzの無線通信に対応するアナログ・フロントエンド(AFE)を備えています。また、NFC Forum Type 1 / 2 / 3 / 4の各タグの検出、読み取り、書き込みも可能です。
STの高性能な超低消費電力3軸加速度センサであるLIS3DSHが、エラーを発生させずにクラブのスイングを正確に検出します。LIS3DSHは、低い電源電圧(1.71V)から動作し、選択可能な動的検出範囲は最大±16gです。ユーザ定義の動作パターンに従って、割り込みを生成する設定が可能な他、ホスト・プロセッサの介入の低減に貢献するFIFOバッファとプログラム可能なステート・マシンを組み込んでます。同製品は、薄型のプラスチック製LGAパッケージ(3 x 3 x 1mm)で提供されます。STは、900件以上のMEMS関連の特許ならびに出願中特許を保有しています。
ウェアラブル機器であるCaddieONは、システム制御に超低消費電力32bitマイコンであるSTM32L1を採用しています。低消費電力性能で業界をリードする同製品は、高効率なARM(R) Cortex(R)-M3コアに、革新的な省電力技術とSTの低電力プロセスを組み合わせています。省電力機能には、ダイナミック・ボルテージ・スケーリング、複数の電圧に対応する内蔵レギュレータ、低消費電力動作モード、ペリフェラルのゲーティング機能と柔軟な設定が可能なクロック・コントローラ、ハードウェア暗号化エンジンなどが含まれます。また、パッケージは、WLCSP64(3.3 x 3.3mm)からLQFP144(20 x 20mm)まで用意されています。STM32L1は、幅広い製品で構成されているSTM32ファミリ製品群とピン配置/ペリフェラル / ソフトウェア互換性を有しています。この互換性により、ソフトウェアおよびハードウェアの流用が可能になるため、アプリケーションのプラットフォームを容易に構築することができ、市場導入期間の短縮と開発コストの低減を実現します。
CaddieON Inc.について
CaddieON Inc.は、2012年7月、熱心なゴルフ愛好家であるTuomo Lalliと、より楽しいゴルフ体験を目指す熟練の技術者であるJuha Pikkarainen氏によって、オウル(フィンランド)に設立されました。
CaddieONは、ゴルフをより楽しく、社交性のあるスポーツにしています。CaddieONのゴルフ・プレー・アナライザは http://store.caddieon.com/ で販売されています。現在、Android対応の腕時計型デバイスは発売中で、iOSアプリとiOS対応腕時計型デバイスは2014年9月に発売される予定です。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆CaddieONへのお問い合わせ先
Tuomo Lalli
CEO
+358 40 843 3867
Tuomo.lalli@caddieon.com
◆STへのお客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
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