メタバース「ほっかいどう メタ☆キャンパス」で「すらら」試験導入から2025年度の継続利用へ
北海道教育委員会がオンラインを活用した不登校支援に着手
AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)が提供する「すらら」が、北海道教育委員会が2024年8月26日にオープンしたメタバース(仮想空間)で学習支援や教育相談などを行う「ほっかいどう メタ☆キャンパス」の学習教材として試験導入されました。試験導入の成果を受けて、2025年度も継続利用する見込みとなりました。
「すらら」の活用を通じて、北海道教育委員会の目指す不登校支援事業の実現による不登校児童生徒の社会的自立を共に目指していきます。

広域分散型の北海道だからこそ、オンラインを活用した不登校支援に着手
国の調査によると、北海道内の公立小・中学校における不登校児童生徒数は、小学校4,554人、中学校8,463人で過去最多の約14,167人となり、そのうち約25%の児童生徒が学校内外の専門的な相談・指導等を受けていないことがわかっています。広域分散型という地域性により、市町村ごとに教育支援センターの設置が難しく、対面支援の限界もあります。
そこで北海道教育委員会は、今年度、国の委託事業として、学校内外で専門的な相談・支援を受けていない不登校児童生徒を支援するため、オンラインを活用した不登校支援ネットワークを構築し、必要な支援の検討に加え、オンラインを活用した教育相談や学習支援、保護者への支援など効果的な支援体制を構築するための調査研究を開始しました。
その取り組みの1つとして、メタバースで学習支援や教育相談などを行う「ほっかいどう メタ☆キャンパス」を2024年8月26日にオープン。当社のAI教材「すらら」が、学習教材として不登校児童生徒の学習ツールに活用され、約20名の生徒が学習を開始しました。この取り組みの成果から、2025年度も「すらら」の活用を継続し、利用希望生徒を募る予定です。
多様化する不登校児童生徒の学びの場で「すらら」の導入が加速
「すらら」は、国語、算数・数学、理科、社会、英語の5教科、小学校から高校生まで12学年分のレクチャー、ドリル、テストを網羅したオールインワン教材です。最大の特長は、アニメーションの先生と生徒のキャラクターが登場するレクチャー動画です。このレクチャー動画では、一方的に教えるのではなく、生徒キャラクターと先生キャラクターの会話形式で進行します。そして学んだことを数分ごとにアウトプットさせることで、双方向の学習体験を作り出し、自然と理解を深めることができます。そのため初めて学ぶ単元でも、一人で学習を進めることができます。また、ドリルではAIが学習者の「つまずき」を分析し、必要に応じて基礎的な問題や前の学年の内容に戻って学べるようにサポートします。これにより、苦手な科目はしっかり復習し、得意な科目はどんどん先取り学習が可能です。一人でも学びを進められることで、自信や自己効力感を育むことにつながります。
こうした特長から、「すらら」は不登校児童生徒の家庭学習だけでなく、全国各地の自治体の不登校支援事業でも学習教材として採用されています。さらに、フリースクールや通信制高校などでも導入が進んでいます。
すららネットは、「すらら」を通じて、多様化する学びの場で不登校児童生徒をはじめ、すべての子どもたちの学びを支えていきます。
■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの学力に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の理解と定着をワンストップで実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができるのが特長で、学習塾をはじめ、小・中・高校、高等教育機関、放課後等デイサービスや個人学習等幅広い活用が広がっています。

■株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念に掲げ、AIを活用したアダプティブな対話式ICT教材「すらら」「すららドリル」などを開発・提供しています。現在、国内の2,600校以上の学校や学習塾で導入され、約25万人の児童生徒が利用しています。全国の公立学校や有名私立学校、大手塾での活用が広がる一方、不登校や発達障がい、経済的困難な状況の子どもたちにも学習機会を届けることで、教育課題の解決に取り組んでいます。2017年には、代表的な EdTech スタートアップ企業として東証マザーズ市場(現東証グロース市場)に上場しました。
・コーポレートサイト :https://surala.co.jp/
・サービスサイト :https://surala.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像