アスエネ、肥後銀行と連携し企業の脱炭素・サステナビリティ経営を支援

アスエネ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：西和田 浩平、以下「当社」）は、株式会社肥後銀行（本店：熊本市、代表取締役頭取：笠原 慶久、以下「肥後銀行」）と業務提携契約を締結しました。当社は、肥後銀行の顧客に対し、TCFD開示やSBT認証取得に向けたコンサルティングを提供します。また、当社から同行に提供している、ESG開示データの収集・管理を効率化する「ASUENE ESG DATA」を通じて、地域全体のサステナビリティ経営を推進します。

提携の背景と目的

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、企業は脱炭素社会への取り組みが強く求められています。九州エリアでは、半導体や電子部品、自動車関連の製造業が主幹産業を形成しており、産業部門における脱炭素化の対応が重要な課題となっています。なかでも熊本県では、製造業が盛んなことから、県全体のCO2排出量の約37％を産業部門が占めており、企業にとって脱炭素経営への対応は喫緊の課題です。さらに、自動車関連の製造業をはじめとした企業では、海外との取引が進む中で、SBT認証の取得、TCFD対応など、高度な対応が求められています。

こうした背景のもと、当社は企業の脱炭素化を多面的に支援することで、地域経済の持続可能な発展を目指し、本提携を締結しました。

提携による取り組み内容

今回の業務提携により、当社は肥後銀行の顧客企業に対して、脱炭素経営に向けたSBT認証取得支援やCDP回答、TCFD・TNFD開示などの高度なコンサルティングサービスを提供します。

＜取り組み内容＞

・SBT認定取得支援、CDP回答、TCFD・TNFD開示等のに向けたコンサルティング支援

・「ASUENE ESG DATA」による、ESG情報の収集

・「ASUENE ACADEMY」による、経営層・実務担当者向けの動画コンテンツによる脱炭素・ESGリテラシー強化

加えて、当社のESG情報の開示を支援する「ASUENE ESG DATA」を肥後銀行へ提供し、金融機関が抱えるESGデータ収集と分析の課題を解決し、金融機関によるより充実した投融資先企業支援を可能にします。当社は、九州エリアだけにとどまらず、他の金融機関との連携を強化し、地方経済全体の脱炭素社会に向けてサステナビリティ経営に貢献します。

ASUENEについて

「ASUENE」は、CO2排出量の見える化・削減・報告クラウドサービスです。AI活用によるScope1-3の排出量の可視化や報告・情報開示に加え、CFP/LCA算定、CDP、SBTi、CSRD、TCFD、TNFDなど、国内外の規制やイニシアチブに対応した高度なコンサルティングも提供しています。CO2見える化サービス、国内累計導入社数No.1を誇ります（東京商工リサーチ調べ/2024年10月調査時点）。

ASUENEサービスサイト：https://asuene.com

アスエネ　会社概要

会社名：アスエネ株式会社

事業内容：

・CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」

・ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」

・GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」

グループ会社の事業内容：

・カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」

・脱炭素・非財務情報の第三者検証・保証、アドバイザリーサービス「アスエネヴェリタス」

・SaaS事業者向けAPI連携プラットフォーム「Anyflow」

・GHG排出量可視化クラウドサービス、AIエネルギーマネジメントクラウドサービス「NZero」

資本金：80億2,700万円（資本剰余金含む）

代表者：Founder 代表取締役CEO兼COO 西和田 浩平

住所：東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階

拠点：日本、シンガポール、米国、英国、タイ、フィリピン

URL：https://corp.asuene.com/

＜注釈補足＞

* GHGプロトコル：温室効果ガスの排出量算定と報告の国際・世界基準

* Scope1-3：以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分

Scope1：自社の事業活動において直接排出したCO2排出量

Scope2：他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量

Scope3：上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量