MEMSセンサの累積出荷数が50億個を突破

マイクロ・アクチュエータを含む広範なMEMSポートフォリオで、IoT、ウェアラブル、モバイル、産業、コンスーマ、自動車分野におけるイノベーションを推進

STマイクロエレクトロニクス

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)のトップ・メーカーかつコンスーマ・携帯型機器向けMEMSセンサの主要サプライヤ(1) であるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、MEMSセンサの累積出荷数が50億個に到達したことを発表しました。30億個を上回るマイクロ・アクチュエータの出荷実績と合わせて、STはMEMS市場における主導的地位を確立しており、微細加工シリコン・マイクロマシン・デバイスに関する専門性を備えた唯一のメーカーであることを実証しています。

STのセンサは、ゲーム機、スマートフォン、タブレット、ナビゲーション・システムといった幅広く普及しているアプリケーションだけでなく、ウェザー・ステーション(2)、自転車用ヘルメット(3)、スマート・スポーツ・ウォッチ(4) 、各種スポーツ用品(5)の他、様々な車載機器やIoT機器(Internet-of-Things)(6)など、楽しく便利に使用できる多くの有用なアプリケーションに採用されています。

また、STのセンサは、運動中の動きをモニタして矯正する理学療法用モニタ、署名検知の様な複雑なジェスチャ認識を行う入力機器、ベビーカーの自走を防ぐセーフティ製品、水中検査用ヘビ型ロボット等、世界中の設計コンテストで発表される多種多様な機器にも搭載されています。

ビジネス情報ならびに分析レポートを提供するIHS Inc.社のディレクター 兼 シニア・プリンシパル・アナリストであるJeremie Bouchaud氏は、次の様にコメントしています。「注目を集めているIoTやウェアラブル機器は、継続的にこの市場の成長を牽引する多くの新たなアプリケーションを生み出すセンサおよびマイクロ・アクチュエータの付加価値に支えられています。STは、センサおよびマイクロ・アクチュエータの最も包括的な製品ポートフォリオを有しています。」

STのセンサとマイクロアクチュエータは、ロバストな設計手法、専門性、高品質な製造能力により、信頼性が不可欠な車載・ヘルスケア・健康分野の機器(7)にも使用されています。その他、マイクロアクチュエータは、インクジェット・プリントヘッド、デジタル・カメラ用オートフォーカス、超小型プロジェクタに採用されています。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 アナログ・MEMS・センサ・グループ ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントしています。「センサとマイクロ・アクチュエータは、より安全で使いやすい製品を実現することで、家庭、職場、娯楽など、私たちの生活の質をあらゆるシーンで向上させるでしょう。当社は、変化に富んだ産業に理想的な幅広い製品ポートフォリオを持つことで、住宅・自動車・オフィス・工場などで継続的なイノベーションを実現し、私たちの暮らしをより良くしていきます。」

STは、MEMSセンサとマイクロ・アクチュエータのワンストップ・サプライヤです。加速度センサ、ジャイロ・センサ、MEMSマイクロフォン、圧力センサ、地磁気センサ、温度センサ、湿度センサ、マイクロ・アクチュエータを網羅した業界で最も包括的なポートフォリオを有し、これまでに85億個を上回るMEMS製品を出荷してきました。さらに、この広範なポートフォリオを活用し、複数のセンサおよびマイクロ・アクチュエータに、信号処理、制御機能、センサ・フュージョン・アルゴリズムと、STの通信用IC、アナログIC、パワー・マネージメントIC、マイクロコントローラを統合することで、あらゆる機能を統合したスマートセンサおよびアクチュエータ・ソリューションを提供することができます。

約1000件のMEMS関連特許を保有し、多数の大手企業と緊密な関係を構築しているSTは、MEMS技術開発の最前線に立っています。

注記
MEMSセンサおよびマイクロ・アクチュエータは、高精度な半導体製造技術を利用してシリコン上に精巧に形成される超小型機械です。センサおよびアクチュエータは、エネルギーをある形態から別の形態に変換するトランスデューサです。

センサは、機械的エネルギーを電気エネルギーに変換します。例えば、バネに付けられたマス(おもり)の加速による位置変化を測定し、電気信号に変換する加速度センサがあります。加速度が大きくなると位置変化も大きくなり、電気信号量も増加します。

一方、マイクロ・アクチュエータは、電気エネルギーを機械的エネルギーに変換します。例えば、マイクロ・アクチュエータは、インクジェットプリンタで正確にインクを紙に吹き付けるプリントヘッドや、デジタル・カメラのオートフォーカス・システムでレンズ・モジュールを調整するために使用されています。

STのMEMSポートフォリオの詳細については、 http://www.st.com/mems をご覧ください。

(1)出典:IHS Consumer and Mobile MEMS Market Tracker H1 2014
(2)Netatmoのスタイリッシュなウェザー・ステーションが、STの製品を採用
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3395
(3)STとHovding、モーション・センサとマイコンを活用した「見えない」自転車用ヘルメットを発表
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3201
(4)STのマイコンが、Pebbleスマートウォッチを制御
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3455
ウェアラブル機器を設計するMaxwell Guider Technologyが、先進的なアクティビティ・トラッカーにSTのMEMSセンサを採用
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3542
Swimovateの新しいスポーツウォッチが、STのモーション・センサとマイコンを採用
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3493
(5)Blast Motion、Blast Baseballの発売と新しいウェブサイトの公開を発表
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3557
ST、MEMS加速度センサがBrain Sentry Impact Sensorに採用されたことを発表
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3467
STとX2 Biosystems、衝撃モニタ・システムの累計出荷数5000台を達成
http://www.st-japan.co.jp/web/jp/press/jp/t3389
(6)ST、対象物や人間の活動を記録するSen.seの「Mother」に加速度センサを提供
http://www.st-japan.co.jp/web/jp/press/jp/t3510
(7)STとPreventice、在宅医療を支援する遠隔モニタ・システム開発で協力
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3340
STとDebiotech、米国糖尿病学会にて使い捨てタイプのインシュリン・ポンプ「Jewel Pump」を発表
http://www.st.com/web/jp/press/jp/t3037

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
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設立
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