57ヵ国を歩いた著者が語る、旅の醍醐味と生きるヒント『旅で磨こう「文化力」――人・風土・歴史を学び、気づきを伝える』全国書店で発売！

パレードブックスは、2025年12月12日（金）に『旅で磨こう「文化力」――人・風土・歴史を学び、気づきを伝える』（著：白鳥正夫）を全国書店で発売いたします。

大人の心は、いつも、発見の旅を待っている。

『旅で磨こう「文化力」――人・風土・歴史を学び、気づきを伝える』（著：白鳥正夫）

本書の内容

人生を豊かにする、“大人の心の旅の総仕上げ”

人生100年時代。どう生き、どう学び、どう旅するか――。

傘寿を過ぎ、旅の体験は、かけがえのない思い出です。日常では味わえない刺激や感動に出会い、各地の人や風土、歴史と触れ合うことで、人生をより豊かにしてくれました。

好奇心のままに一人で、また仕事や家族・仲間とさまざまな土地を訪れ、海外渡航は延べ100回以上、57か国に及び、国内も全都道府県を巡っています。

こうした体験を自分だけの記憶にとどめることなく、記録として残し、多くの人に旅の学びや気づきを伝えたいと考え、2021年6月からWebサイト「note」で随時連載しています。今回は、その中から15編を選び出版しました。いずれも著者が「ぜひ読んでほしい」と願うメッセージ性の高い内容です。読むだけで“心の旅”ができるようなエッセイとして綴っています。

なかでも、玄奘三蔵の足跡をたどるシルクロードの旅はライフワークとなりました。戦争の痕跡を残す土地や、インド・ガンジス河で生と死を見つめた体験など、深く心に刻まれています。

変革する世界を歩いた

終戦の前年、四国の片田舎に生まれ、戦後80年とほぼ重なる人生を歩んできました。東京の大学では、学費や生活費をまかなうためにアルバイトに明け暮れていました。海外などに行く余裕はなく、大学のゼミや、友人らと国内へ年に数回程度でした。

1960年代後半、安保運動が盛んな時代。ベ平連（ベトナムに平和を！市民連合）のデモが吹き荒れていました。活動とは距離を置きつつも、「自由」を掲げて戦争に突き進んだ資本主義国への反発から、「平等」を重んじる社会主義国に関心を抱くようになり、多くの書籍を読みました。

新聞社に入社後は、地方支局での取材を通じて社会の不条理や国際情勢に触れ、本社整理部の仕事を通じ、海外への関心をさらに深めました。
転機となったのは1999年。朝日新聞社の創刊120周年記念企画で「玄奘三蔵法師」をテーマにした学術調査・展覧会・シンポジウムを提案し、採用されたことからシルクロードとの関わりが始まりました。

以来17回にわたり現地を踏査し、定年後も続くライフワークとなっています。
本書では、そのシルクロードのほか、北朝鮮・キューバ・イラン・ベトナムなど、かつての社会主義国を訪ね歩き、時代とともに変わりゆく姿を取材しています。

地球と人類の宝物、世界遺産の数々

「世界遺産　それは　かけがえのない地球の記憶」。TBSの番組は冒頭、こんな字幕から始まっていました。ユネスコが提唱する世界遺産は、地球と人類の過去から受け継がれた宝物であり、私たちが共有し、未来に伝えていくものです。悠久の歴史の中で世界にはさまざまな文明が築かれました。日本にも独自の文化がありますが、世界は広く、未知なる文化に満ちています。

著者は文化・自然・複合の世界遺産を訪ね歩くことに大いなる関心を抱きました。エジプトのピラミッド、ギリシャのパルテノン神殿、イランのペルセポリス、カンボジアのアンコール遺跡、ペルー・マチュピチュなど、過去の栄華や文明を伝える遺構を巡り、「かけがえのない記録」として綴っています。

さらにフランスのモン・サン・ミシェル、建設が世紀を超えて続くスペインのサグラダ・ファミリア、眠りから目覚めた中世の都ベルギー・ブルージュなど、世界遺産の息づく街も取り上げています。

著者からのメッセージ

この本は、単なる旅行記ではなく、「人生をどう生きるか」を問う文化的人生書であり、読者に“生きる知恵”と“旅する心”の双方を伝える一冊です。

本書では、四季のように移ろう人生の時間を背景に、各地での貴重な経験を綴っています。とりわけ玄奘三蔵ゆかりのシルクロード踏査、ガンジス河での生と死の考察、戦争の爪痕をたどる旅…、日韓の不幸な史実にも向かい合いました。

旅は学びであり、癒しであり、心を成長させる原動力。本書は、そのすべてを凝縮した人生の集大成とも言えます。人生の後半だからこそ見える、文化と人間の深い関わり。旅を愛するすべての人に読んでみてほしいものです。前著『絆で紡いだ人間模様』に続く、人生の終活シリーズ第二弾です。

著者プロフィール

白鳥正夫（文化ジャーナリスト）

1944年、愛媛県新居浜市出身。中央大学法学部卒業後、朝日新聞入社。鳥取・金沢両支局長、企画部次長を経て、定年まで企画委員を務める。現在、文化ジャーナリスト・平山郁夫美術館企画展コーディネーター。朝日新聞社在籍時、戦後50年企画や、創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード　三蔵法師の道」の中心的役割を担う。著書に『シルクロードの現代日本人列伝』『幻の創作ノート「太陽はのぼるか」新藤兼人、未刊映画の精神』『無常のわかる年代の、あなたへ「共に生きる」ことの意味』（以上、三五館）『アート鑑賞の玉手箱』（梧桐書院）『夢しごと』『夢をつむぐ人々』（以上、東方出版）『絆で紡いだ人間模様　私の出会った先達の人生訓』（パレード）など多数。

書籍情報

『旅で磨こう「文化力」――人・風土・歴史を学び、気づきを伝える』
著者：白鳥正夫
出版社：パレード
発売日：2025年12月12日
ISBN：978-4-434-36886-8
仕様：四六判/並製/198ページ
価格：1,430円（税込）
Paradebooks URL：https://books.parade.co.jp/category/genre02/978-4-434-36886-8.html

アマゾンURL：https://www.amazon.co.jp/dp/4434368869

出版社情報

母体である株式会社パレードはデザイン制作会社。プロの技術と知識により、優れたデザインと高い品質であなたの本づくり＆出版をトータルサポートします。

パレードブックス
URL：https://www.p-press.jp
TEL：[phone]
Mail：[e-mail]

パレードブックスの書籍紹介
URL：https://books.parade.co.jp

【会社概要】
商号：株式会社パレード
大阪本社：大阪府大阪市北区浮田1-1-8
東京支社：東京都千代田区西神田2-8-5 SHONENGAHO-1 5階
代表取締役：原田直紀
設立：1987年10月20日
資本金：4000万円
事業内容：広告企画・アートディレクション、商品開発・パッケージデザイン、グラフィックデザイン全般、Webサイト企画・制作、出版事業『パレードブックス』