すららネット、Lean on Meと業務提携を締結
放課後等デイサービスにおける支援の質向上と、知的・発達障がい児のより良い学びの提供を目指す
AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)は、インクルTech※(インクルテック)で社会課題を解決するスタートアップ企業・株式会社Lean on Me(本社:大阪府高槻市、代表取締役:志村駿介、以下「リーンオンミー」)と、知的・発達障がいのある子どもたちへの支援の質を高めることを目的に、業務提携を締結いたしました。
本提携により、すららネットが学習支援のために提供しているICT教材「すらら」を導入している放課後等デイサービス(以下「放デイ」)、児童発達支援事業所において、リーンオンミーが提供する障がい福祉領域におけるeラーニングサービス「スペシャル ラーニング」の紹介を推進していきます。
※インクルTechとは、インクルージョン(Inclusion)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、SDGsに関心が高まる今、ソーシャルな課題の中でも、多様性の包摂を実現するテクノロジーを意味しています。

支援力の底上げから学習効果の最大化へ
テクノロジーと人的支援の連携で質の高い学びの環境づくりを目指す
すららネットが開発・提供するICT教材「すらら」は、学力や理解度、認知特性など一人ひとりに合わせて学習を進められるのが特長です。学校や学習塾だけでなく、放課後等デイサービスなどでも幅広く活用されています。当社では子どもたちの学びを支えるために、教材の導入や運用支援にとどまらず、それを活用する先生や支援者へのサポートにも力を注いできました。今回の業務提携はその取り組みの一環として、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所における施設全体の支援力を底上げし、「すらら」をより効果的に活用できる環境を整えることを目指すものです。
リーンオンミーが提供する「スペシャル ラーニング」は、障がいのある方への理解を深め、より多くの現場で質の高い支援を可能にするeラーニングサービスです。知的障がいや発達障がいの子どもたちへの具体的な支援手法を、誰でも理解しやすい動画で学べるコンテンツを多数提供しており、支援現場で即戦力となる学びを支えています。
両社に共通する強みは、導入前の設計段階から導入後の活用フェーズに至るまで、顧客ごとの課題やニーズに応じた、継続的かつ丁寧な「人による支援」を行っている点です。このたびの提携を通じて、両社のノウハウと強みを掛け合わせ、障がいの子どもたちが当たり前に学ぶ機会を得られる環境を広げ、ご家族が安心して支援を受けられる体制の実現を目指してまいります。
<両社代表からのコメント>
■株式会社Lean on Me 代表取締役 志村駿介氏
僕にはダウン症の弟がおり、母子家庭で育ちまして、母が障がい者支援の仕事をしていたことがきっかけで障がい者福祉業界に関わることになりました。
その中で、知的障がいや自閉症スペクトラム障がいのある方とのコミュニケーションの取り方に悩んだこともあり、体系的に基礎を学べるスペシャルラーニングを開発しました。
これまで、自閉症協会の会長や元厚生労働省の虐待防止専門官も含め、障がい福祉業界を牽引する80名以上の有識者にお力添えいただき、1本あたり3分間で1,800本以上の研修動画を制作し、障がい者支援に携わる8万人以上の方にご利用いただいています。
湯野川社長とは5年前にご縁をいただき、当初から児童向けの支援コンテンツが充実したら連携しましょうと温かいお言葉をいただいておりました。5年越しの悲願の提携となっており、とても嬉しい気持ちです!

■株式会社すららネット 代表取締役 湯野川孝彦
当社は、学びの機会の格差のない社会の実現を目指して、発達障がいや不登校、低学力、経済的困難など、様々な背景を持つ子どもたちに学びを届けています。放課後等デイサービスや児童発達支援事業所での「すらら」導入もその一環であり、近年は全国で活用が広がっています。一方で、現場の職員の方々が、日々の支援に悩みながらも懸命に子どもと向き合っておられる姿を見聞きし、「教材」と「支援」の両輪がそろって初めて、子どもたちにとって本当に意味のある学びが生まれると改めて感じていました。
志村社長とは以前から児童向けの支援コンテンツの拡充に向けて情報交換をしており、今回、満を持しての連携が叶い、大変嬉しく思っております。支援する大人が学び、成長し続けられる環境を整えることで、「すらら」を通じた学びの質もさらに高まり、子どもたちの可能性がより大きく広がっていくと確信しています。

<サービス概要>
■障がい者支援者向けオンライン研修サービス「スペシャル ラーニング」
障がい福祉サービスに従事される職員様、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の従業員様、障がいのあるお客様の対応をされる従業員様を対象とする、オンライン研修サービスです。
知的、発達、精神障がいのある方と接する上での知識を、動画で学ぶことができます。自閉症協会会長や元厚生労働省の虐待防止専門官、国の研究機関の責任者らとコンテンツを制作。日常の支援でつまずいた時、自分が必要とする知識(コンテンツ)を自ら選択して学ぶ(視聴する)ことで、障がいのある方への不適切な対応を事前に防止できるサポートツールです。

■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの学力に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の理解と定着をワンストップで実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができるのが特長で、学習塾をはじめ、小・中・高校、高等教育機関、放課後等デイサービスや個人学習等幅広い活用が広がっています。

<会社概要>
■株式会社Lean on Me
所在地 :(本社) 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町11-7-217
(大阪支社)〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号 新中島ビル8階GH
設立 :2014年4月1日
資本金 :3億1,380万円(準備金を含む)
代表者 :代表取締役 志村 駿介
事業内容:障がいのある方への理解を深めるeラーニング「スペシャル ラーニング」
インクルーシブ雇用のためのeラーニング「スペシャルラーニングfor business」
職員によりそった、障がい福祉特化型シフト作成ツール「スペシャル シフト」
■株式会社すららネット
所在地 :東京都千代田区内神田一丁目14番10号
設立 :2008年8月29日
代表者 :代表取締役 湯野川孝彦
資本金 :2億98百万
事業内容 :AI×アダプティブラーニング「すらら」の提供および及び運用コンサルティング、
受託開発、アプリ自社開発
URL :https://surala.jp/
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