いきものディスカバリー通信vol.3「いろいろな噂が飛び交う謎多き魚 マンボウ」

いつでも、どこかで“何かが起きている”サンシャイン水族館がお届け!水族館&いきものを深堀!発見がいっぱい!

未知な部分がいっぱいのマンボウの生態やサンシャイン水族館とマンボウの関係についてご紹介!!
※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20210831-3ec7e68ed9c6c93fec489f87a0142608.pdf

サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)では、水族館 館内1階の「マンボウとの出会い」水槽にてマンボウを展示しています。本通信では、未だ謎が多くその生態が解明されていないマンボウについて、基本情報や特徴をお伝えするとともに、これまでのサンシャイン水族館とマンボウとの関係についてご紹介。また飼育が難しいと言われるマンボウについて、サンシャイン水族館での飼育上の工夫や秘密についてもご紹介します。
 
  • サンシャイン水族館とマンボウ
“はじまり~マンボウ館の完成~”
サンシャイン水族館とマンボウの関係は、1989年7月に屋外エリアに「マンボウ館」(※1)が誕生したことから始まりました。サンシャイン国際水族館(※2)の目玉生物として、当時都内では初となるマンボウの展示を開始しました。
(※1)2011年のリニューアル時に現在の屋内の水槽に移動しました。
(※2)開業~2011年のリニューアルまでは施設名が「サンシャイン国際水族館」でした。

1989年7月マンボウ館 当時の写真1989年7月マンボウ館 当時の写真

“2011年 大規模リニューアル~大分県から池袋へ 21時間30分の大移動~”
2011年の全館リニューアルで新たな水槽を作る際、当時いたマンボウは他の水族館にお譲りし、リニューアルオープンのタイミングで新たに東北地方の漁師さんからマンボウを譲っていただく予定になっていましたが、同年に発生した東日本大震災の影響で予定は白紙に。
なんとかマンボウの展示を実現しようと、譲ってくれる可能性のある施設を探し、たどり着いたのが「大分県マリンカルチャーセンター※現在は休館」でした。

マンボウの大移動の様子マンボウの大移動の様子

大きな個体を運ぶため、大きな水槽を積んだ専用トラックを使って海路と陸路を計21時間30分かけて、傷ひとつつけることなく館内に運び入れることに成功し、無事にリニューアルオープンを迎えました。
 
  • マンボウはナニモノ?
マンボウの基本情報
マンボウは生物学ではフグ目に分類され、フグやハリセンボンの仲間です。
分布域は全世界の温帯・熱帯域で世界中の海を漂います。最大全長約3m、体重約2t以上にもなり、一説によると、産卵数は魚類最多の約3億個といわれます。(成長の過程で他の生き物に捕食されてしまうため、成魚になれるのは2~3匹といわれています。)

マンボウには鱗はなく、皮膚の表面は粘液で覆われています。目の後ろから白い皮が伸びてきて目を覆い隠すため、実際にまぶたはなくとも目を閉じているように見えるという、フグの仲間の特徴が見られます。
他にも、フグとマンボウには肋骨(ろっこつ)がないという共通点があります。
フグは体を膨らませることで体を守りますが、肋骨があると膨らむときに邪魔になるために無いといわれています。マンボウは体が大きく成長するため、フグのように膨らむことはありませんが、骨格はフグの姿を受け継いでいるため、おなか周りには骨がありません。

まぶたに見える目まぶたに見える目

マンボウの体の形
マンボウには胸鰭(ビレ)、背鰭、臀(しり)鰭はありますが、腹鰭と尾鰭はありません。尾鰭に見えるのは「舵(かじ)鰭」と呼ばれるもので、方向転換などの役割を担っています。上下に直立している「背鰭」と「臀鰭」を同じ方向に動かすことができます。(フグも背鰭と臀鰭をパタパタと動かして泳ぎます。)

マンボウは何を食べる?
マンボウが自然界で食べているものは、クラゲなどの軟質性の生き物やエビなど小型の甲殻類、イカ、小型の魚などです。サンシャイン水族館では、甘エビ、イカ、オキアミをミンチ状にして混ぜ合わせ、一口サイズの団子にして与えています。また、大きな体からは想像がつきませんが、胃腸が弱いため、胃腸薬やビタミン剤をエサに混ぜて与えています。エサを吸い込むように食べるのが特徴です。

毎朝飼育スタッフが作っている特製団子毎朝飼育スタッフが作っている特製団子

マンボウの不思議~特異な行動が多いマンボウ~
横向きに泳いだり、壁に向かって泳いだり、水面を1mあまりジャンプしたりしますが、何を考えてそうしているかは不明です。これらの行動は、「体が弱っていて浮かんでいる」「体表についている寄生虫を水鳥にとり除いてもらっている」「太陽の光で体を温めている」「ジャンプすることで寄生虫を振り落とそうとしている」など様々な理由が考えられていますが、はっきりしたことは分かっていません。マンボウとはまさに、ナゾだらけの魚なのです。
※海面で横たわって日光浴をするということから「マンボウ:Ocean sunfish」となったとも言われているようです。

飼育スタッフによるマンボウ生態パーフェクトガイドはコチラ(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=dXogj-iCjDM

 

 
  • マンボウの飼育は大変!?
「マンボウとの出会い」水槽の秘密・他の水槽にはない、“あるもの”が重要!!
マンボウはストレスに弱く、飼育は難しいとされています。
「マンボウとの出会い」水槽内をよく見ると、他の水槽にはない透明のシートが設置されています。
マンボウは泳ぎの直進性が強いとともに、とても神経質で、ストロボの光などに驚いた際に、壁に激突することがあります。
この時、体が大きいぶん、力も相当にあるため、致命傷を負いかねません。このような事故を防ぐため、透明のシートを水槽全面に張り、壁にぶつかる前のクッションとして、マンボウへの衝撃をやわらげています。

「マンボウとの出会い」水槽「マンボウとの出会い」水槽

 

マンボウのきもち
・水槽内から来館者が見えている!!
→マンボウやフグの仲間は目の動きが活発です。
比較的好奇心も強い傾向にあるため、人をはじめとした動くものを見つめることがあります。マンボウをずっと見ていると目が合う瞬間があるかもしれません…!

・水槽上に人影(飼育スタッフ)を感じると寄ってくる
→確かに人影を感じるとエサがもらえると思い、寄ってくることがあります。
また観覧面側から見る際も飼育スタッフの制服を着ている人に興味を示しやすい傾向があります!

・水槽内に2匹以上入れるとケンカをする
→喧嘩はしますがなぜするのかは不明です。

・水槽内に定位置がある
→現在展示している個体に関しては観覧面からみて左奥にいることが多いですが、比較的水槽内を自由に泳ぎ回っています。

・体は大きいがハートは小さい
→マンボウはデリケートでナイーブ。そしてストレスに弱いです。
しかし、サイズが大きいことからバックヤードへは移せないため、常に体調管理に気を配る必要があります。

・エサと間違って手を噛まれる
→噛まれたことはありませんが、潜水をしているとエサをもらえると思い追いかけてきます。
噛むというよりも吸い込むという表現が正しいかもしれません。

・エサを追いかけすぎて急には止まれない
→マンボウは急な停止や方向転換が苦手です。
エサを与える際に壁に対してまっすぐマンボウを呼んでしまうとフェンスに勢いよくぶつかってしまいます。
そのため普段エサやりを行うときはマンボウを壁に対して水平に呼ぶように気を付けています。

 

これってホント!? 巷でウワサされるマンボウ衝撃のデリケート話!
・小魚の骨が喉に詰まって死ぬ?!
・寄生虫を殺すためにジャンプし、水面に激突して死ぬ?!
・ほぼ直進でしか泳げず死ぬ?!
・海底に潜水して、寒さのあまり死ぬ?!
・朝の太陽光を浴びると強過ぎて死ぬ?!
・近くに居た仲間が死亡したショックで死ぬ?!
・水中の泡が目に入ったストレスで死ぬ?!
・皮膚が弱すぎて触っただけで痕が付き、その傷が原因で死ぬ?!・・・・・
     
             ↓

これらはどれも本当のところはウソかホントかは解明されていないものばかり。
飼育スタッフもわからない都市伝説なのです・・・

 

  

サンシャイン水族館 マンボウ担当飼育スタッフ 三田優治(みた ゆうじ)サンシャイン水族館 マンボウ担当飼育スタッフ 三田優治(みた ゆうじ)

飼育スタッフからひと言
サンシャイン水族館 マンボウ担当飼育スタッフ 三田優治(みた ゆうじ)
マンボウはその独特なフォルムと知名度から当館でも高い人気を誇る生き物です。
私が飼育スタッフとして独り立ちをした際に初めて担当を持った生き物がこのマンボウです。
当初特にマンボウが好きなわけではありませんでしたが、見れば見るほどマンボウの不思議なところや愛らしさに魅了されてきました。
是非皆さんもご来館いただいた際はじっくりとマンボウを観察していただき、魅力にハマっていただけたら幸いです。

いきものディスカバリー通信 次号もお楽しみに!
※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20210831-3ec7e68ed9c6c93fec489f87a0142608.pdf



※サンシャイン水族館ではお客様に安心してご来館いただくため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めております。ご来館の際には、ご理解とご協力をお願いいたします。詳しくはサンシャイン水族館 ウェブサイトをご確認ください。https://sunshinecity.jp/aquarium/news/entry-14803.html
※画像はイメージです。
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■サンシャイン水族館 概要
所 在 地 :東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:9:30~21:00、10:00~18:00(9月13日~)
              ※最終入場は終了1時間前 ※変更になる場合がございます。
入 場 料:大人(高校生以上)2,400円、こども(小・中学生)1,200円、幼児(4才以上)700円
問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp
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