【人気企画第三弾!】リサ・ラーソンの猫を日本全国の窯元でつくる、『にっぽんのリサ猫』シリーズに、丹波焼の猫が登場!
株式会社トンカチ(東京都渋谷区、代表:勝木悠香理)は、2025年7月4日(金)にリサ・ラーソンの「にっぽんのリサ猫」シリーズの最新作を発表。予約販売を開始しました。
本プロジェクトは、リサ・ラーソンがスウェーデンで作った陶器の猫を原型に、日本各地の陶磁器の生産地で「にっぽんのリサ猫」をつくるもので、栃木県・益子焼に引き続き、兵庫県・丹波焼で作られた新たなリサ猫が登場します。
現在オンラインショップ「トンカチストア」( https://shop.tonkachi.co.jp )にて予約受付中です。

にっぽんのリサ猫 丹波に生まれる!
我こそは、丹波のリサ猫である。全国を旅する「リサ猫」プロジェクト第三弾は、兵庫県丹波篠山市に到達。日本を代表する古窯にて五番と六番の猫が誕生しました!
たくましくシノギを削って生きる野良猫そのものを作り出したのは、鎬(しのぎ)という伝統的な表現技法を応用した手法。荒々しさとプライドがしっかり刻まれた「お侍スピリッツ」を持った誇り高きリサ猫、白の「きりしろ」と赤土の「つちまさ」。
どうぞお見知りおきを!
▼特設サイトはこちら
https://shop.tonkachi.co.jp/blogs/special/ll_lisacats
にっぽんのリサ猫
日本は小さな小さな国なのに、全国各地に個性あふれる陶磁器の工房があり、そこには作り手の人生と自然が共にあります。リサは、そうした関係性に敏感で、常にそれをリスペクトしていました。自分の作品に、作る人の個性が現れることを喜んでいました。自然と人々が最優先で、その次に、自分の作品づくりがあったのです。
「にっぽんのリサ猫」でやりたいことは、ただリサの原型をそのまま量産することではありません。リサ・ラーソンの個性が育てた猫が、日本各地の窯元の手で、作り手たちの個性に触発されながら変化し、すべてがブレンドされた混血の猫が生まれることです。言い換えれば、野良猫のように自由に変化しながら、たくましく生きる猫を日本の風土の中に立たせることなのです。そして、その猫は、リサの血を、今にしっかりと受け継いでいるのです。

にっぽんのリサ猫(五番、丹波)きりしろ

赤土の素地に、白化粧で仕上げました。スポンジに白い泥状の粘土を含ませて表面に塗布することで、ガサガサとした質感や自然なムラが生まれます。
ざらりとした質感が、寒い朝の「丹波霧」の風景を思わせます。
価格:6,600円(税込)
サイズ:W13.5×H8×D9.5cm
素材:陶器(丹波焼)
重量:50 g
生産国:日本
▼商品ページはこちら
https://shop.tonkachi.co.jp/products/ll2338-005



にっぽんのリサ猫(六番、丹波)つちまさ

丹波の赤土の上に一度白化粧を施し、さらに「飴釉」をかけた伝統的な丹波焼らしい仕上がり。土の力強さが感じられる一匹です。
価格:6,600円(税込)
サイズ:W13.5×H8×D9.5cm
素材:陶器(丹波焼)
重量:50 g
生産国:日本
▼商品ページはこちら
https://shop.tonkachi.co.jp/products/ll2338-006



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にっぽんのリサ猫(丹波の二匹セット)

白の「きりしろ」と赤土の「つちまさ」の2匹セット。
白色と茶色、両方楽しみたい方におすすめです。
価格:13,200円(税込)
サイズ:W13.5×H8×D9.5cm
素材:陶器(丹波焼)
重量:50 g
生産国:日本
▼商品ページはこちら
https://shop.tonkachi.co.jp/products/ld516
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凛々しく、荒々しく。しのぎを削るリサ猫
丹波野良猫には、陶磁器の装飾方法の一つである「鎬(しのぎ)」の手法を応用した老職を施しています。鎬とは、陶器の表面を削って彫り模様を施す技法で、刀の稜線を思わせる鋭い彫り跡が特徴です。本来はか鉋をつかって絵柄を掘り出すのですが、今回は毛並みを表現するために細い針先を使用しています。
この技法を猫の毛並みに見立てることで、戦いを生き抜いたような、荒々しくも誇り高い野良猫の存在感が生まれました。
表情も模様も、職人の一点一点手彫りによるもの。
どの子も世界に一匹だけの猫です。



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丹波焼

丹波焼は、兵庫県丹波篠山市周辺を産地とします。丹波焼は、瀬戸、信楽、常滑、越前、備前と並ぶ「日本六古窯」のひとつに数えられ、約850年の歴史を誇ります。日本六古窯のひとつに数えられる、約850年の歴史を持つ日本最古級の陶器です。自然の灰が釉薬となる「自然釉」や、窯の中で生まれる色の変化「窯変(ようへん)」が特徴で、深みのある色合いと素朴で温かみのある風合いが魅力です。壺や茶器、皿など暮らしの中で使われる器が多く、現在も多くの陶芸家が制作を続けています。
・制作の裏側も公開中!

丹波焼の窯元とのやり取りや制作背景を、読みもの「聞き耳を立てる。-丹波編-」でご紹介しています。
聞き耳を立てる。-丹波編-
https://shop.tonkachi.co.jp/blogs/reading-matter/lisaneko_reading2
Lisa Larson (リサ・ラーソン)

1931年9月9日、スウェーデン南部に生まれる。ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校に学んだ後、スウェーデンの陶磁器メーカー、グスタフスベリのアートディレクターであったスティグ・リンドベリに請われグスタフスベリ社に入社。同社の黄金期を支える中心的なデザイナーとなる。1952年、画家のグンナル・ラーソンと結婚。1980年にフリーランスとなり、以後、数多くのクライアントと仕事をする。2000年代より株式会社トンカチ(日本)とのコラボレーションがスタートし世界的な再ブレークの契機となる。2022年スウェーデンの芸術と工芸を刷新し、豊かにした長年の優れた仕事に対して政府から勲章を授与される。2024年3月11日没。
▽トンカチストア
▽リサ・ラーソンオフィシャルサイト
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