ガイアックス、起業がテーマの探究教材を開発、全国の学校・自治体向けに無償提供開始!
〜先生が抱える予算・ノウハウ・時間不足の解決を目指して〜
なお、今回開発した教材キットは、これまでに60以上の学校で3,000名を超える生徒が参加し、経済産業省「キャリア教育アワード」で2021年に奨励賞、そして2022年に経済産業大臣賞(最優秀賞)を受賞した「起業ゼミ」の内容がベースになっています。
教材キットの詳細:そのまま使ってもOK!アレンジを加えてもOK!な探究教材
◆教材キットの概要
教材キットのベースになっているガイアックスの出張授業型探究プログラム「起業ゼミ」は、新学習指導要領における「総合的な時間の時間」や「総合的な探究の時間」に即した内容・構成になっています。生徒はプログラムを通して、自身の興味・関心のある領域で自ら課題を設定するところから、情報収集、ビジネスアイディア考案、そして発表まで行います。
この教材を使えばどんな先生でも、授業前5~10分ほどの準備で質の高い探究授業を行うことができるようになります。
◆教材キットの特徴
①レクチャー動画と指導案の活用で、授業準備の時間を削減
レクチャー部分はあらかじめ収録の授業動画を活用でき、また、授業の進行や生徒への声かけ例などをまとめた指導案も用意しているため、先生はほとんど準備に時間をかけることなく、授業を行うことができます。
②編集しやすい電子データ形式、学校の特色やレベルなどに合わせてカスタマイズ可能
教材はデータでお渡しするため、学校の特色や先生が大切にしたいこと、生徒のレベルなどに合わせて、内容や構成、難易度を自由にカスタマイズすることができます。
③生徒も先生も、分からないことはいつでもチャットで相談可能
生徒が授業内容で不明点があったり、考えたアイディアを評価してもらいたい場合、「起業ゼミ」の公式LINEから、質問・相談することができます。
また、起業ゼミ導入校の先生は「起業ゼミ」のクローズドなSlackコミュニティに招待され、内容や授業の進め方について他校の先生やガイアックスメンバーに相談したり、教材キットのアップデートや拡充の要望を出すことができます。
◆お申し込み方法
① 下記フォームを回答し、「起業ゼミ」お役立ち情報サイトでデモ版の教材キットをチェック
②(ご質問やご相談ごとがある場合)ガイアックス担当者と面談の実施
③ お申し込み書のご提出 ※「起業ゼミ」お役立ち情報サイトに雛形があります。
▼「起業ゼミ」お役立ち情報ダウンロードフォームはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdP-nFctqzTdBbnKkE5X10TTesxNKmnnBnpWpXKR9f5MhIfGg/viewform
※デモ版の教材キットのほか「起業ゼミ」のサービス資料がまとまっています。
※学校・自治体関係者以外の方も、こちらのサイトはご覧いただけます。
※過去に同様のフォームに回答している場合「既に回答済みです」と表示されます。そのまま掲載されているリンク先にお進みください。
教材開発の背景:探究授業にまつわる、ヒト・モノ・カネの問題の解決を目指して
中学校では2021年度から、高校では2022年度から全面実施となった新学習指導要領では、正解のない課題の解決にチャレンジする探究的な授業の実施に重点が置かれるようになりました。
しかし、さまざまな調査結果(※)からは、その実施において以下のような課題が発生していることが分かっています。
・外部と連携するための予算やノウハウが十分にない
・授業の準備のために時間や労力がかかる
・先生や生徒の授業実施に対するモチベーションが湧かない など
今回、探究教材の販売および無償提供を開始したのは、これらの課題を解決するためです。
ガイアックスでは2020年より、起業をテーマにした出張授業型の探究プログラム「起業ゼミ」の提供を開始しました。「生徒も先生も熱中するプログラム」であることにこだわり、これまで60以上の学校で3,000名以上が参加しており、生徒・先生の平均満足度は90%を超え、生徒の中には実際に起業する例や、中には先生が外部のビジネスコンテストに出場する例も出てきています。起業ゼミは、経済産業省の「キャリア教育アワード」では、2021年に奨励賞を、2022年に経済産業大臣賞(最優秀賞)も受賞しています。
▼起業ゼミ導入校(一部)
ドルトン東京学園 中等部・高等部 / 早稲田大学系属早稲田実業学校 / 千代田区立麹町中学校 / 桐朋中学校・桐朋高等学校 / 海城中学校・高等学校 / 加藤学園暁秀中学校・高等学校 / 島根県立隠岐島前高等学校 / 青翔開智中学校・高等学校 / 土佐塾中学・高等学校 / 福岡女子商業高等学校 / N高等学校・S高等学校(協力・監修)など60校
「起業ゼミ」を教材化し、先生方自身が授業を行えるようになれば、コストと授業準備のための工数を抑えつつ、質の高い探究プログラムを実施することができるようになるのではないか。このような背景から、現場の先生方の声も聴きながら今回の「起業ゼミ」教材化に至りました。
※:リクルート進学総研「高校教育改革に関する調査2022『新学習指導要領・ICT活用編』」( https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230105_education_01.pdf )、認定NPO法人カタリバ「探究学習、95%の教員が「課題を感じている」 NPOカタリバ、探究学習をサポートする全国の教員向けに実態調査」( https://www.katariba.or.jp/news/2023/03/20/40481/ )、一般社団法人 英語4技能・探究学習推進協会「探究学習白書2022」を参考
教材キットの制作にご協力いただいた先生方よりコメント
片上 直人 先生
ドルトン東京学園 中等部・高等部 英語科・生徒会担当部長・ハウスマスター
起業ゼミは実践的なスキルを学べるだけではなく、行動力やクリティカルな目線、リサーチ力や粘り強さなど、身につく力は多岐に渡ります。起業家精神はこれからの時代を力強く生きていくために不可欠なものだと確信していますが、起業ゼミ受講生の多くは、その力を発揮してあらゆる場面で活躍しています。
教員もピッチ大会やビジコンに出場するなど、生徒と一緒に学びを深めています。ありふれた探究授業から脱却したい方や、「ホンモノの」学びをお求めの方に自信を持ってお勧めします。
野崎 浩平 先生
土佐塾中学・高等学校 教諭 / 一般社団法人ハンズオン 代表
アントレプレナーシップを生徒に体感してほしいと感じている教員です。「わたし」と「あなた」の「わたしたち」の幸せを共有して生き抜くため、世の中の課題(不足・不満・不便・不安)に対するアプローチの「型」を身につけるプログラムが起業ゼミだと感じています。プロジェクト学習・探究学習には、ある程度のルールやお作法があって、正解や不正解もあって他者の存在もあるという「型」があります。「生徒たちの主体性」という言葉に引っ張られ「型」が置き去りになっているケースを見かけます。その「型」を自然と身につけられる教材を子どもたちに提供いただけることで、地方で学ぶ子どもたちにとって可能性が広がると考えています。
新井 孝幸 先生
所沢市立向陽中学校 教諭・総合的な学習の時間主任
「生徒の目の輝きが変わる!」本校で起業ゼミを実施したときに、最もびっくりしたのは生徒たちが地域の方々にインタビューを行うフィールドワーク前後の変化でした。公立中学校には様々な生徒がいます。そんな子どもたちが自走し、自ら学びに向かっていくようになるのです。まさしく今の教育に求められているものだと感じました。また、起業ゼミは教員のマインドセットも変えられます。特に公立中学校の先生、少しでも気になったら「起業ゼミ」を試してみてください!
ガイアックス担当者よりコメント
吉川 佳佑
ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 起業家教育事業 責任者
私はガイアックス入社前、高校教師として働いており、長年探究の担当をしていました。そこで課題に感じていたのは「子どもたちにいい授業を提供したいけど、時間も、お金も、ノウハウもない」ということです。
中学では一昨年度から、高校では昨年度から新しい学習指導要領が全面実施となり、これまで以上に探究学習の重要性が増しています。
今回、新しく教材キットを開発し、無償で提供することにしたのは、当時の自分のような先生の力になることができればと思ったからです。
現状、無償提供の期間は2023年度中となっていますが、多くの先生方に起業をテーマにした探究の魅力を感じていただき、今年度夏休み明けからの授業でご活用いただけますと幸いです。
最後に、今回の「起業ゼミ」の教材化は、着想からコンテンツの制作まで、起業ゼミ導入校の先生方に大変お世話になりました。ご協力いただいた先生方にはこの場を借りて感謝申し上げます。
今後の展望:全国どこにいても、アントレプレナーシップ教育を当たり前に受けられるように
今後、「起業ゼミ」では、これまで行ってきた出張授業の実施や、自治体・民間企業などと連携したプログラムの企画・運営・コンサルティングに加え、教材キットの導入校拡大にも注力し、全国どこにいても子どもたちがアントレプレナーシップ教育を当たり前に受けられる環境を整備していきます。
ガイアックスとは:web3/DAOで組織をコミュニティに変容、個人主役のスタートアップスタジオ※
ガイアックスは、他人のことを自分ごととして捉えられる社会を目指して「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」を1999年の創業時からミッションとしています。2015年からはソーシャルメディアの発達により新しく生まれたシェアリングエコノミーにも取り組み始めました。個人間の情報のやり取りがより一層容易になり、ビジネスはBtoB(会社対会社)やBtoC(会社対個人)の取引だけではなく、CtoC(個人対個人)の取引がより一般的になると考えてのことです。
さらに、web3/DAO(ブロックチェーン)は、シェアリングエコノミーのさらに先にある、個々人が主役となる脱階層組織・フラットなコミュニティを実現するために極めて重要な技術であると目し開発を続けてきました。これからも、ガイアックスは個人が輝く社会を目指し取り組んでいきます。
※:スタートアップスタジオとは、同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織を指します。出資・事業開発・エンジニアリング・バックオフィスの支援を用意し、初めての起業でも成功率を高めることが可能です。
■ 株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRiD
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
URL:https://www.gaiax.co.jp/
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