新卒エンジニアに求めるプログラミングスキルが上昇、約2割の企業が例年より「高くなった」と回答
新卒エンジニア採用の着眼点調査
<調査サマリー>
1.新卒エンジニア採用において、最も重要視している点は「コミュニケーション能力」
2.選考要素にプログラミングスキルを「含む」と回答した企業は、全体の41.7%
3.新卒エンジニアに求めるプログラミングスキル、約2割の企業が「高くなった」と回答
4.新卒採用担当者が、採用したいと思うプログラミング言語1位は「Java」
①新卒エンジニア採用において、最も重視している点は「コミュニケーション能力」
新卒エンジニア採用において、採用担当者が最も重視している点は「コミュニケーション能力(74.7%)」となり、ついで、「論理的思考力(46.0%)」「人柄、マインド(38.0%)」と続きます。※複数回答
昨年度の調査*1においても、採用時に重視している点の1位が「コミュニケーション能力(58.8%)」だったことから、エンジニアとしてのコミュニケーション能力は重要なスキルであることが分かります。
重視している人柄やマインド面の要素としては、「協調性がある(48.7%)」が最も多く、ついで「責任感がある(47.0%)」「チャレンジ精神がある(32.3%)」という結果になりました。チームで開発を進めることも多いエンジニアにとって、協調性や責任感の強さは必要な要素とされているようです。※複数回答
※1:2022年4月発表「新卒エンジニアの採用着眼点調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000458.000010591.html
②選考要素にプログラミングスキルを「含む」と回答した企業は、全体の41.7%
新卒エンジニアの採用において、選考要素にプログラミングスキルを「含む」と回答した企業は、全体の41.7%という結果になりました。
プログラミングスキルの見極め方については、「面接での質問やディスカッション(70.4%)」が最も多く、ついで「GitHubや成果物の内容(35.2%)」「コーディングテスト以外の技術課題(25.6%)」となりました。
将来エンジニアを志望する学生は、面接対策以外にも、書籍やプログラミング学習サイト、インターンなどを通じて積極的にプログラミングスキルの向上に取り組む必要がありそうです。
③新卒エンジニアに求めるプログラミングスキル、約2割の企業が「高くなった」と回答
新卒エンジニアに求めるプログラミングスキルについて、全体の7割近くが、直近1〜3年間で「変化がない」と回答しました。
一方で、全体の約2割が、新卒エンジニアに求めるプログラミングスキルが「高くなった」と回答しました。「直近2〜3年で高くなった(18.0%)」「24年度新卒採用対象から高くなった(4.3%)」となり、ここ数年で新卒に求める技術レベルが高くなった企業も増えているようです。
技術面でのお見送り理由としては、「プログラミング学習に対する意欲が感じられない(44.0%)」が最も多く、ついで「自分で考えた実装ができていない(36.8%)」「ユーザーを意識した成果物の作成ができていない(26.4%)」となりました。※複数回答
④新卒採用担当者が、採用したいと思うプログラミング言語1位は「Java」
学生が学んでいるプログラミング言語のうち、新卒採用担当者が採用したいと思う言語1位は、「Java(71.0%)」という結果になりました。ついで「Python(37.7%)」「C#/C#.NET(27.7%)」と続きます。※複数回答
社会人エンジニアを対象にした調査*2によると、業務で使用する言語としては「Java(24.0%)」が最も多く、依然としてJavaを使用する開発案件が多いことが分かりました。
汎用性が高く、即戦力として業務で使える可能性が高いことから、新卒採用において評価の高いプログラミング言語といえるのではないでしょうか。
※2:2023年4月発表「プログラミング言語実態調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000553.000010591.html
<事業責任者からの一言>
新卒エンジニア採用において、採用担当者が最も重要視している点は、昨年度に引き続き「コミュニケーション能力(74.7%)」でした。
人柄・マインド面で重視する要素は、「協調性がある(48.7%)」「責任感がある(47.0%)」「チャレンジ精神がある(32.3%)」となり、現代社会の急速な変化のなかで、新しい課題や問題に対して、柔軟かつ積極的に取り組める人材の需要が高いことが読み取れます。
一方で、約4割の企業が選考要素にプログラミングスキルを「含む」と回答し、新卒から技術力を求める企業もあるようです。新卒に求めるプログラミングスキルについて、約2割の企業は以前と比較して「高くなった」と回答しており、これまで以上に就活生に対して高い技術力を求める企業が増加していることが分かりました。
社会的にプログラミング教育が注目され、学生のITリテラシーが向上している現代において、将来エンジニアを目指す学生は日頃から自己学習に励み、プログラミングスキルを向上させることが重要だと考えられます。
<調査概要>
調査対象:新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者300名
調査年月:2023年3月17日~2023年3月20日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社
レバテック株式会社
レバテック株式会社では、「IT業界のエンジニア・クリエイターの人生に寄り添う」をミッションに掲げ、Web・IT業界のエンジニアと企業を繋ぐSES(システム・エンジニアリング・サービス)事業を展開しています。現在は業界最大手のフリーランスエンジニア専門エージェント「レバテックフリーランス」ほか、転職エージェント「レバテックキャリア」など、エンジニア・クリエイターのキャリアアップのための様々なサービスを提供。累計登録者は30万人を超えます。
▽「レバテックフリーランス」フリーランスエンジニア専門エージェント
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Leverages Group(https://leverages.jp/)
本社所在地 : 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24階 25階
代表取締役: 岩槻 知秀
資本金 : 5,000万円
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、M&Aコンサルティング事業、ASP、SaaS、クラウド関連事業
社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&A・不動産の領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年に創業以来、黒字経営を継続し2021年度は年商649億を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。
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