植樹×アート ウォールアートプロジェクトを貝印が支援!「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」キックオフイベント「芽吹きの宴」をKaiHouseにて開催
ウォールアートプロジェクトは、インド農村部の地域コミュニティと協働し学校を舞台にしたアートプロジェクトや国際カンファレンスを開催してきました。その内の5回をラダックで開催し、日本人アーティストによる壁画制作デモンストレーションを子どもたちの目前で行いつつ、音楽家や服飾作家、映像作家、ダンサーによるワークショップにも取り組んできました。
伝統が大切にされてきたラダックですが、気候変動や貨幣経済の浸透により変化せざるを得ない状況にあり、文化の力によって新しい局面を見据える視点がもたらされることが望まれています。
貝印はインド・ラジャスタン州に自社工場を構えており、2017年8月にはインド国内で初めてとなる直営店「kai shop」をオープンするなど、インドと深い関わりがあることから、初年度より本プロジェクトのサポートを続けており、今後もより豊かな社会の実現に寄与してまいります。
■イベント名称 :「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」
キックオフイベント「芽吹きの宴」
■日時 :5月29日(水)16:00~20:30
■場所 :貝印本社「KaiHouse」
■主催 :NPO法人ウォールアートプロジェクト(http://wallartproject.net)
■協力 :貝印株式会社
■登壇者アーティスト :淺井裕介(美術家)・香川大介(画家)・スギサキハルナ(美術家)・
富松篤(彫刻家)・花田千絵子(コンテンポラリーダンサー)・
RRyusuque(ハンドパン奏者)
■内容 :・フォレストアートフェスティバル参加作家展覧会
・インドの手仕事「ツォモリリ」販売
・ウェルカムチャイやラダックの伝統食モモの試食会
・ハンドパン奏者 RRyusuque ミニコンサート
・トークイベント
・花田千絵子&RRyusuque即興パフォーマンス
当日の様子
イベントにはプロジェクト参加希望者、約60人が集まりました。はじめに、ハンドパン奏者RRyusuqueさんによるミニコンサートが行われ、ウェルカムチャイを片手にハンドパンの演奏を楽しみました。
次にトークイベントが行われました。はじめに、15年に渡ってウォールアートプロジェクトへ協賛している貝印についての説明や協賛することとなった経緯などを貝印の平岩からお話ししました。次に、NPO法人ウォールアートプロジェクトよりフォレストアートフェスティバルについての説明が行われ、今回のフェスティバル開催地となるラダック地方のマトー村についての説明をはじめ、本プロジェクト実施のきっかけや詳細などをお話しいただきました。
また、ラダック自治政府の農業・文化大臣、スタンジン・チョスペルさんともオンラインで繋ぎ、スタンジンさんから昨年のプロジェクトが成功したことへの感謝、今年のプロジェクトもうまくいくように様々な取り組みも考えていることについてお話しいただきました。そして、トークイベントの1部終了後、ラダックの伝統食である“モモ”の試食会も行いました。
トークイベント2部では、昨年参加した、画家の香川大介さんと美術家のスギサキハルナさんが、ラダックでの過ごし方についてや、ラダックで生活しながら制作したアートについてをそれぞれ語っていただきました。そして、今年フォレストアートフェスティバルに参加する富松篤さんと淺井裕介さん、 RRyusuqueさん、花田千絵子さんのアーティストトークも行われ、参加に至るまでの経緯や本フェスティバルに対する想い、どのような作品を作っていきたいかなど、参加の意気込みをお話しいただき、できる作品を楽しみにしていただきたいと皆さまへ伝えました。
さらに、コンテンポラリーダンサー花田千絵子さんとハンドパン奏者RRyusuqueさんによる即興パフォーマンスが披露され、参加いただいた皆さま同士で、アートや音楽、食を通してコミュニケーションを取り、有意義な時間を過ごすことができました。
その他にも、会場ではフォレストアートフェスティバル参加作家の作品展示・販売や、インドの手仕事「ツォモリリ」の販売も行われました。来場された方々は作品を見たり、手に取ったりと楽しんでいました。
フォレストアートフェスティバルとは
北インド、ヒマラヤの山々に抱かれるラダック地方。標高3,800メートルに位置するマトー村は、マトー山頂に積もる雪が地下に深くもぐり、そこかしこに小川となって湧き出ている美しい緑のオアシスです。その村名の語源は、ラダック語で、まさに「たくさんの幸福」を意味しています。この村で2017年から学校を舞台にした芸術祭を開催し、アートの力を伝えてきたNPO法人ウォールアートプロジェクトが、植樹とアートを融合した新しいアートプロジェクトをスタートします。
木は植えて終わりではなく、最低でも2年間は最初の生長を見守る必要があります。同時に、人智を超えた森の尊さを想い、森の恩恵を慈しむ「場」をつくることが本プロジェクトの試みです。私たち人間にできることは少ないかもしれません。しかし、外から来た人と現地の人が協同し、全力でこしらえるアートをその場に出現させ大地とアースし、関わってみる。フォレストアートフェスティバルは、「社会彫刻」としての新しい芸術祭です。
2023年はプロローグとして、植樹と滞在制作を実施しました。
「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024」以降も、ラダックとの交流を継続し、2025年には、ウォールアートプロジェクトが運営するアートギャラリー「ツォモリリ文庫」において、ラダックのアーティストの作品展やワークショップを予定しています。植樹地にはアーティストインレジデンスが行える拠点が自治政府により建設される計画もあり、作品制作やワークショップが継続的に開催されます。
アートが持つ自由さ、平等さ、人を繋ぐ力。そういったアートの力を信じてウォールアートプロジェクトはここまで進んできました。アートに森が掛け合わされることで、「場」ができ、森に植えたヤナギやワイルドローズはゆくゆくは地元の人々の暮らしに潤いをもたらす存在となり、来訪者をいつでも歓迎するパブリックスペースとしていきたいと考えています。
また、このようなスタイルでの森づくりがモデルとなり、活用されることで、CO2削減や地域の地下水涵養に微力ながらも寄与していきたいと思います。
「フォレストアートフェスティバル in ラダック2024 」開催概要
■一般公開日:2024年8月10日(土)・8月11日(日)
■滞在日程 :2024年7月21日(日)~8月9日(金)
■会場 :インド ラダック連邦直轄領 レー マトー村
■主催 :特定非営利活動法人ウォールアートプロジェクト
■共催 :Ladakh Autonomous Hill Development Council, Leh
■協賛 :貝印株式会社
NPO 法人ウォールアートプロジェクト概要について
2009年に任意団体として設立。2011年に法人格取得。
設立以来インド農村部及び日本の学校を舞台にした国際的芸術祭を18回開催。
加えて、2023年にForest Art Festival としてアーティストの滞在制作作品及びワークショップで完成した作品を屋外に展示する事業をスタートしました。日本、インド、ドイツ、フランスのアーティストを招聘し、これまでに壁画を中心とする絵画66、インスタレーション25、映像8、パフォーマンス6が生み出されてきました。基本的に制作過程が公開され、ワークショップを介して子どもたちや一般の人々を取り込み作られた作品も多く、その活動の目的はアートの力を伝え、アートを媒介にした交流を生み出し、アイデンティティ深化や国際理解に寄与することです。
貝印株式会社
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com
本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先
貝印株式会社 お客様相談室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL:0120-016-410 (フリーアクセス・ひかりワイド)
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