車に乗っていれば、日焼けしない?車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました
JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 矢代隆義)は、紫外線が強くなるこの時期に気がかりな「車内での日焼け」について、車種や窓によって異なる紫外線のカット率を検証し、その結果を5月15日(火)よりホームページに公開しました。
今回の実験では下の4台を使用し、2つのテストを実施しました。

結果は下の結果表の通りで、フロントガラスは、オープンカー以外すべて数値が1桁以下と低くなりました。これは、フロントガラスは約30年前にフィルムを挟んだ合わせガラスが義務化され、フィルムには紫外線をカットする機能が備わっているためです。
それ以外のガラスでは、UVカット機能の有無で差が出ました。「UVカットガラス」が275μW/㎠※以下だったのに対し、「クリアガラス」の前席やリアガラスは1,000μW/㎠ を超えました。一方で、4ヶ所すべてで紫外線強度が低かったのが「スーパーUVカットガラス」で、すべて1μW/㎠以下と「99%紫外線カット」を裏付ける結果となりました。
※μW/㎠…紫外線の強度を示す単位
■テスト2:各車の運転席(右側)の紫外線の強さは?(UVラベルによるテスト)
結果は下表の通りで、それぞれの車にラベルを右腕に貼ったモニターに乗ってもらって色の変化を30分確認したところ、オープンカーは3分30秒、クリアガラスは16分30秒で赤く変化しました。スタートから30分後、UVカットガラスはわずかに赤くなりましたが、スーパーUVカットガラスは色が変わりませんでした。
■補足:紫外線対策グッズの効果も検証
UVカット機能のないガラスで、紫外線対策グッズの効果も検証しました。サンシェードは後部座席にしか使えませんが、フィルムと液剤は前席でも使用できるものを使いました。モニターの顔付近で使用前後の紫外線強度を計測した結果、下写真のように5~8割ほど減少しました。
以上のように、車のガラスの違いによって紫外線の強さが大きく異なりました。まだ真夏の強い日差しではないからと安心せず、しっかりと日焼け対策をとることが大切です。
■テスト結果:JAFユーザーテスト
[資料編] 車に乗っていれば、日焼けしない?
>>http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail6.htm
▼参考
クルマ何でも質問箱「クルマのウインドウガラスにはどんな種類や機能があるの?」
>>http://qa.jaf.or.jp/mechanism/structure/12.htm
クルマ何でも質問箱「ウインドウフィルムを貼ると違反になりますか?」
>>http://qa.jaf.or.jp/check/standard/02.htm

▼テスト車(左から表記) オープンカー :直射日光をまともに受ける状態(比較用) クリアガラス装着車 :UVカット機能はなし UVカットガラス装着車 :約90%紫外線をカットする スーパーUVカットガラス装着車 :約99%紫外線をカット。近年採用され始めている |
テスト車(左からオープン状態※、クリアガラス、UVカットガラス、スーパーUVカットガラス) ※オープン状態は、サイドウインドーとソフトトップ(リアガラス)を下げた状態
各車のガラス別の紫外線強度を検証(イメージ)
結果は下の結果表の通りで、フロントガラスは、オープンカー以外すべて数値が1桁以下と低くなりました。これは、フロントガラスは約30年前にフィルムを挟んだ合わせガラスが義務化され、フィルムには紫外線をカットする機能が備わっているためです。
それ以外のガラスでは、UVカット機能の有無で差が出ました。「UVカットガラス」が275μW/㎠※以下だったのに対し、「クリアガラス」の前席やリアガラスは1,000μW/㎠ を超えました。一方で、4ヶ所すべてで紫外線強度が低かったのが「スーパーUVカットガラス」で、すべて1μW/㎠以下と「99%紫外線カット」を裏付ける結果となりました。
※μW/㎠…紫外線の強度を示す単位
テスト1の結果表 ※同じ車種でも、年式・グレードによって装着されるガラスが異なる場合があります ※季節や天候・時間、計測位置で紫外線強度は異なります。
■テスト2:各車の運転席(右側)の紫外線の強さは?(UVラベルによるテスト)
運転席の紫外線の強さをUVラベルで検証(イメージ)
結果は下表の通りで、それぞれの車にラベルを右腕に貼ったモニターに乗ってもらって色の変化を30分確認したところ、オープンカーは3分30秒、クリアガラスは16分30秒で赤く変化しました。スタートから30分後、UVカットガラスはわずかに赤くなりましたが、スーパーUVカットガラスは色が変わりませんでした。
テスト2の結果表 ※同じ車種でも、年式・グレードによって装着されるガラスが異なる場合があります ※季節や天候・時間、計測位置で紫外線強度は異なります。
■補足:紫外線対策グッズの効果も検証
UVカット機能のないガラスで、紫外線対策グッズの効果も検証しました。サンシェードは後部座席にしか使えませんが、フィルムと液剤は前席でも使用できるものを使いました。モニターの顔付近で使用前後の紫外線強度を計測した結果、下写真のように5~8割ほど減少しました。
以上のように、車のガラスの違いによって紫外線の強さが大きく異なりました。まだ真夏の強い日差しではないからと安心せず、しっかりと日焼け対策をとることが大切です。
■テスト結果:JAFユーザーテスト
[資料編] 車に乗っていれば、日焼けしない?
>>http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail6.htm
▼参考
クルマ何でも質問箱「クルマのウインドウガラスにはどんな種類や機能があるの?」
>>http://qa.jaf.or.jp/mechanism/structure/12.htm
クルマ何でも質問箱「ウインドウフィルムを貼ると違反になりますか?」
>>http://qa.jaf.or.jp/check/standard/02.htm
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