疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ。その理由を労働史と読書史で解き明かす! 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆・著)、集英社新書から4月17日(水)発売。
発売前からSNSで話題沸騰&重版決定! YouTube、Podcastの人気番組「ゆる言語学ラジオ」との対談記事も発売同日に公開。
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? 発売前から本好き・趣味人の共感を呼び、SNSでシェアされた本作は発売前に重版も決定。発売日にはYouTube・Podcastの人気番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏との対談記事が集英社新書プラスで公開される。
【目次】
序章 労働と読書は両立しない?
第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代
第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代
第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか――昭和戦前・戦中
第四章 ビジネスマンに読まれたベストセラー――1950~60年代
第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代
第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代
第七章 行動と経済の時代への転換点――1990年代
第八章 仕事がアイデンティティになる社会――2000年代
第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代
最終章 「全身全霊」をやめませんか?
【著者略歴】 三宅香帆(みやけ かほ)
文芸評論家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『名場面でわかる 刺さる小説の技術』、『女の子の謎を解く』、『それを読むたび思い出す』、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
【書誌情報】
タイトル:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者:三宅香帆
発売日:2024年4月17日(水)
定価:1,100円(10%税込)
頁数:288p
判型:新書判
ISBN: 978-4-08-721312-6
集英社新書
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