STM32マイコンのハイエンド製品ラインアップを拡充する新製品を発表
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ARM(R) Cortex(R)-M4を搭載し、最高動作周波数180MHzで動作する最新の32bitマイクロコントローラ(マイコン)STM32F446を発表しました。同製品は、強化された処理性能、コンパクトな内蔵Flashメモリ(256KB / 512KB)、128KBのRAM、メモリ拡張インタフェース、および強化された通信インタフェースを組み合わせており、新たな選択肢を提供します。
浮動小数点ユニットとDSP機能を持つARM Cortex-M4コアの性能は、ST独自のFlashアクセラレータであるART Accelerator(TM)(1)、スマート・アーキテクチャおよび先進的な90nm Flashメモリ技術の活用により進化しました。その結果、STM32F446は、内蔵Flashメモリから180MHzで実行した場合、225 DMIPSおよび608 CoreMark(R)(2)というARM Cortex-M4コア搭載デバイスの中で業界最高の性能を実現しています。
さらに、先進的なペリフェラルと、複数のインタフェースで効率的な同時通信をサポートする機能により、産業機器、医療機器およびIoT(Internet of Things)向けアプリケーションのスマート化やインタラクティブ化を加速させます。ペリフェラルには、カメラ・インタフェース、I2Sオーディオ・インタフェース(7個)、CEC(Consumer Electronics Controller(CEC)、S/PDIFデジタル・オーディオ接続、ディスプレイ・パラレルインタフェースなどが含まれます。また、専用電源を持つUSBインタフェースは、コア全体の電源範囲が最小電圧1.7Vに低下しても連続動作が可能です。
STM32F446は、フレキシブル・メモリ・コントローラ(FMC)とデュアル・クアッドSPI(QSPI)インタフェースを搭載しており、外付けメモリを使用したシームレスなシステム拡張が可能です。90MHzで動作するFMCは、内蔵コントローラにより、外付けのSRAM、SDRAM、NOR/NAND Flashメモリ、またはLCDの制御を簡略化すると共に、性能向上に向けたメモリ・リマッピングモードに対応します。デュアルQSPIは、FMCから独立して動作し、最大2個の外付けNOR-Flashメモリ(SPI)へのSDRまたはDDRでの直接接続、メモリマップ接続を可能にします。
STM32F446は、電圧をダイナミックにスケーリングする先進的な90nmプロセス技術から、広範なクロック・ゲーティングおよびSRAMを全て保持したままSTOPモードでの消費電流を50μAまで低減する柔軟な低電力モードなど、独自の低消費電力機能を搭載しており、消費電力が重要視される機器に適しています。
STM32F446を使用することにより、開発者は、広範なSTM32開発エコシステム、ピン配置・ソフトウェア互換性を持つ600品種以上のSTM32マイコンにアクセスすることができます。開発エコシステムは、使用しやすいオープン・ソフトウェア・プラットフォーム STM32Cube、拡張可能な開発ボードSTM32 Nucleo、評価ボード STM32 Discoveryで構成され、IAR EWARM、Keil MDK-ARM、GCCベースのIDEなど、一般的な統合開発環境で利用可能です。
STM32F446には、WLCSP81パッケージ(3.728 x 3.85mm)からLQFP144パッケージ(20 x 20mm)まで用意されており、内蔵Flashメモリ容量は256KBまたは512KB、および全製品に128KBのSRAMが内蔵されています。現在、サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定です。参考サンプル価格は、STM32F446RC(内蔵Flashメモリ : 256KB、SRAM : 128KB、LQFP64パッケージ)で、約3.75ドルです。
さらに詳しい情報は http://www.st.com/stm32f446 をご覧ください。
(1) ARTアクセラレータ:内蔵Flashメモリからのゼロ・ウェイトステート実行を可能にする適応型リアルタイム・アクセラレータ
(2) CoreMark:EEMBC(Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)がプロセッサ性能のベンチマーク用に確立した標準化テスト・フレームワーク
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
TEL: 03-5783-8240 FAX: 03-5783-8216
浮動小数点ユニットとDSP機能を持つARM Cortex-M4コアの性能は、ST独自のFlashアクセラレータであるART Accelerator(TM)(1)、スマート・アーキテクチャおよび先進的な90nm Flashメモリ技術の活用により進化しました。その結果、STM32F446は、内蔵Flashメモリから180MHzで実行した場合、225 DMIPSおよび608 CoreMark(R)(2)というARM Cortex-M4コア搭載デバイスの中で業界最高の性能を実現しています。
さらに、先進的なペリフェラルと、複数のインタフェースで効率的な同時通信をサポートする機能により、産業機器、医療機器およびIoT(Internet of Things)向けアプリケーションのスマート化やインタラクティブ化を加速させます。ペリフェラルには、カメラ・インタフェース、I2Sオーディオ・インタフェース(7個)、CEC(Consumer Electronics Controller(CEC)、S/PDIFデジタル・オーディオ接続、ディスプレイ・パラレルインタフェースなどが含まれます。また、専用電源を持つUSBインタフェースは、コア全体の電源範囲が最小電圧1.7Vに低下しても連続動作が可能です。
STM32F446は、フレキシブル・メモリ・コントローラ(FMC)とデュアル・クアッドSPI(QSPI)インタフェースを搭載しており、外付けメモリを使用したシームレスなシステム拡張が可能です。90MHzで動作するFMCは、内蔵コントローラにより、外付けのSRAM、SDRAM、NOR/NAND Flashメモリ、またはLCDの制御を簡略化すると共に、性能向上に向けたメモリ・リマッピングモードに対応します。デュアルQSPIは、FMCから独立して動作し、最大2個の外付けNOR-Flashメモリ(SPI)へのSDRまたはDDRでの直接接続、メモリマップ接続を可能にします。
STM32F446は、電圧をダイナミックにスケーリングする先進的な90nmプロセス技術から、広範なクロック・ゲーティングおよびSRAMを全て保持したままSTOPモードでの消費電流を50μAまで低減する柔軟な低電力モードなど、独自の低消費電力機能を搭載しており、消費電力が重要視される機器に適しています。
STM32F446を使用することにより、開発者は、広範なSTM32開発エコシステム、ピン配置・ソフトウェア互換性を持つ600品種以上のSTM32マイコンにアクセスすることができます。開発エコシステムは、使用しやすいオープン・ソフトウェア・プラットフォーム STM32Cube、拡張可能な開発ボードSTM32 Nucleo、評価ボード STM32 Discoveryで構成され、IAR EWARM、Keil MDK-ARM、GCCベースのIDEなど、一般的な統合開発環境で利用可能です。
STM32F446には、WLCSP81パッケージ(3.728 x 3.85mm)からLQFP144パッケージ(20 x 20mm)まで用意されており、内蔵Flashメモリ容量は256KBまたは512KB、および全製品に128KBのSRAMが内蔵されています。現在、サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定です。参考サンプル価格は、STM32F446RC(内蔵Flashメモリ : 256KB、SRAM : 128KB、LQFP64パッケージ)で、約3.75ドルです。
さらに詳しい情報は http://www.st.com/stm32f446 をご覧ください。
(1) ARTアクセラレータ:内蔵Flashメモリからのゼロ・ウェイトステート実行を可能にする適応型リアルタイム・アクセラレータ
(2) CoreMark:EEMBC(Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)がプロセッサ性能のベンチマーク用に確立した標準化テスト・フレームワーク
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
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品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
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