會津八一記念館開館50周年記念特別展を開催【會津八一とコレクション -博士の愛した中国美術-】
30年ぶりに新潟で會津八一コレクション(古代中国の美術品)を一堂に公開!
會津八一は、歌人、書家として広く知られていますが、実は東洋美術史学者として長年、早稲田大学の学術研究の発展に寄与してきました。1926(大正15)年に早稲田大学文学部で東洋美術史を担当するようになった頃から、中国の明器、鑑鏡、瓦磚、陶磁器、金石拓本、近世書画など古美術品を数多く購入し、膨大なコレクションが誕生しました。これらは、八一自身が自らの作品に反映させるだけでなく、東洋美術の本質を学生に伝えるため、教育と研究の資料として買い求めたものでもありました。これらのコレクションは、現在、早稲田大学會津八一記念博物館に収蔵されています。
今回の特別展では、會津八一記念館と姉妹館協定を結んでいる早稲田大学會津八一記念博物館の収蔵品をはじめ、古美術商との関わりを示す八一の書作品や書簡なども含めて紹介いたします。

明器 三彩駝丁俑
唐時代(早稲田大学會津八一記念博物館蔵)

青銅・卣(ゆう)
西周時代、紀元前10世紀(個人蔵)

騎馬女子俑
唐時代(早稲田大学會津八一記念博物館蔵)
アピールポイント1
30年ぶりに新潟で會津コレクションを一堂に公開。
参考資料として俑を紹介する兵馬俑のレプリカも陳列。

アピールポイント2
會津八一が自らの書に多大な影響を受けた約4千年前の青銅器の文字

アピールポイント3
老舗古美術商「壺中居」「繭山龍泉堂」と八一との繋がりを示す八一の名品


アピールポイント4
早稲田大学會津八一記念博物館が所蔵する八一の墨蹟の逸品

【関連イベント】
1.開館50周年記念連続講演会 事前申込制
第1回「會津八一の書の真価」
[講 師]角田勝久氏(新潟大学教授)
[日 時]2025年9月21日(日) 14時~15時半
[会 場]メディアシップ 日報ホール(メディアシップ2F)
[聴講料]1,000円(入館料込み)
[定 員]130名
第2回「會津八一の奈良」
[講 師]多川俊映師(興福寺寺務老院)
[日 時]2025年10月5日(日) 14時~15時半
[会 場]メディアシップ 日報ホール(メディアシップ2F)
[聴講料]1,000円(入館料込み)
[定 員]130名
第3回「奈良美術と會津八一」
[講 師]大橋一章氏(元早稲田大学會津八一記念博物館館長)
[日 時]2025年11月24日(月・振休) 14時~15時半
[会 場]メディアシップ 日報ホール(メディアシップ2F)
[聴講料]1,000円(入館料込み)
[定 員]130名
2.特別展関連・トークイベント「本物へのこだわり」 事前申込制
[出演者]松村雄基氏(俳優、書家)、角田勝久氏(新潟大学教授)
[日 時]2025年10月19日(日) 14時~15時半
[会 場]メディアシップ 日報ホール(メディアシップ2F)
[聴講料]1,500円(入館料込み)
[定 員]130名
3.ギャラリートーク1 野中吟雪館長による作品鑑賞会
[日 時]2025年10月26日(日) 14時~ 約50分
[会 場]會津八一記念館 展示室(申込不要/要当日観覧券)
4.ギャラリートーク2 学芸員による作品鑑賞会
[日 時]期間中の毎週日曜日 11時~
[会 場]會津八一記念館 展示室(申込不要/要当日観覧券)
■開催期間:2025年10月1日(水)~12月7日(日) 10:00~18:00 ※ ただし10月1日のみ13時開館
■会 場:新潟市會津八一記念館
〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ5F
■休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は翌日)
■観 覧 料:一般600円、大学生300円、高校生200円、小中学生100円
未就学児は無料、団体20名以上2割引き
■主 催:新潟市、新潟日報社、BSN新潟放送、公益財団法人會津八一記念館
■特別協力:(株) 壺中居、(株) 繭山龍泉堂、繭山順吉資料室、早稲田大学會津八一記念博物館
■協 力:浅川園、今成漬物店、大阪屋、里仙、葵酒造
■後 援:朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、共同通信社新潟支局、時事通信社新潟支局、NHK新潟放送局、NST新潟総合テレビ、
TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21
■問い合せ:新潟市會津八一記念館 TEL:025-282-7612
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