未来のエンジニアを育てる!エプソンのロボット設計者による出前授業を沖縄工業高等専門学校で実施!
■実施の背景
エプソンは社会と連動した課題解決型学習活動の場を提供することを目的に、沖縄工業高等専門学校の機械システム工学科3・4年生に向けて、産業用ロボット業界研究授業として出前授業を実施しました。
沖縄工業高等専門学校では、プログラミングの授業でエプソンの6軸ロボット「C4」と力覚センサーを使用しています。力覚センサーの特長を生かし、ロボットでお習字、ドミノ倒し、けん玉などさまざまな形に応用することでロボットの可能性を学ばれています。
今回の出前授業には、4年生36名は対面、3年生30名はオンラインでの参加となりました。エプソン販売株式会社の社会貢献活動の一環として、高等専門学校向けのロボット事業に関する出前授業は初めての取り組みとなります。今回は出前授業で産業用ロボットの開発・製造・販売について学び、さらに本年秋頃には実際のお客様との対話の場も創出することで、課題解決型の一連の学習活動として提供します。
■出前授業の内容
第1部は製品開発プロセスに携わる人々の、組織を横断しての取り組みなど「産業用ロボットを作る仕事(製品企画から発売まで)」について、セイコーエプソン株式会社 MS企画設計部担当者より説明しました。また最新の産業用ロボット活動事例として、惣菜盛り付け工程の自動化、PCR検査の自動化など動画を交えて紹介しました。
第2部では「販売の業務内容(生産工程のお困りごとを解決!)」についてエプソン販売株式会社 エンジニアリング営業推進部担当者より説明しました。入社2年目での仕事内容ややりがいについて実体験に基づき紹介しました。
■出前授業の様子
参加した学生の皆さまは真剣に耳を傾けており、授業後の質疑応答やアンケートからは、「企業内でのさまざまな職種を知ることができた」、「今の学びが将来にどう生かせるのか具体的にイメージができた」といった感想を多くいただくことができました。
先生からは「現場で働くエンジニアの方から直接お話を聞く機会はあまり無いので、貴重な経験となりました。」とコメントをいただきました。学生の皆さまにとって、自分たちの進路や今後の活躍の場を具体的にイメージする一助となったようです。
■今後について
エプソンは、2023年11月29日から「2023年国際ロボット展」に出展します。今回の出前授業を受講された学生の皆さまには、社会体験の場として、展示場でのアテンドを体験いただきます。また展示会当日は授業に取り組む様子など、高等専門学校ならではの学びについても発表いただく予定です。エプソンでは今後も未来のエンジニアを育てる活動として、展開していきます。
■エプソンロボットについて
腕時計のムーブメントを量産するためスカラロボットを自社開発したことをルーツに、「省・小・精の技術」を生かし、小型で軽量な独自構造のロボットを開発・製造しており、製造現場における自動化を支援してきました。メーカーでもあり、ユーザーでもあるからこそ、速度・精度、そして使いやすさにこだわったものづくりと、その技術革新により、今後も多様化するニーズに応えていきます。
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