弁護士が開発したデジタル文書活用ツール『弁護革命』、弁護士の思考を拡張する「AIエージェント機能(β版)」をリリース
〜1000ファイルの事件記録から1分で事案を理解するAI※1で、次世代の弁護士業務を創出〜
弁護士ドットコム株式会社(東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO・弁護士:元榮 太一郎、以下当社)が提供する弁護士のためのデジタル文書活用ツール『弁護革命』は、弁護士業務のコアリソースである事件記録※2から必要な情報を自律的に探し出し、読み取り・分析までを遂行する「AIエージェント機能(β版)」をリリースいたしました。
事件記録を元にしたリサーチや分析は弁護士実務の主戦場である一方で、その膨大な分量ゆえに、弁護士業務のボトルネックになっているのが実情です。
2026年5月の改正民事訴訟法全面施行により、日本の民事裁判は全面的なデジタル運用へと移行します。社会のAXと弁護士業務のデジタル転換とが並走するこの局面において、事件記録の管理基盤である『弁護革命』に高度なAI機能を連結し、弁護士業務のアップグレードの実現を目指します。
※1 ユーザーヒアリング及びサンプルデータに対して概要説明の指示をおこなう動作検証で得られた評価の一例です。常に1分で完全な結果を返すことを保証するものではありません。
※2 事件記録とは、弁護士が担当する案件に関する資料一式(紙・電子データ)を指し、依頼者から受領した資料や裁判所への提出文書、証拠等を含みます。

■ 開発の背景・意図:AIが弁護士を強化する
弁護士の実務において、情報の検索・読解と、判断・文書作成とは、相互に行き来しながら進む一体の思考プロセスです。資料を読む中で問題に気づき、考え、問題を検討する中でまた新たに読むべき資料が見える──自律的な判断ができるエージェント型のAIを用いることで、このサイクルを弁護士がAIと深く高速におこなえるようになります。これにより、弁護士はAIによって思考を強化され、アクセスできる情報の量・思考の深さ・幅が、従来の限界を超えて拡がります。
本機能により、弁護士が資料読みに費やしていた膨大な時間が短縮されることはもちろん、弁護士の専門家としての判断力・遂行力をより高めることで、法律事務所の経営基盤の強化と、依頼者の利益実現の促進を実現します。
■ 『弁護革命』の「AIエージェント機能(β版)」とは
AIが人間の指示を柔軟に解釈し、『弁護革命』に保存された事件記録を自律的に検索、読み取って判断をおこない、応答します。単純な要約、資料探索にとどまらず、争点整理や証拠評価といった業務のコアに属する指示にもパフォーマンスを発揮します。
<「AIエージェント機能(β版)」の特徴>
1.AIが自ら考えて記録を読み解く
『弁護革命』のAIエージェントは、『弁護革命』内に保存されたファイルを自分で検索することができます。ユーザーがいちいちファイルを与えたり、細かな文脈を補充しなくても、適切な資料をAIエージェントが発見して判断することが可能になります

2.複雑な指示への「柔軟な対応力」
「要約して」などの定型処理にとどまらず、証拠を一覧にして整理したり、「相手方の準備書面の2通目以降の範囲で、売買代金について主張を変更した箇所を表形式でまとめて」などの、実務的で複雑な指示に対応することができます。

3.正確で読みやすく、根拠のある出力でハルシネーションへの対策も
AIの回答は、事件記録内の記載に忠実となるように調整されており、ハルシネーションのリスクを低減させます。回答には根拠となる文書への「参照リンク」も付与され、クリック一つで原文と照合できるため、弁護士実務に求められる厳密な出典確認がスピーディにおこなえます。また、図表を用いた読みやすい出力も可能です。
<既存ユーザー様からの声(一部)>
この「AIエージェント機能(β版)」を既存の弁護士ユーザー様にご使用いただきました。いただいた声の一部をご紹介します。
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「数年分の約1,300ファイルを読み込んで、わずか1分で事案をまとめてくれて感動した」
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「相談直前に、顧問先企業からハラスメントに関連した書類一式が送られてきたが、あっという間にまとめてくれて、事案の概要を把握できた」
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「原告被告双方の主張の対比表を作ったうえで、反論がなされていない主張を明示的にしてくれたので、頭の整理ができた」
<セキュリティと信頼性への取り組み>
『弁護革命』のAI機能は、機密性の高い事件情報を扱うことを前提に、万全なセキュリティ環境で利用できるよう設計されています。
本機能では、GCP Vertex AI 上でホストされる Gemini、または AWS Bedrock 上でホストされる Claude を内部で利用しています。外部プロバイダおよび当社において、入出力データが学習に利用されない体制を整備するとともに、データ保持の最小化、通信の暗号化、厳格なアクセス制御を行うことで、弁護士実務に耐えうる安全性を確保しています。
■『弁護革命』 開発者・弁護士 山本 了宣 コメント
「事件記録を『読み込む』作業は、弁護士業務の非常に重たい一角をなしてきました。単に時間がかかって大変というにとどまらず、弁護士が情報に足を絡め取られるといったところもあったと思います。
今回リリースした『AIエージェント機能(β版)』は、少し昔に戻ってみれば、『魔法』のような機能です。時に膨大な量にもなる事件記録の情報が、わずかな時間で鮮やかに整理され、弁護士の判断を助けてくれます。結果として、弁護士の考える力がよりよく発揮されるようになります。
今後は、AIエージェントに本格的な法的知識を統合することを予定しています。事実と法律の両方を弁護士が手のひらに載せ、より高度な判断ができる世界を目指したいです。」
■デジタル文書活用ツール『弁護革命』とは
『弁護革命』は、弁護士が弁護士のために開発したデジタル文書活用ツールで、弁護士業務のDX・AXを推進し、法的サービスの質と効率を高めるサービスです。このサービスを活用することで、弁護士はデジタル化した事件記録の中で、訴訟実務に最適化されたAIを利用し、専門家としての力を大きく高めることができます。
サービスサイト:https://www.bengo-kakumei.jp/
◆弁護士ドットコム株式会社について: https://www.bengo4.com/corporate/
本社:東京都港区六本木四丁目1番4号 黒崎ビル
設立日:2005年7月4日
代表者: 代表取締役社長 兼 CEO・弁護士 元榮 太一郎
上場市場:東京証券取引所プライム市場
事業内容:「プロフェッショナル・テックで、次の常識をつくる。」をミッションとして、人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「BUSINESS LAWYERS」、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を提供
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