【ライブレポート】『すとぷり歌ってみたライブ 2025』

― 2日間3公演で約5万人を魅了！原点である“歌ってみた”を今のすとぷりが魅せた特別なステージ ―

株式会社STPR

2025年11月17日 17時05分

株式会社STPR（本社：東京都渋谷区、代表取締役：柏原真人、以下「STPR」）は、当社に所属する「すとぷり」による『すとぷり歌ってみたライブ 2025』を、2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間、Kアリーナ横浜(住所：神奈川県横浜市西区)にて開催いたしました。

■『すとぷり歌ってみたライブ 2025』2025年11月16日(日) ライブレポート

2.5次元アイドルグループのすとぷりが、『すとぷり歌ってみたLIVE ～そろそろ歌みたも聴きたくない!?～』と題した初の“歌ってみた”ライブを2025年11月15日＆16日に神奈川・Kアリーナ横浜にて開催。２日間３公演で、約５万人を動員した。ほぼ全曲をメンバーがこれまで動画サイトなどで発表してきた“歌ってみた”で構成し、すとぷりの軌跡を辿ることにもなったスペシャルなライブ。ここでは、その最終公演の模様をお伝えする。

10年近くにもなる“歌ってみた”投稿を振り返るオープニングムービー。歩みを進める4人の足元を追うカットで映像が終わり、ステージ上段に光が当たると、後方下部からゆっくりと階段をのぼってくるジェル、莉犬、ころん、るぅとの姿が。莉犬の毛先は、紫とピンクに染められている。

白い王子様衣装をまとう4人がキュートな振り付けと弾ける笑顔で届ける1曲目は、「ダンスロボットダンス」だ。ジェルところん、莉犬とるぅとの2手に分かれてステージ両サイドに進むと、それぞれトロッコに乗り込んでアリーナ客席通路へ。いきなりのファンサに、リスナー（ファンの呼称）の大歓声が上がる。

続く「ロメオ」で客席に手を差し伸べプロポーズするその姿は、紛れもなくプリンス。4人の包容力ある美しい歌声は、まさに＜優しい魔法＞のように触れる者を魅了していく。

相変わらずコントのような掛け合いに発展してしまうMCタイムをはさみ、ジェルが「王子様もいいけど、王様に……キングになりたくない⁉」と前振りしたのは「KING」。演出のファイヤーボールが勢いよく噴き上がり真っ赤なライトで染まるステージで堂々歌う4人が放つラスボス感、圧倒的だ。

一転、美メロと切なさが際立つ「ロミオとシンデレラ」ではジェルところんが近距離で向き合って歌ったり、るぅとと莉犬がぴったりとくっついて歌ったり。さまざまな色模様の“歌ってみた”に、すとぷりの表現力の豊かさがにじむ。

るぅとの振り回され男子っぷりにリスナーが沸いた「グッバイ宣言」。ジェルが「頑張れるのはきみがいるから。本当にありがとう！」と曲間に自らの言葉でもリスナーへの愛を伝えた「愛言葉Ⅳ」。ころんがあまりに感情的な歌声を響かせた「心做し」。莉犬が「これからもすとぷりをよろしくね」と心を込めて歌った「小さな恋のうた」。メンバーそれぞれの個性や心の内が重なるソロの“歌ってみた”にも、どうしたって心が動く。

その後は、メンバーそれぞれのユニットが次々と登場。ころんのユニット『BNK』ではAMPTAKxCOLORSのあっきぃ、まぜ太、ぷりっつが加わり、「彗星ハネムーン」ではころんとあっきぃ、ぷりっつとまぜ太が肩を組んで歌ったり、ころんの「せーの」の掛け声でリスナーがコールしたり。夏モードのゴキゲンダンスをしたり、ころんとぷりっつ、あっきぃとまぜ太が寄り添って歌ったりした「イケナイ太陽」では、ころんと彼に背中を押され活動を始めたというまぜ太ががっつり額を寄せて歌う場面も。さすがはいつも仲良し配信をしている仲だけあって、息ぴったりな4人だ。

莉犬のターンでは、まず騎士X - Knight X -のばぁうとAMPTAKxCOLORSのちぐさくんが登場。ばぁうの＜チュ＞にはじまりリスナーが歓喜した「サインはB」にしても、莉犬とばぁう、ちぐさくんとのタッチに信頼が見えた「ファンサ」にしても、全力で完璧なアイドルな3人が眩しい。さらに、AMPTAKxCOLORSのぷりっつ、めておら - Meteorites -のLapisと明雷らいとが加わり、ユニット『ばかまじ』がステージに並んだ。歌ったのは「StaRt」だ。すれ違いざまも楽しそうな6人は最強にバカで最強にマジに振り切っていて、トークも愉快。莉犬が「せっかくだからここでしかできないことをやりたい！」と言い出せばすぐに面白ポーズをして、「マジっぽいところも見せたい」といえばイケボでキラーフレーズを言えちゃう顔ぶれ、可能性無限大だ。

あっきぃが『REAL AKIBA JUNIORZ』扮する遠井さんファミリーを引き連れステージに登場。突如“ジェルくんを探せ”が始まるというサプライズを仕掛けたのはジェル。あっきぃとリスナーの協力プレイによりアリーナ客席で発見されるといよいよステージに向かったジェルは、自身が製作総指揮を務めた劇場版『遠井さんは青春したい！『バカとスマホとロマンスと』』の主題歌「めっちゃ遠い！」を歌うことに。動画や映画ではジェルと遠井さんの一人二役をこなす彼だが、今回のライブではあっきぃに遠井さん役を任命。オレンジのベストを着て青いリボンを頭につけてすっかり遠井さんになりきり、「ジェルさん楽しいです！」と嬉しそうなあっきぃの適応力にも驚かされたが、ジェルのプロデュース能力とエンターテイナーぶり、さすがである。

るぅとのユニットメンバーは、騎士X - Knight X -のてるとくんとめておら - Meteorites -のメルト・ダ・テンシ。猫耳ヘアの3人がぎゅっと寄って歌ったり、猫手ポーズをしたりする「かわいいだけじゃだめですか？」で、かわいいが限界突破。もちろん、かわいいだけでいいに決まっている。かと思えば、「モニタリング」ではヤンデレな表情や色気で惑わせた3人。その掛け算に、底知れなさを感じたりもした。るぅとが「腹黒3兄弟です！」と自己紹介をしたが、るぅととてるとくんがメルト・ダ・テンシをなにかと気にかけてかまっている様子は、兄2人が末っ子をかわいがるかのようでとても微笑ましい。最後はそれぞれの「愛してるよ」でリスナーの心を奪っていった3人、そこに漂ったのは究極のあざとさと魔性の香りだ。

ジェルの低音と莉犬の高音の好相性が映えた「おじゃま虫」、“日直”のころんとるぅとがリスナーのコールを浴びながら歌った「イノコリ先生」と、まさかの組み合わせが新鮮なペア歌唱もまた、特別感があった。

そして、黒衣装の4人が再びステージにそろい、つながって重なっていく歌声の美しさに思わず息を呑んだ「アスノヨゾラ哨戒班」。

お尻ふりふりダンスが実におちゃめな「おちゃめ機能」。肩を組んで希望を歌うメンバーは＜みんなを照らす光だ＞、とあらためて感じた「神のまにまに」。“歌ってみた”と共に歩んできたすとぷりの歴史と、オリジナル曲が増えても変わらずにメンバーが持ち続ける“歌ってみた”への愛とリスペクトに、なんだかとても心を打たれてしまった。

ファイヤーボールやジェットスモーク、レーザーと派手な演出でも盛り上げた「千本桜」でスタートしたアンコール。

ジェル「ライブってこんなに楽しかったっけ⁉って思うくらい楽しかった。ネットでつながるのも楽しいけど、みんなの笑顔を見て、声が聴けるライブって最高やな！」

ころん「歌みた限定ライブ、新鮮でした。僕たちの歴史は歌みたから始まってるし、今回のライブ、みんなに喜んでもらえていたら嬉しいです。」

莉犬「きみたちの笑顔が超かわいかったです！　歌みたは支えてくれる大きな存在。来年、10周年を前に歌みたライブができて嬉しいです」

るぅと「歌みたライブが開催できて、僕もめっちゃ楽しかった。きみのおかげで次につながるライブにもなったと思います！」

2016年に迎える10周年を前に“歌ってみた”ライブができた喜びや感慨深さ、リスナーへの感謝をそれぞれ口にした4人。ユニットコーナーで出演したゲストをステージに迎え、ジェルの掛け声が導いた最後の曲は「Blessing」だ。るぅととてるとくん、ころんとまぜ太、莉犬とぷりっつが寄り添ったり、ジェルとあっきぃが微笑み合ったり、ちぐさくんが莉犬をお姫様抱っこしたり。リスナーも含め、“歌ってみた”がつないでいく縁と絆の温かさを感じた祝祭。またいつか、すとぷりの“歌ってみた”ライブが開催されることを願う。

（文・取材：杉江優花　写真：Keisuke Kato（@keisukekatop）/白石達也 (@tshiraishi1988)

■『すとぷり歌ってみたライブ 2025』2025年11月16日(日)セットリスト

M-1　ダンスロボットダンス（原曲：ナユタン星人）

M-2　ロメオ（原曲：LIP×LIP）

M-3　KING（原曲：Kanaria）

M-4　ロミオとシンデレラ（原曲：doriko）

M-5　グッバイ宣言（原曲：Chinozo）るぅと

M-6　愛言葉Ⅳ（原曲：DECO*27）ジェル

M-7　心做し（原曲：蝶々P）ころん

M-8　小さな恋のうた（原曲：MONGOL800）莉犬

M-9　彗星ハネムーン（原曲：ナユタン星人） BNK(ころん/あっきぃ/まぜ太/ぷりっつユニット)

M-10　イケナイ太陽（原曲：ORANGE RANGE） BNK(ころん/あっきぃ/まぜ太/ぷりっつユニット)

M-11　サインはB（原曲：HoneyWorks）莉犬/ばぁう/ちぐさくんユニット

M-12　ファンサ（原曲：HoneyWorks）莉犬/ばぁう/ちぐさくんユニット

M-13　StaRt（原曲：Mrs. GREEN APPLE）ばかまじ(莉犬/ばぁう/ぷりっつ/ちぐさくん/Lapis/明雷らいとユニット)

M-14　めっちゃ遠い！（原曲：ジェル）　ジェル/あっきぃユニット

M-15　かわいいだけじゃだめですか？（原曲：CUTIE STREET）腹黒3兄弟(るぅと/てるとくん/メルト・ダ・テンシユニット)

M-16　モニタリング（原曲：DECO*27）　腹黒3兄弟(るぅと/てるとくん/メルト・ダ・テンシユニット)

M-17　おじゃま虫（原曲：DECO*27）

M-18　イノコリ先生（原曲：HoneyWorks）

M-19　アスノヨゾラ哨戒班（原曲：Orangestar）

M-20　おちゃめ機能（原曲：ゴジマジP）

M-21　神のまにまに（原曲：れるりり）

EN-1　千本桜（原曲：黒うさP）

EN-2　Blessing（原曲：halyosy）

■ライブ写真

■開催概要

【公演タイトル】すとぷり歌ってみたライブ2025 ～そろそろ歌みたも聴きたくない!?～

【開催日】

-2025年11月15日(土) 開場11:00　開演 12:30 開場 16:30　開演 18:00

-2025年11月16日(日)　開場11:00　開演 12:30

【会場】Kアリーナ横浜　〒220-8507　横浜市西区みなとみらい6-2-14

【特設サイト】https://stpr-k-arena2025.stpr.com/　

■すとぷり Profile

動画配信サイトを中心に様々な活動を行う2.5次元アイドルグループ。

2016年に、リーダーの"ななもり。"を中心に歌ってみたやゲーム実況など様々なジャンルで動画配信を行うクリエイターが集い、『Strawberry Prince / すとぷり』を結成、活動をスタート！

公式YouTubeチャンネルの動画再生数は累計104億回再生、登録者数387万人超、各メンバー含むSNSの総フォロワー数4,987万人にのぼる。(2025年11月現在)

2023年1月から全国11か所・全44公演で開催したアリーナツアーでは約35万人を動員。同年末には、第74回NHK紅白歌合戦に出場。2024年には、TBS系列にて地上波冠番組を担当するなど、メディアでも活躍。同年6月発売の1stシングル『はじまりの物語』は、オリコン（6/17付合算）と Billboard JAPAN（6/12付Top Singles Sales）のランキングで1位を獲得。同年7月に全国公開された、グループ初のアニメ映画『劇場版すとぷりはじまりの物語～Strawberry School Festival!!!～』は国内外で大きな話題を呼び、2025年6月には海外での上映もスタート。2025年1月発売のベストアルバム『Strawberry Prince Forever』は、オリコン（1/14付週間・1/20付合算）と Billboard JAPAN（1/12付Top Albums Sales）のランキングで1位を獲得し三冠達成。同月に開催された『すとろべりーめもりー Vol.Forever!! 「すとぷり Best Album Release Party 2025」』では、2日間で約5万人を動員した。

リスナーさんに“楽しい"を届けるため、活動の幅を広げ続けている。

オフィシャルリンク

公式サイト：https://strawberryprince.stpr.com/　

公式X：https://twitter.com/StPri_info　

公式YouTube：https://www.youtube.com/@StrawberryPrince/　

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すとぷり公式サイト：https://strawberryprince.stpr.com/