第二回 幻冬舎×テレビ東京×note「#コミックエッセイ大賞 」結果発表

株式会社 幻冬舎


2021年1月、幻冬舎とテレビ東京とnoteで「第二回コミックエッセイ大賞」を開催いたしました。
今回、第一回の応募数を上回る4940作品をご応募いただきました。たくさんのすてきな作品のご投稿、ありがとうございました。
審査員による選考の結果、下記のように受賞作品が決定いたしました。入賞作品は賞に応じて、連載化、書籍化、映像化の話し合いをすすめさせていただく予定です。

【グランプリ】

なし



【幻冬舎賞】 賞金10万円

40歳になって考える父親が40歳だった時のこと
吉田貴司

©吉田貴司©吉田貴司

https://note.com/yoshidatakashi3/n/n76edc03a3eb7


【テレビ東京賞】 賞金10万円

【01】 いい加減婚活しなきゃと思ったアラサーオタクの漫画
明桜ちけ

©明桜ちけ©明桜ちけ

https://note.com/asakurachike/n/n814bea0ffd87


【cakes賞】 賞金10万円

ep1:ワクワクはどっち?
イッテツ

©イッテツ©イッテツ

https://note.com/murasakitotetsu/n/nb010e7d2cdb3


【特別賞】 賞金1万円

ハトコの育児川柳28
monimoni magazine

©monimoni magazine©monimoni magazine

https://note.com/moni2magazine/n/n8213ef549e49


本気で目指した堂本剛の嫁_改
つき はなこ

©つき はなこ©つき はなこ

https://note.com/tsuki_hanako/n/ne482c9d3af4a


カナダの引越しが日本と全然違った話
武村沙紀

©武村沙紀©武村沙紀

https://note.com/norasaki/n/nd2426d53f787


ゴミ食う日々
Q Yoneda

©Q Yoneda©Q Yoneda

https://note.com/qyoneda/n/n37a060a9aea1


35歳とか関係ない。人は傷つけられたら傷つくねん。
Fuuuuumix

©Fuuuuumix©Fuuuuumix

https://note.com/fuuuuumix/n/nd68e12759c6e


※cakes連載や書籍化、映像化に関する具体的な内容・手続きに関しては、別途、各受賞者の方々へご相談させて頂きます。
※入選者の作品に係る著作権に関しては入選者に留保されますが、入選作品の発表にまつわる仕様については運営三社(幻冬舎、テレビ東京、note)に無償で許諾頂くものとします。


【各審査員からの総評】

【漫画家・わたなべぽん】

コミックエッセイは等身大の作者の日常が描かれることが多いため、読者が感情移入しやすいという特徴があると思います。作者本人の生活や気持ちが丁寧に描かれている作品を選ばせていただこうと思いました。「ハトコの育児川柳28」は、育児の何気ないシーンを川柳でまとめる形式がわかりやすく、テンポよく一話一話楽しく読みました。
「本気で目指した堂本剛の嫁_改」は圧倒的におもしろかったです。作者の情熱がストレートに描かれていて、これぞコミックエッセイの良さ!と思いました。
他には、「カナダの引越しが日本と全然違った話」は、あまり体験することのない海外での引っ越しがテーマなのに、共感や臨場感を覚えるという点がとても良い作品だと思いました。「35歳とか関係ない。人は傷つけられたら傷つくねん。」は、読了後、心が解けていくような感じがしました。この作品のテーマには現在SNSを利用している多くの人が共感し、ラストシーンで心が軽くなるカタルシスのような効果を感じた人も多かったのではないかと思いました。


【幻冬舎・羽賀千恵】

昨年の応募作に比べ、日々の暮らしやご自身の人生を振り返る作品が増えたように思います。自粛生活を経て、来し方行く末を考える時間が増えたことも大きかったのではないかと。
個人的には、書籍化の可能性を踏まえ、少なくとも120ページ以上に及ぶ作品になるかどうかを基準に審査しました。面白いけれどページ数がそこまでは行かないのでは……という作品は辛い採点になったかもしれません。
「40歳になって考える父親が40歳だった時のこと」は、淡々としているけれどなぜかもっともっと読みたくなる、人生を感じさせてくれる作品だと思います。当時の父親と同じ年齢になったからこそ見えてくるものがあるという視点も、読み手と感情を共有しやすい、絶妙な設定だと感じました。
「ゴミ食う日々」は、捨てるはずだった植物を育てて食べるというテーマが今の世情にあっており、絵も魅力的でした。ただ、コマ展開については(日本の)読者を鑑みると調整したほうがいいのではと思います。


【幻冬舎コミックス・藤田みちよ】

実体験や記憶、気持ちを伝える際に非常に入りやすいコミックエッセイですが、やはり良いひっかかりを感じるのは「共感力」だと思いました。
「40歳になって考える父親が40歳だった時のこと」は、昭和生まれ勢には共感度が高かったかと。“こーゆーお父さんいた!お母さんいる!”一生懸命生きて子供も育てているけど、どこかおかしい。でもそれがわりと普通の時代の香りが良く描かれていました。「いい加減婚活しなきゃと思ったアラサーオタクの漫画」はオタクの婚活を冷静に見た良作。現実的なのにちゃんとときめき要素があって、身近な恋というものに勇気を与えてくれるのではないでしょうか。「カナダの引越しが日本と全然違った話」「ゴミ食う日々」は、新しい情報に触れる機会に感謝してしまうような作品。
また、惜しくも受賞を逃しましたが「育休サラリーマンの憂鬱」に出てくるサラリーマンがキャラが立っていて可愛かったです。「東京スカイツリー ~母と私と、時々オトン」も漫画として読者を意識した描き方が出来ていました。


【テレビ東京・森田昇】

コミックエッセイの良さは、個人の想いや主張がこもっていることだと思います。今回は、それが映像化できそうなストーリーに折り込まれている作品を選ばせていただきました。「いい加減婚活しなきゃと思ったアラサーオタクの漫画」は、二人だけ世界に光を当ててくれるような作品でした。ただ日常を切り取るだけでなく、鋭角な切り口があり、映像化したときにおもしろそうだなと感じます。


【テレビ東京・祖父江里奈】

普通の方が描いた漫画だからこその良さがある作品と出会えたらいいなと思い、読み進めていきました。「いい加減婚活しなきゃと思ったアラサーオタクの漫画」は、実体験ならではのリアリティがありつつも、ほっこりしたラブのある作品でした。主人公のダメっぷりも、本当に身近にいそうで、おもしろかったです。


【テレビ東京・太田勇】

僕が好きなエッセイ漫画は、自分の知らない世界を描いてくれるものか、身を削って描いているものです。後者の理由で選ばせて頂きました。この手のドラマはジャンルとして既にあるので、どれだけ独自のエピソードや表現があるのかが映像化の決め手かと思っています。そういった意味でも良い作品だと思いました。ドラマの場合は、誰が演じるかがとても重要になると思います。


【cakes編集部・大熊信】

「40歳になって考える父親が40歳だった時のこと」や「本気で目指した堂本剛の嫁_改」のニ作品は、著者の表現力の高さで圧倒される作品だと思いました。特に「本気で~」は、自分の力で面白体験を切り開いていくエネルギーに満ちていて、とても魅力的でした。
今回cakes賞を受賞した「ep1:ワクワクはどっち?」は、仕事を辞めて移住した先で町おこし、という特殊な経験を追体験できる面白さがありました。著者の特異な体験を読めるという意味でも、コミックエッセイの魅力に溢れた作品だったと思います。個人的には、田舎に幻想を抱いていない人の町おこし、というのが、バランス感覚があって新鮮に感じました。
今回、身の回りで起きたことを描くコミックエッセイの賞が、コロナ禍で行われた難しさがあったと思いますが、素晴らしい作品がたくさんありました。前回特別賞だった松本千秋さんの作品がドラマ化されたように、この賞をきっかけに活躍される漫画家さんがたくさん出てくることを期待しています。


【cakes編集部・中田絵理香】

連載していたら続きが読みたいか、著者のことをもっと知りたいと感じるか、という視点で選びました。「ep1:ワクワクはどっち?」は、マンガとリンクして実際に著者が宿の開業準備を進めている点に、ほかにはない現在進行形のおもしろさを感じました。現実のプロジェクトが今後どうなっていくのかと合わせて、続きが気になります。
「本気で目指した堂本剛の嫁_改」は、著者自身に大きな魅力を感じました。堂本剛に近づくために、芸能人になろうと迷わず突き進む行動力が尋常じゃない。この後どうなったのか、結局堂本剛には会えたのか? 早く続きを読ませて!という気持ちになりました。


【入賞者プロフィール】

吉田貴司(https://note.com/yoshidatakashi3
2006年「弾けないギターを弾くんだぜ」でデビュー。これまで「フィンランド・サガ(性)」、「シェアバディ」(作画:高良百)などを発表。 2016年「やれたかも委員会」がネットで話題に。現在4巻まで電子書籍発売中。紙書籍は3巻まで発売中。

明桜ちけ(https://note.com/asakurachike
調理師。現在は、持病の糖尿病の療養生活を中心にエッセイ漫画を描いたり、レシピを考えたりしています。

イッテツ(https://note.com/murasakitotetsu
マンガ『ローカル×ローカル』『夜が静かです』を描いています。
東京の出版社で編集者をやってましたが、ひょんなことから地方へ移住。
ローカルメディア『南伊豆新聞』『南伊豆くらし図鑑』を運営。
2021年4月に宿を開業予定。鹿児島出身。
編集でできることを模索中。お仕事待ってます

monimoni magazine(https://note.com/moni2magazine
6人の作家(コブ、てらいまき、砂糖ユカ、ハトコ、山本あり、カタノトモコ)がおくる日替わりエッセイ。
※記事や画像の無断転載はご遠慮ください。
公式Twitter:@MoniMagazine キャラ・ヘッダー・アイコンデザインはイラストレーターの伊藤ハムスターさんです♪

つき はなこ(https://note.com/tsuki_hanako
漫画家
○人生遠回りなA型女
○堂本剛の嫁になりたかった
○集英社「夢見がちなジュピター」 マイナビ農業「農家に憧れなかった農家の娘」など
○noteマガジン「ピン留めの惑星」(大島智衣さんとの共同マガジン) tsuki_hanako@outlook.jp

武村沙紀(https://note.com/norasaki
漫画家・作家。
cakesクリエイターコンテスト2020佳作。
心の考察と発見、旅の面白エッセイ連載中。
夫婦で移民目指してカナダに暮らす。
大豆とお刺身とあたりめが好き。
HP→ sakitakemura.art 
LINEスタンプ→ 孤独のぎむぎむ

Q Yoneda(https://note.com/qyoneda
"Creativity is intelligence having fun." -- Albert Einstein
Comic Artist / Author / Visual Designer
Born in Kyoto, living in Canada
- Website: https://qyoneda.com
- Twitter: @q_yoneda
- Twitch: https://twitch.tv/qyoneda

Fuuuuumix(https://note.com/fuuuuumix
漫画、イラストレーター。
性について余念がない人、Fuuuuumix(ふみ)が性について真面目に向き合い発信しています。
【 各SNS活動 】 ✔️Voicy =3500人 ✔️Instagram=21.9万人 ✔️Twitter=2万人

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会社概要

株式会社 幻冬舎

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URL
http://www.gentosha.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷
電話番号
03-5411-6211
代表者名
見城 徹
上場
未上場
資本金
3億3591万円
設立
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