日立の社員が、専門技術のアドバイザリー活動での国際的な活躍によりCloud Native Computing Foundationから「TAGGIE賞」を受賞
AIやクラウドネイティブ分野におけるセキュリティの標準化を主導的に進めた取り組みが評価

このたび、株式会社日立製作所(以下、日立)のOSPO (Open Source Program Office)のチーフOSSコンサルタントである田畑 義之(たばた よしゆき)が、クラウドネイティブ技術の開発や普及をリードするCloud Native Computing Foundation (以下、CNCF*1)が主催するCNCF Community Awards*2において、「TAGGIE賞(The TAGGIE) *3」を受賞しました。本受賞は、テクニカルリーダーとして、AIやクラウドネイティブ分野におけるセキュリティの国際的な標準化をグローバルでけん引するとともに、CNCFコミュニティの発展に貢献してきた点が高く評価されたものです。
田畑は、CNCFのセキュリティとコンプライアンスの技術アドバイザリーグループであるTAG Security and Compliance*4 のTech Lead*5を2025年から務め、専門的な知見を生かし、セキュリティの標準化活動を主導してきました。具体的には、アプリケーションやデータへのアクセスを安全に管理するための仕組みであるIAM*6 (Identity and Access Management) のホワイトペーパー策定、APAC地域におけるセキュリティコミュニティの形成、Keycloak*7を中心とした認証・認可技術を安全なAI活用に適用するユースケースの普及を進めてきた点が評価され、今回の受賞に至りました。
今回の受賞で評価された認証・認可などの技術は、AIが自律的に判断・動作するAgentic AIの信頼性を確保し、その社会実装を加速する上で不可欠なものです。日立は、この重要技術の普及と標準化をさらに進めるため、2026年3月に日本企業で初めて、Agentic AIの標準化を推進するAgentic AI Foundation (以下、AAIF)に加入しました*8。今後、日立はAAIFでの活動などを通して、最先端のセキュリティ技術をグローバルに発展させるとともに、世界中のパートナーと安全なAI活用のユースケースを拡充していきます。さらにその成果を、AI で社会インフラを革新する日立の次世代ソリューション群 「HMAX by Hitachi」*9(以下、HMAX)にも生かすことで、安全な社会インフラの実現に貢献していきます。
*1 CNCF:Kubernetes®などのクラウドネイティブ向けOSS技術の推進を目的に、2015年にThe Linux Foundation傘下に設立された非営利団体
*2 CNCF Community Awards:https://github.com/cncf/awards?tab=readme-ov-file#cncf-community-awards
*3 TAGGIE賞:CNCFの技術アドバイザリーグループであるTAG(Technical Advisory Group)の発展に最も貢献した人物に贈られるもの
*4 TAG Security and Compliance:https://tag-security.cncf.io/
*5 Tech Lead:関連する規制や業界標準への準拠を確保しながら、セキュリティおよびコンプライアンス分野における既存の国際標準やベストプラクティスの整理・活用に関する技術的な議論を主導するとともに、コミュニティ全体におけるセキュリティに関する共通理解の醸成を推進する重要な役割を担う
*6 IAM:アプリケーションやデータへのアクセスを安全に管理するためのID管理やアクセス管理の仕組み
*7 Keycloak:IAMを実現するOSS
*8 お知らせ “日立、日本企業で初めて Agentic AI Foundation に加入し、AI のアクセス権限管理の標準化を支援” (2026年3月10日)
AAIF:https://aaif.io/
*9 ニュースリリース “日立、グローバルであらゆる業界に向けて HMAX を展開し社会イノベーションを加速” (2026年1月6日)
■「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」にて田畑が講演
田畑の最近の取り組みとして、本年3月オランダ・アムステルダムで開催されたクラウドネイティブ技術者やユーザー企業が一堂に会するグローバル最大のイベント「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」にて、AI活用が進むクラウドネイティブ環境におけるセキュリティをテーマに講演しました*10。本講演では、複数のドメインにまたがるクラウドネイティブ環境において、AIやワークロードが安全にデータやサービスへアクセスするための標準的かつ実践的な認証・認可の考え方を解説しました。こうしたグローバルでの普及活動を通じ、AIやクラウドネイティブ技術の発展に尽力しています。

*10 お知らせ “日立、「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」にて AI 時代に求められるセキュリティや、基幹業務に対応した クラウドネイティブ技術について最新の取り組みを紹介” (2026年2月25日)
■田畑 義之の略歴
株式会社日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニットHitachi OSPOチーフOSSコンサルタント
2017年~:
・KeycloakをはじめとするOSSへのコントリビュートを開始。コミュニティ面のみならず、認証・認可やAPI関連の数々のプロジェクトを支援
2019年:
・国際カンファレンス(OSSJ, Apidays, KubeCon + CloudNativeConなど)登壇や技術情報サイトへの記事投稿を開始
https://thinkit.co.jp/author/15728
2023年:
・CNCFアンバサダー就任
https://qiita.com/official-columns/interview/202403-hitachi-3/
2024年:
・Cloud Native Community Japanのオーガナイザーに就任
・Cloud Native Community JapanのサブグループであるCloud Native Security Japanを設立し、リーダーに就任
https://deh.hitachi.co.jp/_ct/17706412
・TAG Security APACの設立に尽力
https://github.com/cncf/tag-security/issues/1322
・IAM WPプロジェクトを開始し、プロジェクトリードに就任
https://github.com/cncf/tag-security/issues/1332
・Keycloak言語メンテナに就任
2025年:
・Keycloakの入門書「認証と認可Keycloak入門」をHitachi OSPOの中村などと執筆
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/news/2025/info_2504_01.html
・TAG Security and ComplianceのTech Lead就任
https://www.hitachi.co.jp/products/it/oss/news/20250807.pdf
2026年:
・CNCF Community Awards TAGGIE賞受賞
■関連サイト
・日立クラウド:Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の活動
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/articles/cncf/?ni=260415
・日立OSPO ホームページ
https://www.hitachi.co.jp/products/it/oss/ospo/index.html
・OSS(オープンソース・ソフトウェア) ホームページ
https://www.hitachi.co.jp/products/it/oss/index.html
・HMAX について
https://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/hmax/index.html
■商標注記
記載の組織名、製品名などは、それぞれの組織の登録商標もしくは商標です。
■お問い合わせ先
株式会社日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニット
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/
以上
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