すれ違い、感覚のズレ、モラハラ……9割の妻が、夫に不満アリ! 『イマドキ夫婦白書2016』発表 

DV・モラハラの可能性をはらむ夫婦も意外と多い!?「Como」2016年8月号、7月7日発売

株式会社主婦の友社

株式会社主婦の友社は、ママ雑誌「Como(コモ)」2016年8月号(7月7日発売)にて、『イマドキ夫婦白書2016』を発表いたしました。いつもそばにいるのに、実はいちばん遠い存在になっているかもしれない……!? 夫との関係をクローズアップ。夫婦間の呼び名から家計管理、家事&育児分担、夫婦ゲンカ、ヒミツ、浮気、二人目不妊、離婚やDV&モラハラまで……読者アンケートから、一見仲良しに見えるComoママ世代の夫婦の“心の溝”にせまりました。

『Como2016年8月号』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01G7I3RGW

『イマドキ夫婦白書2016』
アンケート実施時期:2016年4月26日~5月6日
回答者数:Como読者ママ(子ども年齢2~10才を想定)100人
実施方法:郵送にて
回答者の平均年齢:34.4才(夫の平均年齢:37.1才)

 

 
  • 夫婦関係の悩みトップ3!

1位 夫婦で会話する時間がない 47%
2位 金銭感覚や節約感覚のズレ 44%
3位 セックスに関する感覚のズレ 9%

夫は仕事に忙しく、妻は子育てで疲れ、会話のなさが浮きぼりに。だからこそ、お金のこと、セックスのこと、子どもの教育のこと、健康のことなど、真剣な話がなかなかできないのです。

 
  • 夫婦の1日の会話時間は?  30分以下 40% 1時間以下 25%

夫婦の1日の会話時間は30分以下の家庭が40%も。とくに平日は、話す時間がほとんどないようです。4時間以上という人は「家族みんなで話している時間も含む」とのこと。会話不足が、夫婦の様々なトラブルの原因につながることもあるようです。
 

  • お金の管理はどっち? 妻61% 夫30% 各自9%


「妻が財布のひもをにぎっている」と言われたのは過去の話? 3割の家庭では夫が家計管理をしています。そして、「節約してほしいけど言えない」「夫の給料明細書を見たことがない」など、夫が完全に主導権をにぎっている家も。

 

 
  • おこづかいは? 貯蓄額は? 妻 平均5千円、夫 定額制で3万円の人が最多回答!妻の貯蓄額に、夫は興味なし……!? 


【妻のおこづかい】
 

【夫のおこづかい】
 

妻の場合、「おこづかい」の概念が夫とは違い、定額制以外にも「ランチ代は家計の中の交際費」「洋服代は家計費」という場合や、「独身時代の貯蓄をくずしておこづかいにしている」人も。 一方、妻が家計管理をしている家庭の夫には定額制が多く、その額は9割が3万円以下で、「わが家は1万円。よくがまんしていると感心します」(A.I・37才)というコメントも。

 

また、妻が夫の貯蓄額を知っている割合は62%なのに対し、夫が妻の貯蓄額を知っている割合は47%と少なめでした。妻のおサイフ事情に関して、夫の興味は薄いのかも……!? 

 
  • 夫のケータイ、スマホ見てますか? 見る 49% 見ない 51%


Comoママ世代のなかでは「ケータイを見るなんてマナー違反」の常識なし!? なんとほぼ半数を「見る」派が占めてしまいました。でも詳しく聞いてみると、「1カ月に一度は見る」という定期チェック型だけでなく、「夫のスマホでゲームする」という共有型、「夫がメールやLINEを見せて話題にする」のオープン型など多彩な回答を含んでいました。

 
  • 夫婦のSEX頻度はどれくらい? 1カ月に1~2回 37% セックスレス 25%


 

回数が少ない人に理由をたずねると、大まかに言って回答のベクトルが「したくないから」「忙しいから」「本当はしたいけど……」の3パターンに分割。また、この回数に対する“満足度”も併せてたずねたところ、「満足」な人が37%。対して「不満」は22%、そして「無回答」が41%も。「満足」派のなかで回数多めの妻は「スキンシップとして大事なので」、少なめ妻は「したくないし、めんどうだから(少なくても)満足」と回答。

 
  • 離婚を考えたことは? ある48% ない52%


「ケンカしたとき」「不満を感じたとき」に離婚を考えるようですが、「やっぱりこの人しかいない」と思ったり、「子どもがさびしがる」と考え、離婚を踏みとどまっているようです。

 
  • 夫をDV・モラハラと感じたことはある? YES 9% わからない 13% NO 70% 無回答 8%


※DV……ドメスティック・バイオレンス。家庭内暴力のこと
モラハラ……モラルハラスメント。言葉や態度による精神的暴力のこと

 

「ありえない」「想像もつかない」という回答が多い一方、「YES」「わからない」を合わせると22%も。そして「無回答」の人もグレーゾーンの域……?

 
  •  夫にどんなことされたか、個別回答をピックアップすると……


●「2人目を出産し、退院して帰宅したあとにケンカになり、なぐられた。産んだばかりで体がフラフラなのに!」(いぶたんママ・30才)
●「なぐられたことはないけれど、言葉の暴力は常にある」(ひろ・33才)
●「私の仕事や学歴などをバカにする。子どもに手を上げる」(S.Y・30才)
●「キレてしまうと物を投げたり、こわしたりすることがよくある。『女は子守りするのが当然』というようなことばかり言う」(なちゃん・29才)
――まずは、「DV・モラハラ」とは何かを知ることが大切です。

 

  • 臨床心理士・博士 本田りえ先生より、緊急提案!『モラハラってこんなこと』チェックリスト

「もしも一度でもなぐられたことがあるなら、それは明らかにDV。なぐられた人はその恐怖を忘れませんから、そのあとは言いたいことも言えなくなり、関係が対等ではなくなります。モラハラはDVほどわかりやすくなく、 “チェックリストに○個あてはまればモラハラ”とは断言できない複雑さがありますが、ポイントになるのは被害者の精神状態。モラハラが起きると2人の関係は対等ではなくなり、支配と束縛による上下関係ができてしまいます。生き地獄のような毎日で徐々にその人らしさが奪われ、抜けがらのようになっていきます。チェックリストにあてはまる数が多いほど、要注意」(本田先生)。

 



【夫(加害者)チェックリスト】
□人づきあいの基本は「使える・使えない」で考える
□基本的に人を信用せず、信頼している友だちもいない
□いつも自分が最優先
□お店で突然クレーマーに変身することがある
□妻の向上心や楽しみを否定する
□「おまえを理解できるのはオレだけ」と理解者アピールする
□束縛が激しく、妻を飲み会などに行かせない
等……

【妻(被害者)チェックリスト】
□夫の帰宅時間が近づくと、緊張して体がこわばる
□言われると断れない。完璧にやらねばと思う
□夫の顔色をうかがい、こまかなしぐさまでよく見てしまう
□夫が怒りだすと、早くその場をおさめることだけを考える
□間違っていても正さず、流す
□きげんをそこねるようなことは、できるだけ言わない
□外出先で帰宅時間を超えると、あせってしまう
等……

 
  • 夫婦の未来。夫とずーっと結婚していたい? YES 69% NO 6% わからない 25%


【YES派】
●不満はいろいろあるけど、私のよき理解者だから。(ちまこ・35才)
●いいことばかりじゃないけど、結婚生活でしか得られない幸せがある。(N.T・35才)
【NO派】
●つきあっていたころはやさしい人だと思ったけれど、ぜんぜんやさしくなかった!
(ひまわりの種・35才)
●正直、すぐにでも離婚したいけれど、「まだガマンできるかな」と揺らいでいます。(K.N・32才)

 
  • 総論

9割の妻が多かれ少なかれ不満を抱えていることが明らかになった、イマドキComoママ世代の夫婦生活。それでも約7割の妻は結婚生活の継続と、夫との未来を望んでいるようです。一方で、10人に3人は夫婦の未来予想図を描けないでいるのも事実。とくに編集部が衝撃を受けたのは、DV・モラハラなど、近ごろとくに注目を浴びるディープな夫婦問題を抱えている(ように思える)読者が想像を超えて多かったこと。今後も編集部は、ママ世代の夫婦関係について考えていきたいと思います。

◆本田りえ◆
臨床心理士・博士。武蔵野大学非常勤講師。同大学心理臨床センター相談員。専門はトラウマケア・被害者学。DVやハラスメントの心のケアにも詳しく、個別カウンセリングでは子育てや夫婦関係の悩みを聞く機会も多い。共著に『「モラル・ハラスメント」のすべて』(講談社)、著書『みんな「夫婦」で病んでいる』(主婦の友社)
 

『Como2016年8月号』
発売日:2016年7月7日(木)
特別定価:680円(税込み)
雑誌コード:13801-08
表紙:りんあんちゃん&藤本美貴さん
https://www.amazon.co.jp/dp/B01G7I3RGW

◆本件に関するお問い合わせ先
株式会社主婦の友社
広報・宣伝課
TEL:03-5280-7577(直通)
pr★shufutomo.com ※★を@に変換してください

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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会社概要

株式会社主婦の友社

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URL
https://shufunotomo.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5280-7500
代表者名
大宮 敏靖
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1916年09月