キリンビール福岡工場・岡山工場で購入する全電力を100%再生可能エネルギー化

~RE100※1の達成を目指し、2023年1月より導入~

 キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)のグループ会社である、キリンビール株式会社(社長 堀口英樹、以下キリンビール)は、キリンビール福岡工場(工場長 高橋伸夫)とキリンビール岡山工場(工場長 萱場英樹)で購入する全電力を2023年1月より再生可能エネルギー(以下、再エネ)100%にします。これにより両工場の購入電力由来のGHG※2排出量はゼロとなります※3。国内ビール工場では、先行してキリンビール名古屋工場(工場長 千葉一弘)とキリンビール仙台工場(工場長 末武将信)が再エネ100%となっています。今回の導入により、キリンビール全9工場のうち4工場で再エネ100%となるとともに、キリンビール全体の再エネ比率は42%となります。将来的にはキリングループの事業で使用する全ての電力を再生可能エネルギーに置き換え、早期のRE100達成を目指します。
※1:RE100は、電力の再生可能エネルギー100%化を目指す企業で構成される国際的な環境イニシアチブ。キリングループは2020年11月にRE100へ加盟し、2040年までに使用電力の再生可能エネルギー100%化を掲げている
※2:温室効果ガス
※3:GHG排出量年間約7,700tの削減

 キリンビールでは、新たな再エネ発電設備を社会に増やし、火力電力を代替して社会の脱炭素化に貢献するべく、キリンビール全9工場への太陽光発電電力の導入・稼働を完了させるなど、これまでも再エネ利用を進めてきました。今回、社外から購入する電力を再エネに切り替えることで、再エネ利用拡大の取り組みを加速していきます。


 当社は、2020年11月にRE100に加盟し、2040年までに使用電力の再生可能エネルギー100%化を掲げています。本件はこれらの取り組みの一環であり、当社が脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでいきます。

 さらに当社は、「キリングループ環境ビジョン 2050」で「2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量をネットゼロ※4にする」という高い目標を掲げており、2022年にはSBTイニシアチブ※5によるSBTネットゼロの認定を世界の食品企業として初めて取得しました。Scope1とScope2においては、燃料転換の実施、プラントエンジニアリングの力を駆使したヒートポンプの導入や、排水処理設備から得られるバイオガスを利用した発電などの再生可能エネルギー活用を進めています。Scope3においては容器軽量化や共同配送を含むバリューチェーンでのGHG削減の取り組みを進めています。
※4:人為起源のGHG排出量と除去量がつり合い、大気中へのGHG排出が正味ゼロの状態
※5:2015年にCDP、国連グローバルコンパクト、世界資源研究所およびWWFの4団体で設立されたイニシアチブ

 当社は、2050年までのネットゼロ実現を目指し、今後も社会と企業のレジリエンス強化へ向けた「キリングループ環境ビジョン2050」の実現に向け、脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでいきます。

<参考>
 ・キリングループ環境ビジョン2050  https://www.kirin.co.jp/csv/eco/mission/

 

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会社概要

URL
https://www.kirinholdings.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
電話番号
03-6837-7000
代表者名
南方 健志
上場
東証1部
資本金
1020億4579万円
設立
1907年02月