阿刀田高、中瀬ゆかりが“本を贈る魅力”について語る「親子の日」に“本を贈ろう”記者発表イベント開催
書店が提案する親子が本でつながる新しい習慣
株式会社TSUTAYA(以下、TSUTAYA)は7月13日(金)に東京・渋谷にて、書店が提案する親子が本でつながる新しい習慣「親子の日」に“本を贈ろう”記者発表を開催いたしました。
■「親子の日」に“本を贈ろう”公式ページ
http://oyako.org/news/2018/06/gift/
この度のイベントでは、日本ペンクラブ会長や直木賞選考委員も歴任された「ナポレオン狂」「新トロイア物語」などで知られる作家・阿刀田高先生と、新潮社出版部部長でコメンテーターとしてもご活躍の中瀬ゆかりさん、代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ 宮台由美子が、本を贈る習慣や本の持つ価値などについてトークセッションも行いました。
山梨県立図書館の館長として、本を贈る活動を行われていた阿刀田先生は「女性が男性に本を贈るスペインの習慣『サン・ジョルディの日』が話題になりまして、私が図書館の館長に就任したので、山梨県だけでもやってみたらどうかと始めました。図書館では(選書の)リストアップをやったほか、本を贈る喜びと、贈られた喜びを作文にしてもらい、そのコンクールも行いました。読書人口を増やすことは店にとっても図書館にとっても利益になるという事で、その他にもトークイベントなどを開催して書店と図書館が接点を持つような活動も行いました」と自身の取り組みについてコメントされました。
中瀬さんも「本を贈られて、それを感じるのは子ども側なので、本を贈るのに正解はないと思います。映画『プリティ・ウーマン』でもオペラに行くデートのシーンで“最初に出会う作品の大切さ(最初に観たオペラ作品がつまらなければオペラ自体を嫌いになってしまう可能性がある)”についてのセリフがありますが、本も同じで、大人もカッコつけすぎて渡すのではなく、本当に面白いと思うものを渡せばいいと思います」とお話しされました。
イベント終盤には、本プロジェクトに参画頂いた書店員さんが「自身の思い出の一冊」を手に取り登場し、フォトセッションを行いました。
・阿刀田高/『ことばのこばこ』、『俳句歳時記』
・中瀬ゆかり/『こねこのぴっち』
・旭屋書店池袋店:礒部ゆきえ/『わすれられないおくりもの』
・SHIBUYA TSUTAYA:塘慶太/『タイニータイニーハッピー』
・「親子の日」本でつながるプロジェクト株式会社TSUTAYA取締役:杉浦敬太/『SLAM DUNK』
・代官山 蔦屋書店:宮台由美子/『魔女がいっぱい』
・多田屋:永野晋也/『生き方』
・BOOKSえみたす桶川店:檜垣光歩『精霊の守り人』
■「親子の日」に“本を贈ろう”について:http://oyako.org/news/2018/06/gift/
「親子の日」に“本を贈ろう”フェアでは、親から子へ伝えたいことはたくさんあるはずなのに、会話がない、タイミングがない、面と向かって言うのは恥ずかしいなどの理由で、“伝えたい想い”を伝えられていない親世代に向けて、各書店および協力出版社による「親から子へ贈りたい本」の推薦本コーナーの展開、およびメッセージを自由に書き込むことのできるメッセージしおり、オリジナルブックカバーを無料で配布しております。
http://oyako.org/news/2018/06/gift/
親が日ごろなかなか言葉にして伝えられない子どもへの想いを「一冊の本」に込めて子どもに贈る新しい習慣の提案として、「親子の日」に“本を贈ろう”フェアを、7月1日より「『親子の日』本でつながるプロジェクト」に参画する各書店(プロジェクト参画書店:旭屋書店/リブロ/パルコブックセンター/よむよむ/多田屋/オリオン書房/BOOKSえみたす)全国約900店舗にて開始しております。
この度のイベントでは、日本ペンクラブ会長や直木賞選考委員も歴任された「ナポレオン狂」「新トロイア物語」などで知られる作家・阿刀田高先生と、新潮社出版部部長でコメンテーターとしてもご活躍の中瀬ゆかりさん、代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ 宮台由美子が、本を贈る習慣や本の持つ価値などについてトークセッションも行いました。
山梨県立図書館の館長として、本を贈る活動を行われていた阿刀田先生は「女性が男性に本を贈るスペインの習慣『サン・ジョルディの日』が話題になりまして、私が図書館の館長に就任したので、山梨県だけでもやってみたらどうかと始めました。図書館では(選書の)リストアップをやったほか、本を贈る喜びと、贈られた喜びを作文にしてもらい、そのコンクールも行いました。読書人口を増やすことは店にとっても図書館にとっても利益になるという事で、その他にもトークイベントなどを開催して書店と図書館が接点を持つような活動も行いました」と自身の取り組みについてコメントされました。
また、日ごろから本を贈る機会が多い中瀬さんは「お菓子の感想はそこで終わってしまうけど、本の感想は一生続くと思っています。本が、共通の物差しとなり、人と分かり合える最愛のツールで、その人を知りたい、私のことを知ってほしいというラブレターでもあり、私の履歴書のようでもあり、ドキドキしながら渡します。24時間という時間面積の奪い合いの中で、本を読むということは、横だけでなく奥行のある深い時間を過ごすことができる。そのために、本を贈る活動を行っています」と本が持つ価値についてお話しされました。
また、親から子に本を贈る取り組みについて、阿刀田先生は「本には存在感があります。本を贈るということは、単純にモノを頂いた以上の喜びもあって、仮に贈られた子どもがそのときは興味を示さなくても、その後の人生に全く影響がないとは思いません。親が自分にその本を託したことは覚えている。それは本がもつ凄い価値だと思います。広辞苑を机の上に置いておくだけで、存在感がある。子どもはじっとそれをみることで、“そこにある”ということを訴えかけられるのです」と本の存在感についてコメントされました。
中瀬さんも「本を贈られて、それを感じるのは子ども側なので、本を贈るのに正解はないと思います。映画『プリティ・ウーマン』でもオペラに行くデートのシーンで“最初に出会う作品の大切さ(最初に観たオペラ作品がつまらなければオペラ自体を嫌いになってしまう可能性がある)”についてのセリフがありますが、本も同じで、大人もカッコつけすぎて渡すのではなく、本当に面白いと思うものを渡せばいいと思います」とお話しされました。
イベント終盤には、本プロジェクトに参画頂いた書店員さんが「自身の思い出の一冊」を手に取り登場し、フォトセッションを行いました。
■皆様にお持ちいただいた「思い出の一冊」(敬省略)
・阿刀田高/『ことばのこばこ』、『俳句歳時記』
・中瀬ゆかり/『こねこのぴっち』
・旭屋書店池袋店:礒部ゆきえ/『わすれられないおくりもの』
・SHIBUYA TSUTAYA:塘慶太/『タイニータイニーハッピー』
・「親子の日」本でつながるプロジェクト株式会社TSUTAYA取締役:杉浦敬太/『SLAM DUNK』
・代官山 蔦屋書店:宮台由美子/『魔女がいっぱい』
・多田屋:永野晋也/『生き方』
・BOOKSえみたす桶川店:檜垣光歩『精霊の守り人』
■「親子の日」に“本を贈ろう”について:http://oyako.org/news/2018/06/gift/
「親子の日」に“本を贈ろう”フェアでは、親から子へ伝えたいことはたくさんあるはずなのに、会話がない、タイミングがない、面と向かって言うのは恥ずかしいなどの理由で、“伝えたい想い”を伝えられていない親世代に向けて、各書店および協力出版社による「親から子へ贈りたい本」の推薦本コーナーの展開、およびメッセージを自由に書き込むことのできるメッセージしおり、オリジナルブックカバーを無料で配布しております。
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