~DXビジョン「Digital Fusion」累計1000億円投資の一環~ Cross Capital IへのLP出資に関するお知らせ
東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西川 弘典、以下「当社」)は、Cross Capital Pte. Ltd.(本社:シンガポール、Co-Founder CEO 中村貴樹、以下「Cross Capital」)に対し、同社グループが運営するFund of Funds(※)のリミテッドパートナー(LP)として出資を2025年10月31日に実施いたしましたのでお知らせいたします。当社がFund of Fundsを通じて積極的な連携支援を享受できる海外ベンチャーキャピタルへ出資するのは初となります。当社の DX ビジョン「Digital Fusion デジタルの力であらゆる境界を取り除く」で目指す2025~2030 年度累計で1000億円以上のDX・新規事業投資に取り組み、先進的な DX を実 現する当社事業の一環です。
本出資を通じて当社は、2030年度を見据えた長期ビジョン「GROUP VISION 2030」に掲げる全社方針である「環境経営」・「DX」の推進と、2025年5月に策定した「中期経営計画2030」における強固で独⾃性のある事業ポートフォリオの構築に向けた重点テーマである「①広域渋谷圏戦略の推進」、「②GXビジネスモデルの確立」、「③グローカルビジネスの拡大」の実現をより一層推進いたします。
※Fund of Funds(FoF):複数ファンドに分散投資し、リスク低減と安定運用を図るモデル

「GROUP VISION 2030」に掲げる上記の「全社方針」および「重点テーマ」の実現には多様なテクノロジーとビジネスモデルの融合が必要であり、単一企業の取り組みだけでは限界があります。Cross Capital様は、グローバルFund of Funds運用を通じ、世界各地に広がるネットワークおよびグローバルスタートアップの革新的技術・サービスの日本企業への提供、実証・事業化をハンズオンで支援する高い能力を有する稀有なパートナーであり、同社との連携により当社が志向する社会課題の解決と新たな価値創出を加速させ、持続的な成長と企業価値の向上を目指して参ります。
■当社の目指す「ありたい姿」
全社方針のうち、「環境経営」については脱炭素社会の実現に向け、当社グループの中核会社である東急不動産株式会社では、国内トップクラスの事業規模で展開する再生可能エネルギー事業を活かし、2022年12月に全保有施設の電力を100%再生可能エネルギーに切り替え、2024 年には RE100事務局より「RE100」の目標達成を国内事業会社として初めて認定されるなど、2050年のネットゼロエミッション達成を目指して様々な環境先進の取り組みを積極的に進めております。また、3つの重点課題と捉える脱炭素社会、循環型社会、生物多様性の推進とともに、当社が持つ環境先進の強みに社会課題解決を掛け合わせ、事業と融合させることで当社ならではの付加価値=「環境プレミアム」を創出し、これからの世の中に求められる価値を提供していきます。
また上記と並行し、幅広い顧客接点と事業創造力という強みの最大化と独自のビジネスエコシステムを効果的に駆動させる「DX」を進め、各事業における競争優位性の確立および、地域課題や社会課題の解決に資する高い付加価値の創出、さらにはイノベーションによるビジネスモデル変革(BX)を促進することで、将来にわたる新たな収益源の獲得および重点テーマの実現に取り組んでおります。
こうした取り組みを加速するため、Cross Capital様との連携を進めて参ります。
■各社のコメント
東急不動産ホールディングス株式会社 執行役員 泰道 周作
 私たちは環境先進企業として、持続可能なまちづくりと次世代産業基盤の構築に深くコミットしています。Cross Capital様との連携により、多様な先端技術と事業モデルが統合され、環境面と産業面双方の課題解決が可能になると確信しています。当社のビジョンを共有し、新たな成長機会をともに切り拓けるパートナーシップを大変心強く感じています。
Cross Capital Pte. Ltd. 代表取締役 中村 貴樹
東急不動産ホールディングス様をはじめとする主要パートナーの出資を得て、より一層日系企業の裾野を広げられること、そしてグローバルネットワークを強化できることを大変光栄に思います。スタートアップの素晴らしい技術やソリューションと、東急不動産ホールディングス様の多様なアセットを掛け合わせ、業界の新たなアイコンとなるようなプロジェクトを共創して参ります。
■各社概要
東急不動産ホールディングス株式会社(Tokyu Fudosan Holdings Corporation)
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
代表者:代表取締役社長 西川弘典
事業内容:東急不動産ホールディングスグループは、都市開発事業、戦略投資事業、管理運営事業、不動産流通事業の4事業を展開し、オフィスビル・商業施設開発、住宅分譲、賃貸住宅(マンション・学生レジデンス)、ホテル・リゾート、再生可能エネルギー、物流施設、国内外の投資マネジメントなど幅広く手がけています。持続可能な社会の実現に向け、環境経営やデジタルトランスフォーメーションを推進し、広域渋谷圏など都市づくりで地域価値の向上と社会課題解決に取り組んでいます。
Cross Capital Pte. Ltd.
本社所在地:シンガポール
代表者:Co-Founder CEO 中村貴樹
企業サイト:https://crosscapital.ltd
事業内容:Cross Capitalは日本企業に特化したFund of Funds(FoF)型の投資運用を行っており、グローバルなスタートアップエコシステムとの連携を通じてイノベーション創出を支援しています。日本の大手企業をリミテッドパートナーとして、国外の有望スタートアップへ投資を行い、ビジネス開発や人材育成などのハンズオン支援を強みとしています。国内外のクロスボーダー連携を促進し、日本産業のデジタル化や環境対応の加速を目指しています。
■東急不動産ホールディングスが進めるDX推進について
当社グループは、「Digital Fusion デジタルの力であらゆる境界を取り除く」というDXビジョンを定め、2025~2030年度累計で1000億円以上のDX・新規事業投資をすることにより、先進的なDXを実現することを掲げております。
DXビジョンに基づき、働きがいを実感する従業員による質の高いサービスが、お客さまの感動体験を生み、さらに従業員のモチベーションを向上させるようなEXとCXの好循環につなげていきます。積極的なAI活用を起点としたこのサイクルを、グループ連携やパートナー共創、DX推進を支える基盤の強化によって加速させ、ビジネスモデル変革とその先の新たな収益源の獲得を実現することがDXによる価値創造を考えております。
■DXによる価値創造の全体像

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
