凶悪犯罪に切り込み、身元不明遺体に名前を見つける”一般の人たち”を追ったノンフィクション『未解決殺人クラブ 市民探偵たちの執念と正義の実録集』発売(12/16)。
人生をかけて未解決事件を追った、市民探偵たちの手に汗握るノンフィクション。
アメリカには下記のような、「市民探偵」が多くいる。
・40年逃げ続けた「黄金州の殺人鬼」を追い詰めた作家
・娘を殺したギャングをSNSの偽アカウントで騙して捕らえた母親
・身元不明遺体の頭蓋骨から似顔絵を描き、何百枚もの写真から見つけた会計士
・仕事から帰宅し、家事を終えると夜な夜なコンピュータの前に座り捜査をする手芸店店員
・猫をいじめる動画をネットに上げた犯人を、その動画の背景から割り出そうとするアナリスト
実際に起きたいくつもの事件とそれを解決した市民探偵たちへの取材から、
あまり知られることのない彼らの正義と執念を描いた一冊。
連続殺人鬼に遭遇した人の証言など、手に汗握るスリリングな面も。
どの市民探偵も、未解決事件に関心を抱くようになった個人的経験を持ち、
調査する事件からも人生を変えさせられるほど大きな影響を受けていた。
Netflix『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』『なぜ殺したの?』、映画『ザ・スレッド』など映像化された事件も掲載。
目次
1 なぜ彼女を殺したの?
2 世界初のサイバー探偵
3 私の初めての「事件解決」
4 Web探偵
5 マザー・ロード
6 捉えられた黄金州の殺人鬼
7 フォーエバー・ヤング
8 すべては殺人からはじまった
9 『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』
10 ルカ・マグノッタの仮面を?ぐ
11 バイオインフォマティクス(生物情報学)のロード氏はまさに神
12 探偵がしくじるとき
著者略歴
著者 ニコラ・ストウ Nicola Stow
ロンドン在住。犯罪を専門に、20年以上ジャーナリストとして活動している。連続殺人犯ピーター・トービンの被害者家族の独占記事に取り組みながら、麻薬組織や小児性愛者組織の内情を暴き、金融危機の最中にHBOSの銀行家たちが30万ポンドのジャンケットを楽しんでいたと潜入取材で明らかにした。ゴーストライターとしても活動し、多くのベストセラーを出している。
訳者 村井理子 Murai Riko
翻訳家・エッセイスト。1970年静岡県生まれ。滋賀県在住。訳書に『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮文庫)、『黄金州の殺人鬼』『捕食者』(亜紀書房)、『メイドの手帖』(双葉社)、『エデュケーション』(ハヤカワ文庫)など。著書に『ブッシュ妄言録』(二見文庫)、『村井さんちの生活』(新潮社)、『実母と義母』(集英社)、『兄の終い』『全員悪人』(CCCメディアハウス)、『ハリー、大きな幸せ』『家族』(亜紀書房)など。
書籍概要
書名 :未解決殺人クラブ 市民探偵たちの執念と正義の実録集
著者 :ニコラ・ストウ
訳者 :村井 理子
発売日:2023年12月16日
判型 :四六
頁数 :336ページ
定価 :2,640円(税込)
発行元:株式会社大和書房 https://www.daiwashobo.co.jp
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