【NADiff a/p/a/r/t】東山詩織の個展「Personal Hedges」を6月16日(金)より開催。人間が心身を守るときの無意識、意識的な行為と反応をテーマにした新作群を発表
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=30499
- 概要
このたびNADiff Galleryでは、東山詩織の個展「Personal Hedges」を開催いたします。
東山詩織は、1990年兵庫県生まれ、東京藝術大学美術研究科修士課程を修了後、東京を拠点に活動しています。2021年2月号『美術手帖』の特集「ニューカマー・アーティスト100」に選出され、今年4月に開催された「日本国憲法展」(無人島プロダクション/東京)に参加するなど、着実に評価を高めています。
東山の作品は、グリッドやパースを複雑に組み合わせた幾何学的な画面構成と、和紙に色鉛筆や水彩絵の具で描かれたきめ細かな質感が特徴です。本展では、東山が近年関心を寄せる「自分の心身を守る無意識、意識的な行為や反応」を主題とした新作を展覧いたします。人と人の間にある外的・内的な境界線、内側にある安らぎと外側に潜むものの予感を湛えた新作群を、ぜひこの機会にご高覧ください。
- アーティスト・ステートメント
住宅街を歩くと家の周りは、生垣には緩やかに、コンクリートブロックには固く囲まれていることに気づく。ペットボトルに水を入れて置かれた猫よけが塀に沿って置かれていたり、塀にトゲトゲの忍び返しが設置してあると、過去に何かあったのかなと想像する。保育園などには棘つきの塀があり、門前には警備の男性が立っていたりする。見ているぞと書いてある歌舞伎役者のような目がプリントされた防犯シール。刑務所には高い塀があり刺股が至る場所で常備されている。
「個人の境界線」はそれぞれの人間間の相互作用において、内的外的どちらにも影響している。保護されていることになれば、封じ込められていることにもなる。
小さい頃に読んだ少女漫画の登場人物で、男性に肩を触れられるのが嫌な少女がいた。その現実を彼女がどう解決したかというと、服の下の肩部分にハンカチを忍ばせて(乗せて)おき、また肩を触られても一枚布を隔てているので、平気なようにしたのだった。それを読んだときは、何も解決していないし、なぜ自分を変えてしまうのか?と腑に落ちないと同時に、そのような考え方もあるのかと驚き、作品名は忘れてしまったのにそのシーンだけが強く記憶に残っている。(もし作品名に心当たりがある方は教えていただけると嬉しいです。)
小さく弱く、か細く思えるこれらのような防御や反応の、様々な個人的とも思える事柄を収集し平面作品を制作する。
個人的な主観体験は社会的なことにつながっており、ポジティブな防衛の物語には学びがあるように思える。
東山詩織
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販売について
NADiff a/p/a/r/t 店頭とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。
店頭販売開始日|2023年6月16日(金)13:00
オンライン販売開始日|2023年6月18日(日)13:00
https://oil.bijutsutecho.com/artist/1626
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
- アーティスト・プロフィール
東山詩織
1990年兵庫県生まれ。東京藝術大学美術研究科修士課程修了、東京を拠点に活動。
人と人との境界線を重要な観点とし、自分の心身を守る無意識、意識的な行為や反応の産物を物語などのフィクションから体験談、武器や防具、陣形図、生垣をリサーチし、平面作品を制作している。
個展
2023年「盾、ハンカチ」遊工房、東京
2022年「boundary line」second 2. 東京
2022年「盾、葉」Token Art Center、東京
2020年「simple bed」Token Art Center、東京など。
グループ展
2023年「日本国憲法展」無人島プロダクション、東京
2022年 「LTYEオープンスタジオ 東山 詩織/郷治 竜之介」遊工房アートスペース、東京
2022年「Ai Mi Tagai London/Tokyo 2022」White Conduit Projects、ロンドン
2021年「Heritage Space MAP 2021」Heritage Space、ハノイ
2021年「SHIBUYA STYLE vol.15,SEIBU」西武渋谷店美術画廊、東京
2021年「舞うように考える Thinking like dancing」Do a Front、山口
2021年「エマージング・アーティスト展」銀座蔦屋書店GINZA ATRIUM、東京
2021年「Ai Mi Tagai 2021」遊工房アートスペース、東京
2019年「Token Art Center プレオープン展」Token Art Center、東京など。
Web|https://shiorihigashiyama.com/
Instagram(@shio.rihigashiyama)|https://www.instagram.com/shio.rihigashiyama
- 展覧会情報
東山詩織「Personal Hedges」
期間|2023年6月16日(金)~7月2日(日)
時間|12:00~20:00
定休日|月曜日
会場|NADiff a/p/a/r/t 1階、地下1階 NADiff Gallery
入場|無料
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=30499
【NADiff a/p/a/r/t 営業時間と定休日変更のお知らせ】
6月14日までの営業時間は13:00~19:00、定休日は月~水曜日、6月15日以降は営業時間が12:00~20:00、定休日は月曜日となります。
- 店舗情報
NADiff a/p/a/r/t
コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップです。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売に留まらない情報発信を様々な取り組みで行っています。
住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
Twitter|https://twitter.com/NADiff_apart
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
- CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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