【ガソリン代に関する調査】ガソリン価格の地域差は最大20円/L以上
地方からは「車が必須で生活費を削った」「生きていくのがつらい」との切実な声も
個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」(以下、定額カルモくん)を提供するナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高橋 飛翔)は、全国の男女4,407人を対象に、ガソリン代の補助金や暫定税率に関する意識と、ガソリン代の高騰が生活に与えた影響についてインターネット調査を実施しましたので、調査結果をお知らせいたします。

政府の物価高対策の一つであるガソリン補助について、2025年5月22日より当面のあいだ、価格の目安を設けず、段階的に10円/1Lまで引き下げる方針が決まりました。また、道路整備の財源として一時的に上乗せされている暫定税率についても、時期は未定ながら廃止が決まっています。しかしガソリン価格の高騰はすでに人々の生活にさまざまな影響を与えているようです。
そこで「おトクにマイカー定額カルモくん」では、全国の男女4,407人を対象に、ガソリン補助や暫定税率に関する意識と、ガソリン価格の高騰が生活に与えた影響についてインターネット調査を行いましたのでご紹介します。
【調査概要】
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調査対象:全国の男女4,407人
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調査機関:自社調べ(調査ツールFastask使用)
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調査方法:インターネット調査
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調査期間:2025年4月9日~4月17日
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有効回答数(サンプル数):4,407
■半数以上がガソリン補助の下げ幅が「少ない」と感じている
Q1:ガソリン補助の下げ幅が10円/Lで検討されていることについてどう感じますか?

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多い:13.5%
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適切:25.3%
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少ない:56.1%
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その他:5.2%
ガソリン価格への補助額が10円/Lで検討されていることについて適切と思うか聞いたところ、半数以上となる56.1%が「少ない」と感じていることがわかりました。その理由として多かったのが、「価格が180円/Lを超えている現状で10円/Lでは家計の支援、改善にならない」「高騰する前より高いので意味がない」「数ヵ月もすれば下げたぶんくらいまた高くなる」など、「焼け石に水」といった声。また、「車に乗る機会が少ない消費者にも大きな影響が及んでいる」「輸送費が下がれば物価も下がるのに」と、10円/L減では、輸送コストの高騰が反映された商品価格の改善には至らないといった声も聞かれました。
次いで多かったのは「適切」で25.3%。「結局は税金なので多すぎるのも問題」「状況を踏まえれば妥当」と、情勢や財源を鑑みて回答した方や、「普段ガソリンを使わないから関心がない」という方が大半でした。
「多い」と回答した13.5%も、「税金が原資なのでいずれ影響が出る」「いつまでも『補助』で税金にきりがない」と、将来的な負担を懸念しての選択という声が占める結果となりました。
なお、「その他」の5.2%をはじめ、すべての回答の中で最も多く見られたのが「暫定税率を廃止し、消費税との二重課税もやめれば50円以上下がるはず」「補助金よりも減税」「燃料油元売りに支給するのでは意味がない」といった声。「なぜ補助金にこだわるのか。政府の対応には不満がある」「目先の価格で『下げました』アピールをするためにやってる感じにしか見えない」といった政府への厳しい意見も少なくありませんでした。
■早急な暫定税率の廃止を望む一方で懐疑的な声も
Q2:ガソリン価格抑制の一環として、暫定税率の廃止も決まっていることは知っていますか?

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知っている:67.6%
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知らない:32.4%
続いて、道路整備の財源不足を補うために、1974年に一時的な措置として導入された暫定税率について、廃止が決まっていることをどれくらいの方が認識しているのかを調査しました。その結果、「知っている」は67.6%、「知らない」は32.4%となりました。
「知っている」と回答した方に暫定税率の廃止について意見を聞いたところ、「暫定なのだから、これまで長く続いてきたことが異常なのであって廃止は当然」「本来、道路特定財源から一般財源に変更した時点で廃止されるべきだった」など、「廃止する要件は満たしてるのだからすぐに廃止するべき」「これまで支払ったぶんを返してほしいくらいの気持ち」との声が大半を占めました。
また、廃止する時期が未定となっていることに対し、「決断が遅すぎる」「なぜ時期を早めようとしないのか疑問」と感じている方も多く、「結局うやむやにされそう」「やる気がないと思う」といった声や、「税が上がるときの対応はとても早いのに、廃止の場合は長い時間がかかる。この流れ自体が理解出来ない」「こういうことが政府の信用失墜を招いている」といった政府への不信感をあらわにする声も多くあがりました。
なお、暫定税率は1Lあたり25.1円が本来のガソリン課税額に上乗せされています。そのため、廃止により下がる税収を補うために「新たな税の創設等、ほかへの転嫁が憂慮される」「新たな名称で新設された税率で課税すると思う」との意見も一定数あり、「ほかで増税されては廃止の意味がない」と感じている方がいることもわかりました。
■実際のガソリン価格は居住地域で大きく異なる結果に
Q3:直近で給油したガソリンの種類と1Lあたりの金額を教えてください

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軽油:8.2%
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レギュラー:83.7%
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ハイオク:8.1%
ガソリン価格の全国平均は上がり続ける中、実際はどれくらいの金額なのでしょうか。全回答者の中から直近で給油をした方のうち914人を対象に、入れた油種と1リットルあたりの金額を伺いました。なお、経済産業省 資源エネルギー庁による4月14日調査のガソリン1リットルあたりの全国平均価格は、ハイオク197.3円、レギュラー186.5円、軽油166.2円となっています。
83.7%で最も多かった「レギュラー」では、175~179円/Lが24.6%、170~174円/Lが21.4%と、1リットルあたり170円台が半数近くを占め、180~184円/Lが16.5%と続きます。全国平均よりも低めの傾向なのは、価格が安いガソリンスタンドを選んだり、割引が適用されたりした金額であることが考えられます。
8.1%の方が利用した「ハイオク」でも、185~189円/Lが24.4%、180~184円/Lと190~194円/Lがそれぞれ15.1%で半数以上を占め、全国平均より低い金額で給油している方が多いことがわかります。しかし全国平均以上の金額だった方も12.0%おり、200円/Lを超える回答も散見されました。
一方「軽油」は、8.2%の方の回答によれば、1リットルあたり140円台が若干多いものの、190円以上まで広く分散しています。レギュラーやハイオクと同程度、またはそれ以上となる180円台/Lと190円台/Lも2割ほどを占めており、課税額の違いでレギュラーやハイオクよりも安くなる軽油でさえ、負担が大きくなっている様子がうかがえます。


対象者914人が直近で入れた油種と1リットルあたりの金額を、回答者の居住地域別に集計したところ、軽油、レギュラー、ハイオクそれぞれの平均価格はエリアによって大きく異なることがわかりました。
中でも中部、中国、四国地方はすべての油種で高めの傾向にあることがわかります。軽油とハイオクでは、最大の価格差が20円以上になる地域も。一方、関東はハイオクが若干高めなものの、軽油とレギュラーは最も安く、レギュラーに至っては全国平均より11.6円/Lも安い結果となりました。
また、レギュラーやハイオクは割引もあってか、実際の給油価格は全国平均よりも低めとなっていますが、軽油は5つのエリアが平均を超えており、中部、中国、九州・沖縄地方では、軽油の価格がレギュラーを上回っている様子も見られます。
生活に車が欠かせない地域では走行距離も長くなりやすいうえ、家族の人数分の台数を所有するケースも少なくないことから、ガソリン価格の高騰は家計を大きく圧迫するでしょう。実際、Q1やQ2の回答においても、「田舎に住んでおり、ガソリン価格の高騰は生活そのものに影響が出ている(北海道)」「ガソリンは生活に必要不可欠なので、できるだけ早く暫定税率の廃止を実現してほしい(四国地方)」「ガソリンは生活必需品。物価高にお米まで値上がりしている中で、もう少し補助があってもいいと思う(中部地方)」「安いスタンドを探して給油しているが、生活が本当に苦しく、生きていくのがつらい(近畿地方)」といった切実な声が聞かれました。
■ガソリン価格の高騰によって生活に変化が生じた方は約6割
Q4:ガソリン価格の高騰により変えたり控えたりしたことはありますか?生活の変化に最も影響したものを1つ選んでください。

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利用頻度や走行距離を減らした:22.2%
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給油回数や1回の給油量を減らした:12.2%
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安いGSやセルフのGSに変更した:15.4%
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運転の仕方を変えた:5.9%
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燃費の良い車に乗り換えた:4.3%
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その他:0.9%
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生活に変化はない:39.1%
次いで、ガソリン価格の高騰によって変えたり控えたりしたことがあるかを聞いたところ、60.9%の方が生活に変化を感じていることがわかりました。
その中で最も多かったのは、車やバイクの「利用頻度や走行距離を減らした」で22.2%。「徒歩20分圏内は車を使わないと家族で決めて歩いている。健康にも良いし一石二鳥だと考えるようにしている」「公共交通機関に変えて本を読む時間が増えた」と前向きにとらえる声もある一方で、「趣味の活動を控えるようになった」「自宅にいることが増えたのでプライベートの充実度が下がった」「近場のスーパーで済ませ、お気に入りのショッピングモールに行かないようにしている」「これまで外出で発散していたストレスをうまく発散できなくなった」など、QOLが低下し「生活が楽しくない」と感じている方も少なくありませんでした。
また、「介護施設に入っている母親に会いに行く回数も減らしたことで、だいぶさみしがっている」という声や、子供がいる家庭からは「子供が小さいので電車移動は周りに気を遣い、お出かけの疲労度が増した」「休日の外出もなるべく近場で済ませるようになって子供が不満そう」という声も聞かれました。
15.4%で次に多かった「安いGSやセルフのGSに変更した」では、「地域最安値のセルフスタンドに変えて月に500円程度節約できたが、往復19kmで遠い」「ガソリンについて考えることが増え、落ち着かなくなった」「以前よりも維持費は安くなったが生活に潤いが少なくなった」など、単にガソリン代の負担を抑えられただけではない方がほとんどで、「プラスマイナスゼロだった」との思いを抱いていることがわかりました。
そのほかの回答を見ても、「通勤で必要なので、利用頻度を減らしたくても減らせず無駄にイライラしている」といった声や、「車移動は必須なので生活費を削った」「出歩かなくなるので買い物も減っている。経済には悪影響になってると思う」といった声もあり、ガソリン価格の高騰は個人の生活のみならず、日本の経済にも大きな影響を及ぼしている様子がうかがえる結果となりました。
今回の調査から、ガソリン価格の高騰は個人の生活やメンタルにもさまざまな影響を与えている一方で、現状で打ち出されている物価高対策では不安が拭いきれないと感じている方が多いことがわかりました。カーリースの定額カルモくんは、「誰もが自由に移動を楽しむ社会」の実現を目指しています。初期費用不要で、維持費も含めて月々10,000円台から乗れる車種も取り扱っているため、ガソリン価格が高止まりしている中、燃費の良い車が欲しい、維持費を抑えたいという方はぜひ検討してみてください。
※本記事のデータを引用される場合は、定額カルモくんオウンドメディア カルモマガジン(https://car-mo.jp/mag/category/news/)のURLを記載してください。
カルモマガジン:https://car-mo.jp/
■ナイル株式会社について
所在地:東京都品川区東五反田1-24-2 JRE東五反田一丁目ビル7F
設立:2007年1月15日
代表者:代表取締役社長 高橋 飛翔
事業内容:自動車産業DX事業、ホリゾンタルDX事業
■おトクにマイカー 定額カルモくんとは
新車・中古車を月額10,000円台から持てるサブスクリプションサービス。契約期間は1~11年で自由に選択でき、税金、自動車損害賠償責任保険料、メンテナンス費用など車の維持費がコミコミで、契約期間中は定額料金で利用が可能。2018年からサービスを開始し、累計申込者数は30万人を突破。
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新車リース対象車種:国産全メーカー・全車種
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中古車リース対象台数:国産メーカー5,000台以上
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対象エリア:全国
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公式サイト:https://carmo-kun.jp/
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カーリース(車のサブスクリプション)とは:https://car-mo.jp/mag/category/tips/carlease/advantages_disadvantages/
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