【東急ステイ】業界初、音声認識システム「YYSystem」を全 31 店舗に導入し 22 ヵ国語への対応が可能に

リアルタイムでストレスフリーなコミュニケーションが実現

東急リゾーツ＆ステイ株式会社

2024年3月14日 11時00分

東急リゾーツ＆ステイ株式会社（東京都渋谷区、代表取締役社長：粟辻󠄀 稔泰、以下「当社」）は、株式会社アイシン（愛知県刈谷市、社長：吉田守孝、以下「アイシン」）が開発した音声認識システム「YYSystem（ワイワイシステム）」を、ホテル業界で初めて 2024 年 3 月 18 日（月）から東急ステイ全 31 店舗に順次導入します。これにより、22 カ国の言語でタイムリーな意思疎通が可能になり、諸外国からの訪日客や聞くことに不自由さを感じられる方など幅広いお客様のご要望に対応でき、より快適かつストレスフリーなホテル滞在を提供してまいります。

東急ステイ銀座に設置している「YYSystem」

DXで言語やコミュニケーションに不安を感じない快適なホテル滞在

　当社では、東急不動産ホールディングスグループのDXビジョンで掲げられた「Digital Fusion デジタルの力で、あらゆる境界を取り除く」という考えのもと、多様なお客様へ対応できる環境を整備し、より快適かつストレスフリーなホテル滞在の提供を目指しています。

　「YYSystem」は、発音した言葉がリアルタイムで文字起こしされ、22 か国※の言語でディスプレイに表示されるため、チェックイン・チェックアウトから、滞在中の観光案内や急な体調不良等のトラブルが発生した際にもスムーズな意思疎通が可能となります。また、頻出フレーズや部屋タイプの画像の登録など、ニーズに合わせてカスタマイズでき、表示されたテキストデータはサーバーに保存されます。やり取りの内容を後から確認することもできるため、ホテルスタッフ間での共有もしやすく、お客様のリクエストに確実に対応することができます。

※22 か国

日本語、英語、イギリス英語、中国語、台湾語、ベトナム語、ポルトガル語、ブラジルポルトガル語、スペイン語、韓国語、ドイツ語、タイ語、フランス語、イタリア語、ウクライナ語、ラオス語、トルコ語、フィリピン語、ネパール語、インドネシア語、ビルマ語、マレー語

東急ステイ全31店舗一覧

欧米や中南米、東南アジアなどの多言語対応が急務

　当社では、日本国内のみならず海外からの訪日客利用も多く、英語を話せるスタッフの配置などインバウンド対応を推進してきましたが、英語を母国語としない東南アジア圏からのお客様の増加傾向に伴い、中国語やベトナム語など英語以外の言語でもスムーズでストレスのない意思疎通ができる環境づくりの必要性も感じてきました。

　この課題を解決すべく、デジタル技術を活用した新たな価値を生み出し、誰一人取り残さない持続可能な社会の構築に貢献することを目指すアイシンの「YYSystem」を、2023年11月から外国人旅行客の宿泊が8割を超える東急ステイ銀座で試験導入いたしました。期間中は、お客様とホテルスタッフ双方が言葉の壁を感じないコミュニケーションを図れるということが実証され、この点を大きく評価し全31店舗への導入拡大を決定しました。これにより、お客様の旅先での不安軽減や利便性の高いホテルライフの提供だけではなく、ホテルスタッフが安心して働くための環境整備を行い、業務効率化や適切な接客対応が叶うと考えます。