鉱害環境情報交換会をオンライン形式にて開催
~鉱害防止事業実施者へ最新の技術情報を提供~
JOGMECは、鉱害防止事業実施者等を対象に鉱害防止対策に関する技術支援や情報提供等の業務を行っており、その一環として「鉱害環境情報交換会」を開催しています。同交換会では、関係者間で知見と情報を共有する場として、例年は鉱害防止技術情報に関する講演会と鉱害防止関係施設等の見学会を実施しています。今年度は新型コロナウィルス感染予防の観点から、東京本部よりオンライン形式により2回に分けて実施し、経済産業省、地方自治体、大学、資源開発関連会社、研究機関、コンサルティング会社、商社等より、延べ219名の関係者にご参加いただきました。
2020年11月25日に開催した第1回鉱害環境情報交換会では、令和元年度の鉱害防止支援の成果を中心に報告するとともに、「鉱害防止施策の最近の動向」と題して、経済産業省産業保安グループ鉱山・火薬類監理官付 毛利金属鉱業等鉱害対策官よりご講演をいただきました。
2021年3月19日に開催した第2回鉱害環境情報交換会では、「鉱害防止に関する新しい技術の紹介」をテーマに、マンガン酸化菌による坑廃水処理や接触酸化法を用いた重金属含有水の処理等、坑廃水処理に活用できる新たな技術について紹介しました。また、最近、技術開発が著しいドローンを活用した堆積場管理、近年災害が頻発し話題となっているゲリラ豪雨の状況と大雨を予測するシステムについての最新の情報も提供しました。
今年度の鉱害環境情報交換会は、初めてオンライン形式での開催となりましたが、参加者からは「オンライン形式のほうが参加しやすい」、「動画などの活用で実際の現場見学に近い情報が得られた」、「今後も継続してほしい」などの肯定的な反響がある一方、「見学会は必要である」、「オンラインによる見学会も検討してほしい」などの意見も寄せられ、鉱害防止事業実施者にとって情報交換会が他の現場を見学できる貴重な機会となっていることが示されました。
JOGMECではこれからも鉱害防止事業を実施する方々のご意見やニーズ等を把握しながら、今後とも鉱害防止実施者を支援してまいります。
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