凸版印刷、モノマテリアル軟包材がユニリーバの新製品に採用

PET単一素材のモノマテリアル軟包材がユニリーバのヘアケアブランド「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」に採用単一素材のため、リサイクル適性を向上させ、プラスチックごみ問題に寄与

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、ちきゅうに価値ある「サステナブル バリュー パッケージ™」を提供しています。その中で2019年7月に、よりリサイクルしやすいPET(ポリエチレンテレフタレート)単一素材からなる個包装向けモノマテリアル軟包材を開発しています。
 このたび凸版印刷は、ユニリーバ・ジャパン(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 サンジェイ・サチュデヴァ)の協力のもと、内容物との適性試験や品質検証を実施することで、ユニリーバ・ジャパンのヘアケアブランドの新製品「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」のモノマテリアル化を実現しました。本製品は、2021年4月より販売を開始します。
 従来の同製品に使われている包材がアルミ素材を含む複数素材から構成されているのに対し、本製品は凸版印刷の透明バリアフィルムブランド「GL BARRIER(※1)」の1つである世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルムのうち、PET基材の「GL FILM(※2)」と、PETシーラントにより構成されています。この製法と素材構成により、高い酸素バリア性と水蒸気バリア性を確保し、内容物の香りや品質を損なわない低吸着性を付加すると同時に、長期保管の重量減少も抑えることが可能となりました。また、単一素材化(モノマテリアル化)によるリサイクル適性の向上を実現します。
 また、アルミフィルムで構成された従来品と比較して、包材製造時のCO2排出量を約25%削減することが可能です。

製品写真 © Toppan Printing Co., Ltd.製品写真 © Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 プラスチックごみ問題が注目される中、環境配慮型包材の需要がますます高まっており、グローバル企業の多くが容器包装のより優れたプラスチック資源循環に向けた目標を設定し、さまざまな施策を打ち出しています。
ユニリーバは2025年までに「プラスチックパッケージを100%再利用可能・リサイクル可能・堆肥化可能にする」「非再生プラスチックの使用量を半減する」「販売する量よりも多くのプラスチックパッケージの回収・再生を支援する」という世界共通の目標を発表しています。どのような製品をつくるのかを決定し、素材を選定して製造する過程のみならず、消費者が使い終わった後のことまで視野に入れ、世界各地で取り組みを進めています。
 凸版印刷は、地球温暖化やプラスチックごみ問題など、環境課題の解決と取り組みを表明しているグローバル企業のニーズに対応。約30年にわたり透明蒸着バリアフィルムの世界トップメーカーとして培ってきた蒸着技術とコンバーティング技術を最大限活用し、ユニリーバ・ジャパンの協力のもと検証を行うことで、液体トイレタリー製品の個包装においてモノマテリアル化を実現しました。

■ 「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」の製品概要
商品名:「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」
3種(ダメージリペア・ハピネスブルーム・ボタニカル)
発売日:2021年4月7日(水)より店舗限定販売
ユニリーバ・ジャパン URL:https://www.unilever.co.jp/

■ PETモノマテリアル軟包材の特長
・PET単一素材による個包装のモノマテリアル化を実現

(左)異なる素材を組み合わせたフィルムと (右)モノマテリアル化したフィルム構成のイメージ(左)異なる素材を組み合わせたフィルムと (右)モノマテリアル化したフィルム構成のイメージ

一般的な個包装には、PET素材にアルミ素材やポリエチレン素材などを組み合わせた材料が使用されています。本製品は、PET基材の「GL FILM」とPETシーラントを組み合わせることで、モノマテリアル化を実現しました。モノマテリアル化により、将来的にリサイクル原料としての活用が期待されます。





・包材製造時のCO2排出量を削減
アルミフィルムで構成された従来品と比較して、包材製造時のCO2排出量を約25%削減することが可能で、優れた環境適性を有します。

・優れたバリア性能と低吸着性の両立
「GL FILM」の優れたバリア性能と、PET素材の低吸着性を兼ね備えた軟包材です。外部の酸素や水蒸気などの影響が少なく、内容物成分の吸着や、臭い移りを防ぐと同時に、内容物の重量減少を防ぐことが可能です。



■ 「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」について
 

 凸版印刷は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ」、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ」、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリューパッケージ」を提供します。


 

「ひと」/「スマートライフ バリュー パッケージ™」

 

円滑な購入や効率的な保管、美味しく仕上がる調理、簡便な廃棄、安全・安心な取り扱いなど、生活のさまざまな場面に最適な価値を提供し、コミュニケーション媒体として顧客体験を最大化させるソリューションを展開します。

 

しゃかい」/「ソーシャル バリュー パッケージ™」
サプライチェーンにおいて発生する業務効率化、生産性向上、販売の最適化などのさまざまな課題を解決し、継続的な企業活動を実現する価値あるパッケージやサービスを展開します。

 

「ちきゅう」/「サステナブル バリュー パッケージ™」
再生プラスチックを用いた包装材、単一素材でリサイクル適性を向上した包装材、植物由来材料の紙やバイオマスプラスチックを用いた包装材など、環境負荷の低減と循環型社会の実現につながるソリューションを展開します。


<URL> https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/sustainability/

■ 今後の展開
凸版印刷は、リサイクル適性を高めた多種多様な内容物に対応するモノマテリアル包材の開発を推進するとともに、今後も、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™Packaging」を掲げ、お客さまの事業成長と持続可能な社会の実現に貢献します。

※1 GL BARRIER
凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称です。
独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されています。
「GL BARRIER」シリーズでは、高機能・高付加価値製品向けの「PRIME BARRIER」、消費財から産業資材まで幅広い用途に向けた「GL FILM」、軽包装向けの「FRESHLIGHT」を展開しています。
http://www.toppan.co.jp/specialct/glbarrier.html

※2 GL FILM
凸版印刷が独自に開発した透明蒸着バリアフィルムです。独自の蒸着加工技術による世界最高水準のバリア性能と用途に応じた豊富なバリエーションによって、国内だけでなく欧州を中心に北米、東南アジアなど海外市場でも高い評価を得ています。今日では透明蒸着バリアフィルム市場のトップブランドとして、約45カ国以上の国と地域、約1,500社、約15,000点の商品に採用されています(2018年8月時点)。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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