【新登場】2032年、令和の「式年遷宮」へ、江戸のお伊勢まいり復活!? 新トレンドSBNR層に、巡礼型ホテル滞在プラン
NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町、2つの「お伊勢まいり再現プラン」販売開始
バリューマネジメント株式会社(本社:大阪府大阪市、代表:他力野 淳、以下、当社)は、運営する分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」(三重県伊勢市、以下、当ホテル)にて、国内外で高まる「SBNR」といった精神的な豊かさを大切にする価値観に応え、江戸時代の巡礼に倣い、禊から仕上げまで本格的なお伊勢まいりを支援する2つのプラン「深参」「悠参」を2025年7月1日(火)から提供いたします。2032年に控える伊勢神宮の式年遷宮に向けて、2025年より神宮ではさまざまな神事が執り行われ、伊勢が再び注目を集める今。伊勢のまちづくりへの貢献を目指すホテルとして、神宮やお伊勢まいりの歴史・文化に親しむ機会の提供を目指します。

開発背景
当ホテルは、かつて伊勢の問屋街として栄えた伊勢河崎の地で、まちに受け継がれてきた歴史的建造物をフロントや客室に再生・活用したまちづくりのためのホテルとして、2025年4月に開業いたしました。「巡礼のための癒しのホテル」をコンセプトに、聖地・伊勢神宮への旅を支援する場として、お客様をお迎えしております。
近年、旅は単なる観光や娯楽の手段にとどまらず、心の内面と向き合い、自己を見つめ直す機会としても注目されています。なかでも、特定の宗教には属さないものの、精神的な充足や気づきを大切にする「SBNR(Spiritual But Not Religious)」層がインバウンド・国内旅行客ともに増加傾向にあり、「内省」や「祈り」「巡礼」といった要素を求める旅のニーズが注目されつつあります。こうした動きは、コロナ禍を経て、自らの価値観や生き方を見つめなおす人も増え、場所や目的に意味を見出す“内省的な旅”への関心が広がっています。
また、伊勢においては、2032年に予定される式年遷宮に向けて、2025年より神宮の神事が本格的に始まり、社会全体が改めて神宮の魅力を見つめ直す節目を迎えています。当ホテルはこの機運を、地域の歴史と向き合い、伊勢の精神性や文化的価値を再発信する好機と捉えております。
こうした背景のもと当ホテルは、伝統的なお伊勢まいりと地域の魅力をお客様に体験いただくための2つの宿泊プランを開発いたしました。二見浦での禊から始まり、外宮・内宮への参拝、そして朝熊岳金剛證寺に詣でる旅。かつて江戸時代に年間600万人もの旅人が歩んだ「お伊勢まいり」の巡礼ルートを、現代のライフスタイルにあわせて再構成します。2泊3日でしっかり巡る「深参(しんさん)」プランと、より気軽に体験できる1泊2日の「悠参(ゆうさん)」プランの2種類をご用意し、心に残る祈りの旅をご提案いたします。
■ 当ホテルがご案内する「お伊勢まいり」の巡礼ルートについて
本プランでは、江戸時代から受け継がれる伝統的なお伊勢まいりの巡礼ルートを辿る旅をご体験いただきます。訪問先は、二見浦・外宮・内宮・朝熊岳金剛證寺など、伊勢エリア内に点在しており、それぞれの距離は現代の時間間隔では徒歩での移動が難しい場所が殆どです。しかし、現在このルート全体を一貫して結ぶ公共の二次交通は十分に整備されていません。そこで当ホテルでは、伊勢という日本を代表する聖地に滞在しながら、より深い巡礼体験を求めるお客様をサポートするべく、移動手段や過ごし方を含めた宿泊プランをご用意しました。かつての巡礼の精神に触れながら、無理なく、そして心豊かに巡っていただけるよう、スタッフが丁寧にご案内いたします。

二見興玉神社・二見浦
禊の代わりとして二見興玉神社に参拝、夕日が沈む様を眺める。冬場は満月が海からのぼる様を。
伊勢神宮 外宮・内宮参拝
早朝の清らかな空気の中で行う外宮参拝、内宮では自由に過ごす時間も設け、月読宮やおかげ横丁の散策なども可能
朝熊岳 金剛證寺(深参プランのみ)
伊勢参りの仕上げとして知られる、神宮の鬼門を守る由緒ある寺。近くの展望台からは伊勢湾の絶景も望める
▍プラン概要
【お伊勢まいり 深参(しんさん)プラン】 ─ 二泊三日でしっかり巡る、伝統に倣う祈りの旅 ─
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提供期間:2025年7月1日より通年(最大9か月先まで予約可)
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宿泊条件:2泊3日/初日15時までのチェックインをおすすめいたします
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特徴
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二見浦の二見興玉神社に始まり、外宮・内宮、朝熊岳金剛證寺を巡るフルルート
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日毎に異なる入浴剤や早朝参拝前のおめざ(軽食)など、心身を整えるアメニティ付き
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推奨交通手段:自家用車またはタクシー
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お申込みURL:https://go-vmg.reservation.jp/ja/hotels/vmg-isekawasaki/plans/10167858
【お伊勢まいり 悠参(ゆうさん)プラン】 ─ 無理なく自分のペースで、江戸時代の巡礼気分を ─
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提供期間:通年
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宿泊条件:初日15時までのチェックインを推奨
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推奨交通手段:自家用車、タクシー、公共交通機関(列車・バスなど)
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特徴:
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二見浦・外宮・内宮参拝を中心とした1泊2日プラン
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朝熊岳金剛證寺の代わりに、同寺が発行する特別写真集書籍を贈呈
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お申込みURL:https://go-vmg.reservation.jp/ja/hotels/vmg-isekawasaki/plans/10167860

▍スケジュールイメージ お伊勢まいり 深参(しんさん)プラン
外宮・内宮に加え、二見興玉神社での禊(みそぎ)や、「朝熊をまいらねば片参り」とも謳われる朝熊岳金剛證寺への参拝まで、効率よく巡るルートをご提案いたします。現地ではスムーズにご案内できるよう、スタッフがサポートいたします。自家用車・レンタカー・タクシー・公共交通機関など、ご移動手段によって所要時間や最適な巡り方が異なりますので、事前に交通手段をお知らせいただけますと幸いです。

a) 内宮の別宮、月読宮や、みちひらきの神が祭られる猿田彦神社など目的に応じた一歩先のお参りへ
b) 徴古館など、神宮にまつわる文化歴史をより深く理解できる施設をめぐるc) 伊勢河崎エリアにて、ホテル宿泊者限定アクティビティ・ツアーにご参加
二見興玉神社について
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、伊勢神宮参拝に先立ち心身を清める“禊(みそぎ)”の場として、古くから信仰を集めてきました。伊勢参りの正しい順序としては、まず二見浦の海辺で禊を行い、外宮、内宮へと向かうのが習わしでした。この神社が鎮座する立石浜は、古来「禊浜(みそぎはま)」と呼ばれ、江戸時代の参詣者たちは海水を浴びる「垢離(こり)」を行ってから「浜参宮」に臨んだとされます。
現在では、海水に浸かる代わりに、社務所で授与される「無垢鹽草(むくしおくさ)」を用いた「無垢塩祓(むくしおばらい)」が現代の禊として広まり、伊勢神宮の神事前にも取り入れられています。
神社の象徴である夫婦岩は夫婦円満や縁結びの象徴として親しまれ、日の出遥拝所からはその先に沈む霊石「興玉神石(おきたましんせき)」を拝むことができます。猿田彦大神の使いとされる蛙の置物も境内のあちこちに配され、訪れる人々を和ませます。
神社のある二見浦は、「日本の渚100選」に選ばれた景勝地。夫婦岩の間から昇る荘厳な朝日や、夜空に浮かぶ満月の美しさは広く知られていますが、夕暮れ時には海に沈む夕日が水平線を赤く染め、また違った表情を見せてくれます。神聖な海辺で心を整えるひとときを、伊勢の旅の始まりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
朝熊岳金剛橙寺について
伊勢神宮の鬼門を守る寺として知られる朝熊岳金剛證寺(あさまだけ こんごうしょうじ)は、古来より伊勢参りの仕上げとされてきました。「朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭に唄われるように、神宮参拝の後にはこの寺への参詣が習わしでした。国指定有形文化財である本堂には、日本三大虚空蔵菩薩のひとつ「福威智満虚空蔵大菩薩(ふくいちまんこくうぞうだいぼさつ)」が祀られており、そのご尊像は神宮式年遷宮の翌年にご開帳されます。
奥之院へと続く道には、高さ2~8メートルの巨大な卒塔婆が林立し、故人を供養する「岳参り」の風習が今も息づいています。その荘厳な景観は全国でも類を見ないものです。6月下旬からは庭園の連真の池に咲く数百の睡蓮も訪れる人の心を癒します。登山道「朝熊岳道」はハイキングコースとしても人気で、近鉄朝熊駅から登山口までは徒歩10分とアクセスも良好です。
歴史・信仰・自然が調和した聖地で、伊勢の旅をより深いものへと導いてくれることでしょう。

▍NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町について
「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」は、伊勢エリア初の分散型ホテルで、伊勢河崎エリアにのこる6棟の歴史的建造物を改修し、各棟にフロントや客室機能をもたせることで、地域全体がホテルとなり、観光客がまちを回遊する仕組みを採用しています。また、当ホテルはレストランの機能をあえてつくらず※、泊食分離にすることで、地域の飲食店を利用いただき、より地域を知ってもらう機会を創出します。「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」は、このように単にホテル機能を分散するだけでなく、地域と連携しながらまちの魅力を知ってもらうことを目指します。
伊勢河崎地域のまちづくりを行うNPOと企業が中心となって立ち上げた伊勢河崎まちづくり株式会社が開発し、全国で歴史的建造物を利活用したホテル運営の実績を有するバリューマネジメント株式会社が運営します。
※朝食提供やラウンジ運営はフロント棟で行います
▍ VMG HOTELS & UNIQUE VENUESについて
VMG HOTELS & UNIQUE VENUESは、「文化を紡ぐ」 を理念に掲げるバリューマネジメント株式会社が展開するグループブランドです。歴史的・文化的価値の高い重要伝統的建造物群保存地区の建造物、文化財、城、史跡、名勝などを「観る対象」ではなく、「利用する対象」として活用。宿泊・レストラン・パーティ・MICEといった多様な用途で提供し、特別な歴史と文化体験を提供しています。ブランドのコンセプトは、「まだ見ぬ時と出会う場所」。全国で22の会場を展開し、それぞれの建築物が持つ歴史やストーリーを生かした空間を提供し、訪れる人々に記憶に残る非日常体験を通じて、心豊かな時間を過ごしてもらうことを目指しています。
ブランド公式サイト:https://vmg.co.jp
▍運営会社:バリューマネジメント株式会社について
バリューマネジメント株式会社は、「文化を紡ぐ」を理念に、これまで税金で保存してきたものを民間が税金に頼らず必要性をつくることで持続可能なまちづくりの実現を目指しています。これまで「観る」対象とされてきた文化財や城、史跡、名勝などの歴史的・文化的に価値の高い資源を修復し、ホテルやレストラン、宴会場、MICEなどの場として活用。必要とされる場にすることで、新たな価値を生み出すとともにマネタイズし、歴史的資源の収益化を実現しています。また、まちの面的な活用に向け、地域の歴史的資源を活用した観光まちづくりを推進し、分散型ホテルを全国で展開。バリューマネジメント株式会社が展開するグループブランド、VMG HOTELS & UNIQUE VENUESでは現在までに92棟の歴史的建築物を活用し、文化の保存・継承と経済活性化の両面から地域を支える事業を展開しています。
会 社 名: バリューマネジメント株式会社 URL:https://www.vmc.co.jp/
設 立: 2023年8月1日
代表取締役: 他力野 淳
資 本 金: 5,000万円
所 在 地: 大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪タワーA17階
事業内容: 歴史的資源を活用した観光まちづくり・歴史的建造物の利活用
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