忘れゆく旅の記憶をとどめる ̶高雄での滞在制作を終え、砂糖漬けにした本の作品『エターナルストーリー』を横浜・象の鼻テラスにて展示
<スマートイルミネーション横浜2019連携プログラム>ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇄高雄山本アンディ彩果 帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」
象の鼻テラスでは、2019 年10月28日(月)~11 月17 日(日)の期間、クリエイティブな世界各地の港町との文化交流プロジェクト〈ポート・ジャーニー・プロジェクト〉の一環として、高雄(台湾南部の港町)に今年6月に派遣した、横浜を拠点に活動するアーティスト山本アンディ彩果の帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」を開催します。
<スマートイルミネーション横浜2019連携プログラム>
ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇄高雄
山本アンディ彩果 帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」
2019 年10月28 日(月)~ 11月17 日(日) 16:00~20:00
象の鼻テラスでは、2019 年10月28日(月)~11 月17 日(日)の期間、〈ポート・ジャーニー・プロジェクト〉*の一環として、高雄(台湾南部の港町)に今年6月に派遣した、横浜を拠点に活動するアーティスト山本アンディ彩果の帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」を開催します。
山本アンディ彩果は、失ってゆく記憶をとどめようとする行為と、果物などを美しいままに保存する砂糖漬けという技法の類似性に着目し、作品制作を通して記憶についての考察を行っています。山本が砂糖漬けという手法で作品をつくり始めたきっかけは、認知症の祖父との二人暮らしでした。一瞬前の出来事ですらすぐに忘れてしまう祖父を前に、記憶が消えたり曖昧になることはまるでフィクションのようだと思えてきたと語る彼女は、おとぎ話(=フィクション)の本を砂糖漬けにしていく作品『エターナルストーリー』を発表しはじめました。刻々と溶けていってしまう儚い保存方法を用いることで、どうしても忘れていってしまう記憶に対する自覚と、それと同時に記憶が永遠に残ることを願う思いの両面を表しています。
今回、本プロジェクトにて高雄での滞在制作および展示発表を終えた山本は、他者とのコミュニケーションが取りづらい環境下におかれた自らの状態を表現し、高雄に滞在した旅の記憶を保存した作品『永恆的故事』(=台湾語でエターナルストーリーの意)を横浜にて展示します。高雄の本と砂糖を使用した日本初公開の作品となります。
*〈ポート・ジャーニー・プロジェクト〉は、クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町との文化交流を通じて、都市間のサスティナブルな関係構築を目指すプロジェクトとして、2011年から活動しています。
■山本アンディ彩果(Andy Ayaka Yamamoto)
ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇄高雄
山本アンディ彩果 帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」
2019 年10月28 日(月)~ 11月17 日(日) 16:00~20:00
象の鼻テラスでは、2019 年10月28日(月)~11 月17 日(日)の期間、〈ポート・ジャーニー・プロジェクト〉*の一環として、高雄(台湾南部の港町)に今年6月に派遣した、横浜を拠点に活動するアーティスト山本アンディ彩果の帰国展「永恆的故事 ─エターナルストーリー」を開催します。
山本アンディ彩果は、失ってゆく記憶をとどめようとする行為と、果物などを美しいままに保存する砂糖漬けという技法の類似性に着目し、作品制作を通して記憶についての考察を行っています。山本が砂糖漬けという手法で作品をつくり始めたきっかけは、認知症の祖父との二人暮らしでした。一瞬前の出来事ですらすぐに忘れてしまう祖父を前に、記憶が消えたり曖昧になることはまるでフィクションのようだと思えてきたと語る彼女は、おとぎ話(=フィクション)の本を砂糖漬けにしていく作品『エターナルストーリー』を発表しはじめました。刻々と溶けていってしまう儚い保存方法を用いることで、どうしても忘れていってしまう記憶に対する自覚と、それと同時に記憶が永遠に残ることを願う思いの両面を表しています。
今回、本プロジェクトにて高雄での滞在制作および展示発表を終えた山本は、他者とのコミュニケーションが取りづらい環境下におかれた自らの状態を表現し、高雄に滞在した旅の記憶を保存した作品『永恆的故事』(=台湾語でエターナルストーリーの意)を横浜にて展示します。高雄の本と砂糖を使用した日本初公開の作品となります。
*〈ポート・ジャーニー・プロジェクト〉は、クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町との文化交流を通じて、都市間のサスティナブルな関係構築を目指すプロジェクトとして、2011年から活動しています。
■山本アンディ彩果(Andy Ayaka Yamamoto)
1992年神奈川県生まれ。「自分と他者との間に在る目に見えないものの可視化」を軸に立体や映像インスタレーション等、様々な手法や素材を用いて表現制作を行う。現在は認知症の祖父と二人で暮らした事をきっかけに「砂糖漬け」の技法を使った「記憶の在り方」について考察する作品を制作している。
■ポート・ジャーニー・プロジェクトとは
クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町と文化交流を図り、象の鼻テラスと、各都市で独自な活動を行う文化施設がサステナブルな関係構築を目指す国際的なプロジェクトです。2011年に横浜とメルボルン(オーストラリア)の交流からスタートし、以降、ネットワークを徐々に拡大し、年に一度のディレクター会議(毎年ホスト都市を変えて実施)や2ヶ月に一回のオンライン会議も行いながら、交流する2都市間や、アーティストのみにとどまらない広い意味での文化交流のかたちを探っています。
現在までの参加都市(ディレクター会議の単回参加も含む):横浜(日本)、メルボルン(オーストラリア)、サンディエゴ(アメリカ)、ハンブルク(ドイツ)、上海(中国)、フローニンゲン(オランダ)、バーゼル(スイス)、ナント(フランス)、レイキャビク(アイスランド)、アンマン(ヨルダン)、高雄(台湾)、ヘルシンキ(フィンランド)、光州(韓国)など。
*PORT JOURNEYS オフィシャルページ http://www.portjourneys.org
【お問合せ先】
象の鼻テラス 担当 秋山
電話:045-661-0602
FAX:045-661-0603
メールアドレス:press@zounohana.com
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