【銀座 蔦屋書店】熊倉涼子個展「イメージの皮」を7月1日(土)より開催。「皮」にまつわるモチーフを重ね合わせた新作を発表。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/34352-1013080619.html
概要
熊倉涼子は、1991年東京生まれ、2014年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業しました。近年では、圧倒的な写実力を用いて、人類史や世界史等で語られる過去の事象と、現実世界の様々な事象をかけあわせた作品を制作しています。様々な過程を経て築き上げられてきた歴史と、自身の作品制作に共通項を見出し、複数のモチーフを複雑に重ねながら新たなイメージを作り上げています。
本展では「皮」をテーマに制作した新作を発表します。人間は古くから動物の皮を身につけ、防寒などの機能性に加えてその強さや力を借りようとしてきました。熊倉は、自身が絵具を塗り重ねることで生まれるキャンバス上のイメージと皮、両者が持つ「表面性」という共通項に着目して、絵画と皮の関連性や物質や生物がもつ多面性をユニークに表現しています。本展にて是非熊倉の作品世界をお楽しみください。
アーティストステートメント
古代ローマの博物学者プリニウスは、『博物誌』の中で「人間はあらゆる生き物の中で、他の生き物から借りたものを身に纏わねばならぬ唯一の生き物である。」と記しています。プリニウスが言うように、人は様々な目的から他者の皮を借りて生きてきました。
寒さを凌ぐために毛皮を纏うことから始まり、一方では動物の持つ魔術的な力を畏れ、その皮を身につけることで力を借りようともしました。強い動物の皮を被ることで強さの誇示をしたり、権力の象徴とすることもありました。おとぎ話においては、皮や衣を身に纏うと異界の者に変身するというタイプの話が世界中にいくつも存在しています。皮は、中身を覆って表層を違ったものに見せる、別者になるための衣でもあります。
本展では、そうした「皮」というモチーフを通して、絵画におけるイメージについて考えます。絵の具を重ねて像を立ち上げることは、作り出したイメージをキャンバスに纏わせるような行為で、絵画上のイメージと皮は似たところがあります。両者が持つ表面性を掛け合わせ、絵画が見せる錯視をも可視化するような展示にしたいと考えています。
熊倉涼子
作品販売について
銀座 蔦屋書店店頭にて7月1日(土)10:30より販売開始。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
※販売時、販売同意書のサインが必要となります。
プロフィール
熊倉涼子
1991年東京生まれ。2014年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
歴史のなかで人々が世界を理解しようとする過程で生まれたイメージをもとに、絵画を制作。あるひとつの事柄に対して多面的な視点で図像を集めて作品を構成している。そうしたモチーフを、写実的な描写や落書きのような線などの複数の描写法を混ぜたり、画中画やだまし絵の手法を用いて描くことで、視覚的に揺さぶりをかけ、目に見えるものとは何かを問う作品を制作している。
<個展>
2022「Mitákuye Oyás’iŋ」GALLERY ROOM・A、東京
「Transient Images」日本橋三越本店美術サロン、東京
「Merkmale」RED AND BLUE GALLERY、東京
2019「coniunctio」MEDEL GALLERY SHU(帝国ホテルプラザ)、東京
2018「Pseudomer」RED AND BLUE GALLERY、東京
2016「PICTOMANCY」RED AND BLUE GALLERY、東京
2013「Frame In-out」 GALLERY KINGYO、東京
<グループ展>
2023 「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」N&A Art SITE、東京
熊倉涼子・岡田舜「S(ch)ein」TAV GALLERY、東京
2022「The Fairest Fairs #1」TAV GALLERY、東京
2021「シブヤスタイル vol.15」西武渋谷店美術画廊、東京
「HOLBEIN ART FAIR 2021」+ART GALLERY、東京
「MITSUKOSHI Art Weeks」日本橋三越本店、東京
「Everything but...」 Tokyo International Gallery、東京
2019「STATION! in PACK 2019」Post Territory Ujeongguk、ソウル
「MID CORE」TAV GALLERY、東京
2018 熊倉涼子・永井天陽「DI-VISION/0」TAV GALLERY、東京
「ANOTHER LENS 新たな視点」JR上野駅Breakステーションギャラリー、東京
2017「密柑山スケッチブック」(リトグラフ展) See Saw Gallery +hibit、愛知
「そ」(日本文化藝術財団奨学生展) 京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパス、東京
2016「吉原芸術大サービス」旧吉原地区、東京
2015「シブヤスタイル vol.9」西武渋谷店美術画廊、東京
「シブカル祭。2015」パルコミュージアム、東京
「ASIA WEEK NEW YORK」Bernarducci Meisel Gallery、ニューヨーク
展示詳細
熊倉涼子個展「イメージの皮」
会期|2023年7月1日(土)~7月21日(金)
時間|10:30~21:00
会場|銀座 蔦屋書店アートウォール
料金|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/34352-1013080619.html
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CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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