CCSC(ちばシティサバイバルキャンプ)で「防災」を⼦どもたちにとって⾝近なモノに︕
-千葉⼤学⽣が教材作成・オンデマンド配信-
千葉大学ボランティア活動支援団体C-vol(以下C-vol)では、毎年ちばシティサバイバルキャンプ、通称CCSCを2016年度より主催しています。この取り組みは、千葉大学の近隣住民の方との交流を兼ねて、子どもたちに災害時や緊急時に役に立つ防災の知識や経験を得てもらい、防災により関心を持ってもらうことを目的とした企画となっています。
コロナ禍以前は大学構内でC-volの学生と子どもたちが直接触れ合い、災害用トイレの組み立てやロープワークなどの防災体験をしてもらうイベントでした。しかし、2020年度からは新型コロナウイルスの影響で対面での実施を断念し、オンデマンドでの配信という形で開催しています。
2021年度は、2022年3月27日(日)に小学生を対象として「ロープワーク」「防災クエスト」「防災クラフト」の3つのプログラムを実施しました。
※主催:千葉大学ボランティア活動支援団体C-vol、NPO法人千葉県キャンプ協会
※後援:千葉市・千葉市教育委員会
コロナ禍以前は大学構内でC-volの学生と子どもたちが直接触れ合い、災害用トイレの組み立てやロープワークなどの防災体験をしてもらうイベントでした。しかし、2020年度からは新型コロナウイルスの影響で対面での実施を断念し、オンデマンドでの配信という形で開催しています。
2021年度は、2022年3月27日(日)に小学生を対象として「ロープワーク」「防災クエスト」「防災クラフト」の3つのプログラムを実施しました。
※主催:千葉大学ボランティア活動支援団体C-vol、NPO法人千葉県キャンプ協会
※後援:千葉市・千葉市教育委員会
- プログラム紹介
■ロープワーク
「蝶々結び」や「もやい結び」などといった、災害時のみならず日常やキャンプの時にも使うことができるロープの結び方を絵本で紹介するプログラムです。結び方の手順に物語をつけて絵本にすることで、ご家庭で読み聞かせしてもらい家族で楽しみながらロープワークを楽しんでもらうことを目指しました。
■防災クエスト
災害時にどのような行動を取るべきか、日頃からどのような準備をしておくべきなのかをクエスト形式のクイズ動画を通して楽しく学べるプログラムです。知識は受動的に学ぶだけでは頭に残りにくいので、クエスト形式にすることで知識を活用してもらい、子どもたちに防災について関心を持ってもらうことを目指しました。また参加したご家庭には防災知識についてまとめたワークシートをお配りし、ワークシートを通して繰り返し災害時の対応について話し合っていただきたいと考えています。
■防災クラフト
"自分のオリジナルの防災グッズを作ろう!"をコンセプトに、ペットボトルや牛乳パックなど身近な材料を使って作ることができる防災グッズの作り方を紹介するプログラムです。今回紹介した防災グッズは、「ランタン」「災害用ホイッスル」「簡易食器」の3つです。紹介した防災グッズはどれも自分で好きなようにデコレーションすることができ、自分だけのオリジナルの防災グッズの制作を通して子どもたちに防災は楽しいものと感じてもらうことを目指しました。
- 各プログラムを担当した学生の感想(C-vol所属学生)
近年災害が各地で発生し、自分の身の回りでも大きな災害が起こる可能性があります。また、最近はロープやひもを結ぶ機会が比較的減少しているように感じます。そこで、非常事態に活用できるロープの結び方を、小学生でも理解し、実践しやすいようにまとめました。特に蝶々結びは絵と文章のみで説明するのが難しかったので、解説動画も作成しました。対面で説明することが出来ないので、オンラインでいかにわかりやすくまとめるかを計画することが難しかったです。ロープワークの資料を通して、ロープの結び方に注目していただく機会になれば幸いです。
■防災クエストプログラム担当者
「防災教育」というと少し身構えてしまうかもしれませんが、突如として訪れる「いざという時」に適切に判断し、対処するためには、「日頃から災害について知り、考えること」が重要であると考えます。 そこで私たちは、「お家で楽しみながら防災知識が身につく」をテーマに、ストーリー性とゲーム性を取り入れた防災クイズ動画を制作しました。地震や火災に加え、豪雨や洪水、落雷に関する防災知識を取り上げることで、参加者の皆さんが偏りなく、より多くの防災知識を身につけることのできるプログラムを目指しました。また、動画視聴後に答える復習クイズや防災知識のまとめ資料をお配りすることで、お子さんがCCSCで得た防災知識を確かなものにするとともに、これからの学び続ける姿勢につなげられるよう工夫しました。 CCSC、そして本プログラムが、一人でも多くのお子さんの防災意識向上や、ご家庭での防災教育の一助となれば幸いです。
■防災クラフトプログラム担当者
オンデマンド開催でも、子どもたちが楽しみながら防災に興味を持てる内容になるように考えました。作った資料は、分かりやすく、そして作りたくなるように工夫しました。分かりやすい写真やイラストを入れ、言葉を簡潔にまとめることで、一目で工作の手順を理解できるように意識しました。小学生向けに何かを作ることは初めてで、企画の立案や分かりやすい資料の作成は難しかったです。しかし、作っている私たちも楽しくて、やりがいがありました。作ることは楽しい、防災のための工作は難しくないと少しでも思っていただけたら幸いです。
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