縁起のいい「うさぎ」、社名に取り入れる企業は約250社 RabbitやBunny、フランス語のLapinなども 60周年「還暦」を迎える企業は約1万6000社
「卯年」生まれ・「うさぎ」にちなんだ名を冠する企業の分析調査
もうすぐ2023年の幕が開ける。来年は「卯年」にあたり、うさぎは古くから縁起が良いとして多くの場面で登場する動物だ。元気に飛び跳ねる姿からは飛躍が想像され、他にも繁殖能力の高さから子孫の繁栄、ピンと立った耳から情報のキャッチ、さらに月影がうさぎに見える風習から「月=ツキ」を呼ぶ…など、挙げれば枚挙にいとまがない。また、1300年以上も前に編纂された日本最古の書物『古事記』の一節「因幡の白兎」も有名で、縁結びの動物として扱われている。
帝国データバンクのデータベースでは、卯年に創業した企業は全国11万6434社が確認された。最も多いのは48周年(1975年/昭和50年創業)で2万2359社となり、人間でいう「還暦」で60周年(1963年/昭和38年)を迎えるのは1万6062社となった。また、業歴100年を超える老舗企業は1834社で全体の1.6%を占め、120周年の「大還暦」は415社が判明した。ピョンピョンと跳ねるうさぎのような成長が期待される「卯年企業」には、どのような特徴があるのだろうか。
帝国データバンクのデータベースでは、卯年に創業した企業は全国11万6434社が確認された。最も多いのは48周年(1975年/昭和50年創業)で2万2359社となり、人間でいう「還暦」で60周年(1963年/昭和38年)を迎えるのは1万6062社となった。また、業歴100年を超える老舗企業は1834社で全体の1.6%を占め、120周年の「大還暦」は415社が判明した。ピョンピョンと跳ねるうさぎのような成長が期待される「卯年企業」には、どのような特徴があるのだろうか。
<調査結果(要旨)>
わずか0.1%となった「1000億円以上」の140社の内訳をみると、関西電力(72周年)などエネルギー系企業が数多く並ぶ。また、東京海上日動火災保険(144周年)など保険業も多く、髙島屋(192周年)など知名度の高い小売業もみられる。
<社長年齢別> 周年を追うごとに社長は高齢化、特に48周年は半数弱が70歳以上
<還暦企業> 60、120…「周年×卯年」企業は1万6512社 記念イベントの開催も?
2022年は東京ドームシティ内にある「後楽園ホール」が開場60周年を迎え、記念イベントが開催されるなど祝賀ムードに包まれた。こうした催しは2023年も各所で行われるかもしれない。
「うさぎ」にちなんだ名を冠する企業
243社が判明 漢字やひらがなのほか、Rabbit/Bunny/Lapinなどさまざま
次いで「ラビット」など外国語を取り入れているのは82社(構成比33.7%)で、車買取店「ラビット」を展開するラビット・カーネットワーク(東京都千代田区)が代表的。他にも、子うさぎを表す英語の「Bunny」、フランス語の「Lapin」などを冠する企業も確認された。ひらがな・カタカナ表記の「うさぎ/ウサギ」では62社(同25.5%)を数え、東海・関東地方で薬局や介護関連事業などを手掛けているうさぎ薬局(静岡県伊東市)などがある。
企業名だけではない?商品のモチーフなどにも数多く登用、各社こぞって使用!
「うさぎ」を重用するのは企業名だけではない。お菓子やキャラクターなどのモチーフとして数多く使用されており、例えばプロ野球・讀賣巨人軍のマスコット「ジャビット」はその代表例。また、東証プライム上場の日本曹達(東京都千代田区)では企業ロゴマークにうさぎが用いられており、創業間もない頃のエピソードにうさぎが登場することや、「山を駆け上がることに長け、下ることを苦手とする」(同社HPより)ことを理由としている。
2023年は、十干と十二支で60通りある「六十干支」のなかで「癸卯」にあたり、「癸」は十干で最後となることから、終わりとともに生命が誕生する状態を意味しているともいわれる。新たな芽吹きとともに、うさぎのごとくジャンプアップする企業が数多く表れることに期待したい。
- <売上高別> 9割以上が「10億円未満」、「1000億円以上」は全体のわずか0.1%
- <社長年齢別> 周年を追うごとに社長は高齢化、特に48周年は半数弱が70歳以上
- <還暦企業> 60、120…「周年×卯年」企業は1万6512社 記念イベントの開催も?
- 243社が判明 漢字やひらがなのほか、Rabbit/Bunny/Lapinなどさまざま
- 企業名だけではない?商品のモチーフなどにも数多く登用、各社こぞって使用!
「卯年」生まれ企業 約12万社
わずか0.1%となった「1000億円以上」の140社の内訳をみると、関西電力(72周年)などエネルギー系企業が数多く並ぶ。また、東京海上日動火災保険(144周年)など保険業も多く、髙島屋(192周年)など知名度の高い小売業もみられる。
<社長年齢別> 周年を追うごとに社長は高齢化、特に48周年は半数弱が70歳以上
<還暦企業> 60、120…「周年×卯年」企業は1万6512社 記念イベントの開催も?
2022年は東京ドームシティ内にある「後楽園ホール」が開場60周年を迎え、記念イベントが開催されるなど祝賀ムードに包まれた。こうした催しは2023年も各所で行われるかもしれない。
「うさぎ」にちなんだ名を冠する企業
243社が判明 漢字やひらがなのほか、Rabbit/Bunny/Lapinなどさまざま
社名に「うさぎ」を冠する企業 内訳
次いで「ラビット」など外国語を取り入れているのは82社(構成比33.7%)で、車買取店「ラビット」を展開するラビット・カーネットワーク(東京都千代田区)が代表的。他にも、子うさぎを表す英語の「Bunny」、フランス語の「Lapin」などを冠する企業も確認された。ひらがな・カタカナ表記の「うさぎ/ウサギ」では62社(同25.5%)を数え、東海・関東地方で薬局や介護関連事業などを手掛けているうさぎ薬局(静岡県伊東市)などがある。
企業名だけではない?商品のモチーフなどにも数多く登用、各社こぞって使用!
「うさぎ」を重用するのは企業名だけではない。お菓子やキャラクターなどのモチーフとして数多く使用されており、例えばプロ野球・讀賣巨人軍のマスコット「ジャビット」はその代表例。また、東証プライム上場の日本曹達(東京都千代田区)では企業ロゴマークにうさぎが用いられており、創業間もない頃のエピソードにうさぎが登場することや、「山を駆け上がることに長け、下ることを苦手とする」(同社HPより)ことを理由としている。
2023年は、十干と十二支で60通りある「六十干支」のなかで「癸卯」にあたり、「癸」は十干で最後となることから、終わりとともに生命が誕生する状態を意味しているともいわれる。新たな芽吹きとともに、うさぎのごとくジャンプアップする企業が数多く表れることに期待したい。
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