『医師だけでは、足りない。あなたのスキルが必要です。』 採用プロモーションを開始
非医療職の採用と認知向上に焦点
国境なき医師団(MSF)日本では、非医療職に特化した採用プロモーション、『医師だけでは、足りない。あなたのスキルが必要です。』を本日より開始します。MSFの海外派遣スタッフの中でも、認知の低い非医療職に焦点をあて、MSF日本のウェブサイト内に特設ページを開設するほか、SNSを通じて広く周知し、12月には非医療職に特化したオンライントークイベントを開催します。
MSF日本は、通年で海外派遣スタッフを募集・採用しており、トレーニングを経た登録者の中から毎年100人程度のスタッフを約30の国・地域に派遣して医療・人道援助を行っています。MSFの活動地では、経理・予算管理・人事などを担う「アドミニストレーター」、物資調達・援助のインフラ整備・安全管理などを担う「ロジスティシャン」、援助プロジェクトの責任者として運営管理を担う「プロジェクト・コーディネーター」といった非医療職のスタッフが不可欠であり、海外派遣スタッフのうち約半数を占めています。
しかし、2020年の調査(※)では、MSFを知っていると回答した2382人のうち9割が「MSFでは医師など医療従事者が働く機会があることを認知している」と答えた一方、非医療職も採用されていると認知している割合は2割にとどまり、人材の応募が伸びない課題に直面しています。
そこで、『医師だけでは、足りない。あなたのスキルが必要です。』というスローガンのもと、医療・人道援助を担う非医療職の採用の認知向上と応募者の増加を目指してプロモーションを行います。実際に働くスタッフの多様な経歴や活動内容、やりがいの声を紹介することで、非医療職のプロが活躍できることを周知し、応募意向を高めるとともに、将来的に企業や組織が、優秀な人材の国際人道援助への参加を後押しするような日本社会の醸成を図っていきたいと考えています。
※日経リサーチ、2020年2月調査、n=2735人
- 特設ウェブページ「医師だけでは、足りない。 あなたのスキルが必要です。」
URL: https://www.msf.or.jp/non-medical
【内容】
海外派遣スタッフとして募集中の非医療職種の紹介、求める人物像や応募から派遣までの流れ、派遣中の待遇面や安全管理の状況など、採用に関する情報を一括で収集できる場を提供しています。また、MSFで実際に働く非医療職のスタッフ5人を紹介。人道援助活動に参加した経緯や、多様な経歴、スキルを人道援助の現場でどのように生かしているかといったMSFでの活動経験、やりがいを語ったインタビュー記事を公開。非医療職でもMSFに関わることが身近であり、プロフェッショナルとしてやりがいをもって仕事ができる場所であることを訴求します。
- SNS広告
SNS広告では多様な経歴を持つ5人のスタッフをとりあげ、活動現場の写真を背景に、「財務・人事のプロ」や「広告会社から転身」など、非医療職が人道援助で働くことを訴求するキーワードや、「鍛えられる決断力」や「多国籍チームのリーダー」など、MSFで働くことのやりがい、更なる自己成長があることを訴求するキーワードを掲載し、非医療職のプロが必要であり活躍できるということの認知向上をめざします。
- 募集中の非医療職種
<アドミニストレーター>
人事・財務関連ニーズ分析、適切な予算配分と予実管理、現地スタッフの採用、雇用契約の管理(職務記述書の作成・更新)、雇用後の研修・能力開発および評価など、「人とお金」に関わる業務を担う。
<ロジスティシャン>
物資調達や在庫管理、車両整備、建設、水・衛生、電気、医療機器の保守など医療援助活動とスタッフの現地生活に関する幅広い業務を担う。ジェネラル・ロジスティシャン、サプライ・ロジスティシャン、水・衛生管理専門家、電気工事士、車両整備士、建築士、医療機器サービスエンジニアといった職種が含まれる。
<プロジェクト・コーディネーター>
プロジェクトの運営管理(企画・実施、評価、閉鎖など)、チームマネジメント、人事・財務を統括する。プロジェクトの目的を明確に定め、医療・非医療スタッフで構成される多国籍チームを率いる立場。
MSF日本では通年で採用を行っています。詳しくはウェブサイト(https://www.msf.or.jp/work/expat/)を確認ください。
- オンライントークイベント「医師だけでは、足りない。国境なき医師団で欠かせない非医療系の仕事とは?」
人事・財務をつかさどるアドミニストレーターや、物資調達などを担うロジスティシャン。国境なき医師団で活動する非医療スタッフが、現場で経験した仕事やその魅力、直面した困難などを語ります。また、採用担当者から、求める人物像や採用プロセスについても説明します。自分のスキルを人道援助に役立てたいと考える皆さまのご参加をお待ちしています。
【開催概要】
日時:2022年12月10日(土)15:00~17:00
配信方法:Zoomウェビナー
参加費:無料
申込:https://bit.ly/3SyZW9B 開催直前までお申し込み可能
問い合わせ:recruit@tokyo.msf.org
・お申し込み後、イベントの参加用のURLがメールにて配信されます。
・事前質問を受け付けます。参加登録の際に記入をお願いします。
・時間の都合上、すべての質問にはお答えできかねる場合があります。
※ イベントの取材については下記お問い合わせ先までご連絡ください。
国境なき医師団について 民間で非営利の医療・人道援助団体。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助活動を届けている。現在、世界約70の国と地域で、医師や看護師をはじめ4万6000人のスタッフが活動(2021年実績)。1971年にフランスで設立、1999年にはノーベル平和賞を受賞。1992年に日本事務局が発足し、日本国内では、援助活動に参加する人材の採用・派遣、人道危機や医療ニーズを伝える証言・広報活動、現地医療活動を支える資金調達などを行っている。2021年には90人を31の国と地域に延べ106回派遣。活動地へ赴くスタッフは通年採用している。 |
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