障がいのある学生の就労促進に向け、RPAスキル習得支援を実施
1.背景と目的
これまで障がい者雇用における業務は、データ入力や書類作成などの一般事務が多くの割合を占めておりました。しかし、RPAやAI等の先進技術の導入により、そのような業務の自動化が進んでおり、障がい者雇用においても高いDXスキルを求められている状況にあります。また障がい者向けの研修においては、受講者の身体的負担を考慮しなければならず、柔軟性の高い支援が必要とされていました。
こうした背景をふまえ、KindAgentでは『デジタル技術を「駆使する」障がい者を育てる』というコンセプトのもと、障がい者就労支援を目的とし、障がいのある学生に向けたDXスキル付与研修を検討してまいりました。その中で、地域社会の課題解決に向けて取り組むNTT東日本がネットワークコンサルティング業務の一環としてスキル習得支援アドバイス・指導を行う立場として携わりながら、KindAgentが参加者の身体的負担を抑えたオンライン型のRPA研修カリキュラムを設計、実施いたしました。
2.実施内容と各社の役割
・実施時期:2023年3月
・実施方法:オンライン会議ツールを用いた遠隔研修
・参加者 :KindAgentのインターンシップ参加学生
・実施概要:「おまかせRPA」※を用いたRPAの基礎的理解から、実用・応用的な学習までの研修プログラム
※「おまかせRPA」 URL:https://business.ntt-east.co.jp/service/omakase_rpa/
・各社の役割:KindAgent:研修参加メンバーの選定、研修の設計/実施、研修期間における定期面談
NTT東日本:「おまかせRPA」の提供、研修実施に向けたRPAスキル習得支援アドバイス・指導
<参考>オンライン研修模様(右上段:受講生)
※受講生のコメント
「体力による制約があり対面での研修を受講するのは難しく、更に住んでいるロケーションを考えると、企業の研修等を受ける機会が少ないです。その中でオンライン形式かつ体調を考慮したスケジューリングを行っていただき、機会を与えていただいたことは非常に嬉しかったです。」
3.今後の展開
KindAgentは、本プログラム終了後も参加学生に引き続き学習の機会を提供し、プロのRPAエンジニアとして活躍出来るレベルまで伴走してまいります。また、エンジニアとしての役割に加えて、後進を育成するという意味において、教育者としての役割も担っていただきたく、本プログラムを通じて、障がい当事者としてRPAエンジニアの先駆けとなり、同じキャリアを目指す後輩にとって旗振り役になっていただきたいと考えております。また、受け入れる企業側に対しても、障がい者ひとりひとりを理解し、適性を考慮した環境や体制構築を行うためのご支援をしていきたいと考えております。こういった取り組みを加速させ、優秀な人材を育成・輩出していくことと、企業側の環境・体制を整える両方のご支援を行うことで、障がい者の社会進出が加速され、社会全体のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンが促進される事を目指してまいります。
またNTT東日本としては、あらゆる企業様の課題解決に向け、技術・知見の活用による支援ができるよう社員のDX人材化に向けた育成に更に注力し、今後も地域社会が抱える課題の解決へ親身に寄り添ってまいります。
お問い合わせ先
【お客さまからのお問い合わせ】
KindAgent株式会社 経営企画部
Mail: info@kind-agent.co.jp
NTT東日本 東京事業部 パートナービジネス部 ディーラーアカウント部門 コラボレーション推進担当
Mail: colla-k-tokyo-div-gm@east.ntt.co.jp
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