閉店したラーメン店、カフェの6割以上が3年以内に営業終了。飲食店で閉店しやすい業態とは?
調査概要
調査対象:「飲食店ドットコム」に登録された造作譲渡情報のうち営業年数および業態を保有するデータ
調査対象数:3,692件
調査期間:2016年1月1日~2023年12月31日
閉店しやすい業態は、「お弁当・惣菜・デリ」、「そば・うどん」、「ラーメン」、「カフェ」
閉店した飲食店の件数を業態と営業年数ごとに集計したところ、「お弁当・惣菜・デリ」、「そば・うどん」、「ラーメン」、「カフェ」は、6割以上の店舗が営業3年以内で閉店しており、かつ3割以上の店舗については営業1年以内に閉店していることがわかりました。これは昨年の調査
(https://www.synchro-food.co.jp/news/press/4590)と同じ結果となります。
ラーメン店とカフェは「出店したい業態」としてトップ5に入る人気業態ですが、同じく出店したい業態として上位である居酒屋・ダイニングバーと比較すると、3年以内に閉店する割合はラーメン店(62.7%)、カフェ(60.2%)に比べ、居酒屋・ダイニングバー(45.7%)と約15%の差があり、昨年の調査結果同様に、ラーメン店やカフェは生き残りが厳しい業態であることがわかります。
参考:『出店したい業態No.1は?』飲食店の出店したい業態ランキングと出店予算の動向を飲食店ドットコムが発表 https://www.synchro-food.co.jp/news/press/4709
3年以内の閉店割合が昨年より約10%高くなったのは「パブ・スナック」
昨年の調査結果( https://www.synchro-food.co.jp/news/press/4590 )と今回の結果において3年以内の閉店割合の差は業態ごとにほぼ2%未満の変化にとどまっています。その中で、3年以内の閉店割合が約10%高くなったのは、「パブ・スナック(54.4%)」。弊社の各調査において、2次会以降の客足が鈍いという声が飲食店の声としてよく聞かれますが、「バー」の3年以内の閉店割合は昨年とほぼ同じ結果(58.4%)となりました。
反対に、昨年調査よりも3年以内の閉店割合が下がったのは、「焼肉(46.4%)」と「寿司(34.4%)」。それぞれ約5%低い結果となりました。
息の長い業態は、和食、寿司、フランス料理など参入障壁のある業態
一方で、営業3年を超える店舗の割合が最も高かった3業態は、「和食」、「寿司」、「フランス料理」。昨年の調査結果と同じという結果になりました。特に、「和食」と「寿司」は、11年を超える営業をしていた店舗の割合が和食(30.0%)、寿司(34.4%)と非常に高い割合を占めています。
3業態の中でも、特に寿司とフランス料理は、専門的な技術が必要なため、開業までの障壁が高く、他業態と比較すると開店件数が低いため、競合が少ないことも影響していると考えられます。
■株式会社シンクロ・フードについて
当社は、”多様な飲食体験から生まれるしあわせを、日本中に、そして世界へと広げる”というビジョンのもと、飲食店経営・運営を支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営しています。テクノロジーを最大限に活用し、飲食店の出店開業・運営に必要な「ヒト・モノ・情報・サービス」など多様な選択肢をシンプル・スピーディに提供していくことで、飲食業界の発展・関わる人のしあわせに貢献してまいります。
【本社】 東京都渋谷区恵比寿南一丁目7番8号 恵比寿サウスワン3階
【代表者】 代表取締役 藤代 真一
【上場市場】 東京証券取引所プライム市場
【URL】 http://www.synchro-food.co.jp/
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