ブルガリ 第2回MAXXI BVLGARI賞をロンドンにて発表
3名のファイナリストおよび2回目を迎えるこの賞はMAXXIとブルガリとの長きにわたるパートナーシップの結果であり、MAXXI 財団理事長のジョヴァンナ・メランドリおよびMAXXI BVLGARI賞の重要なサポーターで熱心なアートのコレクター兼後援者であるブルガリグループの名誉副会長を務めるニコラ・ブルガリによって発表されました。本賞のために制作されたサイト・スペシフィックな作品は、2020年5月7日からイタリア国立21世紀美術館にて展示されます。2020年10月に、審査員は優勝者を発表し、美術館がその作品を取得することになります。本賞は、本美術館の収蔵品の中核を築くべく、2000年から数多くの新しい才能を世界の舞台に送り出してきたMAXXI賞が進化したものです。ブルガリのサポートにより刷新、強化され、これまで以上に国際的なアートシーンで発表されるようになりました。2018年に開催された第1回MAXXI BVLGARI賞はディエゴ・マルコンの力強いビデオ作品「ラドウィッグ(Ludwig)」が受賞し、現在この作品はイタリア国立21世紀美術館のコレクションとして収蔵されています。
MAXXI 財団理事長のジョヴァンナ・メランドリは下記のコメントを述べました。
“ 2020年に美術館は開館10周年を祝います。MAXXI BVLGARI賞はこの大切な記念の年を祝うイベントの1つであり、アートにおける若い才能への支援を約束することは、この国立現代美術館が果たす重要な使命の1つであると強調するものです。3名のファイナリスト、ジュリア・センシ、トマソ・デ・ルカ、レナート・レオッタの作品は、強烈で示唆に富み、今日の社会を反映すると共に未来を探るものとなっています。彼らの作品をMAXXIに展示できることを嬉しく思うと共に、イタリアおよび世界の創造性に多大な貢献をしてきたブルガリとのパートナーシップを組むことができ光栄です。これは官民の一時的な文化的協力ではなく、戦略的協力の重要性をさらに示す証拠となるでしょう。”
ブルガリ グループCEOのジャン-クリストフ・ババンは次のようにコメントを寄せています。
“前回同様、このMAXXI BVLGARI賞はコンテンポラリーアートシーンの才能ある前途有望なアーティストにとって、またとない機会となります。彼らが取り入れた多様な言語が今日の複雑な社会的、文化的状況への内省を促すことで、現実や現実をインスパイアする価値観についてさまざまな認識をもたらします。実験に対する緊張感を常に抱き、若いアーティストを奨励することへの責任を持つことは、ブルガリとMAXXIとの共通点です。私は今回の賞が国際的な芸術研究において重要な瞬間になると確信しています。”
MAXXIの芸術監督を務めるホウ・ハンルーは下記のように述べています。
“今年選出された候補者たちを見ると、1980年代に生まれたアーティストたちによる世代の重要な転換点が反映されているのが分かります。彼らは、政治的、経済的、環境的、心理的に危機的な状況が差し迫り、ますます不確実になる世界に対峙する新しい批評精神を共有しています。彼らは若いアーティストが見せる新しい傾向を示しているのですが、現実と仮想の両方で私たちの生活環境が破滅の危機を迎えることについて深く憂慮しているのです。そして流動的でありながらも強烈な変化が起きている中、不安にさいなまれながら、物質性を再考することで創造力のある言語を発展させ、そうした動きに立ち向かおうとしています。これは新しいグローバルな時代精神を探求したいというある種の強迫観念を意味します。再びMAXXI BVLGARI賞は、個々のアーティストを見せつつ、創造力を持つ者たちの有機的に結合したその運命を提示することで、イタリアおよび世界のアートシーンにおける、来たるべき未来を明示するというリーダーとしての役目を果たします。”
ブルガリ ブランド ヘリテージ キュレーターのルチア・ボスカイニは下記のようにコメントを加えています。
“MAXXIとの協力によるこの賞への深い関わりは、永遠の都の芸術的、文化的遺産の保存を促進しようとするブルガリの後援活動の成果です。MAXXIはローマで誕生した美術館であり、ブルガリと同様、常に世界に開かれてきました。革新性と絶え間なく続く創造的な研究の名のもとに結ばれたこのパートナーシップは、互いが共有する価値観に端を発しています。この賞は毎回、世界をリードするプロフェッショナルたちとのコラボレーションを誇り、過去、現在、そして未来のアートを愛する人々にとってローマを魅力的な中心地とするために貢献しています。”
問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/
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