DOCSIS / C-DOCSIS(R) 3.0準拠ソリューションをCCBN 2015に出展

DOCSIS 2.0からDOCSIS 3.0 / C-DOCSISへの移行に向けたケーブル・モデム、ゲートウェイ、インタラクティブSTBのリファレンス設計

STマイクロエレクトロニクス

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、中国・北京で開催されるアジア太平洋地域最大の放送技術・機器展示会であるCCBN(China Content Broadcasting Network:2015年3月26日~28日)において、DOCSIS 3.0(1)に準拠するソリューションのデモを実施しました。

地域毎にカスタマイズされたDOCSIS規格への準拠は、中国をはじめとする各国のケーブルTV事業者が魅力的なマルチメディア・ホーム・エンターテインメントおよびサービスを提供するための信頼性の高い技術であることを示すものです。エンドユーザがIPビデオ、マルチスクリーンTV、Ultra HDビデオなどの新しいサービスを求める中、DOCSIS 3.0 / C-DOCSIS 3.0が実現する、より高速なデータ接続環境の必要性が高まっています。

STは、集積度の高いゲートウェイ用システム・オン・チップ(SoC)であるAlicanteシリーズ(STiD125/127/128)をC-DOCSIS 3.0市場に供給し、CableLabs認証を取得済みのDOCSIS 3.0 SoCの様々なコンフィギュレーションを提案します。

Coship Electronics社の海外販売部門ジェネラル・マネージャであるKen Wang氏は、次の様にコメントしています。「中国最大規模のセット・トップ・ボックス(STB) / ケーブル・モデム・メーカーである当社は、消費者からの高速データ接続に対する要求が、事業者のビジネス機会を創出し、DOCSIS 3.0 / C-DOCSIS 3.0および、さらに新しい世代の方式への移行を加速させるものと考えています。STの技術とCoshipの経験の組み合わせは、世界中でDOCSIS 3.0の大きなチャンスを見つけることができるでしょう。」

Sichuan Jiuzhou Electronic Technology社の最高技術責任者(CTO)であるYang Zhanbin氏は、次の様にコメントしています。「中国および世界各地で17年以上にわたりSTBビジネスの経験があるJiuzhouは、高性能ブロードバンドに向けたDOCSIS 3.0への移行を素晴らしい機会と捉えています。STの技術およびサポートは、この移行において大きく貢献しています。」

STのグループ・バイスプレジデント 兼 コンスーマ製品事業部ジェネラル・マネージャであるPhilippe Nottonは、次の様にコメントしています。「中国では、ケーブルTV加入者のデータに対する要求の高まりにより、C-DOCSIS 3.0への移行という大きな変化が起こっています。当社は、DOCSIS 2.0からDOCSIS 3.0 / C-DOCSISへの移行を加速させるため、コスト効率が高く低消費電力なDOCSIS 3.0 / C-DOCSIS向けソリューションを提供しています。」

STのケーブル・モデム / ケーブル・データ・ゲートウェイ / インタラクティブSTB向けのリファレンス設計により、パートナー各社は製品開発期間を短縮することができます。CCBNで出展されたデモは、以下の通りです。

・ゲートウェイ / サーバ用SoC(Alicante)とSTB / クライアント用SoC(Cannes)をMoCA 2.0/Wi-Fi 802.11ac経由で接続し、マルチルーム・マルチスクリーンを実現する住宅用Ultra HD体験デモ
・高速ゲートウェイ用デモ

IHS(2)社のレポート(2014年2月)では、2016年までに出荷される全てのケーブル・ブロードバンドCPE(Customer Premises Equipment)が、DOCSIS 3.xに準拠すると予測されています。

STは、CCBN 2015(China Content Broadcasting Network)の期間中に併設されるプライベート・スイートにおいてCannes / Monacoファミリを紹介し、その他の技術・製品を公開ブース(ホール3、#3306)に展示しました。

STのAlicanteファミリならびに関連するDOCSIS 3.0 / C-DOCSISリファレンス設計については、STのセールス・オフィスまでお問い合わせ頂くか、https://www.st.com をご覧ください。

(1)DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)は、北米のケーブルTV事業者や機器メーカーに採用されているケーブル・モデムの主要規格です。同等のEuroDOCSIS規格は欧州全土で広く採用されており、C-DOCSISは中国で採用されている規格です。
(2)Cable Players with DOCSIS 3.0 Square Off Against Telcos and Broadband Fiber, IHS( https://technology.ihs.com/491866/

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2014年の売上は74.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

STマイクロエレクトロニクス

22フォロワー

RSS
URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
-
設立
-