これが鎌倉殿の推し仏だ! 源頼朝と天才仏師・運慶の知られざる関係が今あきらかに
仏像から見えてくる武士たちの世界 「芸術新潮」7月号特集は「運慶と鎌倉殿の仏師たち」
北条時政の抜群の情報力、和田義盛はじつは知性派で三浦一族のリーダーだった……。文字だけの歴史ではわからない武士たちの意外な素顔が、仏像というモノのかなたに見えてくる。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目が集まる中世前期。この時代の建築は関東には一つも残っていませんが仏像は別です。たとえば、先日放送の回で、曾我兄弟を背後であやつり、源頼朝暗殺の陰謀を企んだとして出家させられた御家人の岡崎義実(たかお鷹)。なんと、彼が頼朝の父・義朝の供養のために造立したと考えられる阿弥陀三尊像が横浜市のお寺に残っています。それもびっくりする程の美麗な像なのです。戦争も、暗殺の陰謀も、うるわしい仏像も、まったく矛盾することなく一人の人格の中に同居している、それが中世という時代でした。この特集では、岡崎義実のような御家人たちと関わりのあるさまざまな名作仏像を紹介する他、当時の仏像のトレンドを一新した天才仏師・運慶の東国における足跡を、蓋然性の高い推理で跡付けます。解説者は、美術史家の瀨谷貴之氏(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)。これまでも運慶の実像へと迫るさまざまなすぐれた仮説を提示してきた瀨谷氏ですが、今回の特集でも源頼朝と運慶の関係にかかわる重大な発見を披歴しています。撮りおろし多数を含めてお届けする渾身の仏像特集をどうぞお楽しみください。
【掲載誌】「芸術新潮」2022年7月号
【発売日】2022年6月24日(金)
【造本】A4変型 無線とじ
【定価】1500円(税込)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/geishin/
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