日販×シード、2025年度日本財団「海と灯台プロジェクト」助成事業として静岡県伊東市で「門脇埼灯台による伊東エリアの観光活性化事業」を開始

イマーシブ音声コンテンツ「ボイスフレンド」を活用した周遊型観光体験を本格化

日本出版販売株式会社

 日本出版販売株式会社(代表取締役社長:富樫 建 、略称:日販)と株式会社シード(代表取締役社長:西島 英弘、以下シード)は、静岡県にある門脇埼灯台および伊東エリアの新たな魅力発掘と観光誘致を目的とした「門脇埼灯台による伊東エリア観光活性化事業」(以下、本事業)を開始します。

 本事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施します。

 本事業は、「門脇埼灯台利活用推進プロジェクト」として2024年度にスタートしており、本事業推進にあたり、日販とシードは昨年「門脇埼灯台観光推進コンソーシアム」を組成しています。

 プロジェクトの2年目にあたる本年は、プロジェクト名を「門脇埼灯台による伊東エリア観光活性化事業」に変更し、門脇埼灯台だけではなく、伊東エリア全体の観光活性化に向けた取り組みを推進していきます。

 昨年度実施したイマーシブ音声コンテンツ「ボイスフレンド」の実証実験の成果を踏まえた周遊型観光体験コンテンツの本格展開や、地域の小中学生を対象とした「ボイスフレンド」のコンテンツ制作体験ワークショップ、伊東エリアの観光スポットを活用したPRイベントやプロモーションなどの実施を予定しています。

■2024年度の成果

 2024年度は、「ボイスフレンド」の展開を検討するための歴史・周辺環境に関する調査から開始し、伊東市や灯台周辺の観光事業者との連携体制を構築しました。

 株式会社ワールドエッグス(代表取締役社長:波房 克典)が手掛ける灯台擬人化プロジェクト『燈の守り人(あかりのもりびと)』とコラボレーションした、「ボイスフレンド×燈の守り人『門脇埼灯台イマーシブツアー』」を2025年1月より開始し、累計140名が体験しています(2025年6月末時点)。

※門脇埼灯台イマーシブツアー公式サイト:https://toudai-immersive-tour.com/

灯台内にポスター・パネルを設置
灯台の近隣店舗にてグッズを販売

 体験者アンケートでは、体験の満足度94.1%、門脇埼灯台への再来訪希望率100%という結果となり、門脇埼灯台の新たな魅力発掘と地域資源化という目的に対し、「ボイスフレンド」が有用なコンテンツであることを確認しました。あわせて、灯台の近隣店舗ではオリジナルグッズの販売を行い地域事業者への利益還元の足掛かりとしました。

 一方で、門脇埼灯台の認知度や、観光案内板・音声ガイド・Webサイトといった来訪者や来訪予定者に対する情報提供ツールの不足、地域との連携などに課題があることも明確になりました。

2025年度事業の主要施策・課題の解決に向けて

 2024年度の成果を踏まえ、2025年度は「ボイスフレンド」による観光周遊コンテンツの本格展開と、課題となっている認知度・地域連携・灯台に関するコンテンツ不足を解決するための以下3つの取り組みを軸に推進していきます。

①「ボイスフレンド」による観光周遊企画の本格展開

・ストーリー性のあるイマーシブな音声体験とともに、門脇埼灯台と、伊東市内の観光施設に関する観光情報を提供する有料企画の実施

・「ボイスフレンド」初となる多言語対応の実施、インバウンド観光客にも体験いただけるオリジナルコンテンツの制作、展開

②門脇埼灯台の認知度向上に向けた地域連携イベント、プロモーションの実施

・伊東市の観光スポットでのPRイベントの実施

・旅行系インフルエンサーを起用したプロモーション動画の展開

・宿泊施設・食事処での門脇埼灯台紙ジオラマの配布

③地域との連携による灯台に関するコンテンツの制作

・地元学芸員監修による、『燈の守り人』キャラクターを活用した、伊東エリアや門脇埼灯台の歴史・文化が学べる映像学習コンテンツの制作

・地元小中学生を対象とする「ボイスフレンド」コンテンツ制作体験の開催

 本事業を灯台利活用の一つのモデルとして、全国の灯台へ水平展開することを視野に入れており、灯台の持続可能な観光資源化と、地域活性の新たなスタンダードの構築を目指します。また、イベントの常設化により、一過性ではない継続的な地域価値向上を実現していきます。

■ボイスフレンドについて

 ボイスフレンドは、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンで体験するイマーシブ音声コンテンツで、空間をそのまま、イベント会場にすることができます。IPの魅力を引き出し空間の体験価値を高めることで、集客や周遊、購買を促進します。

 体験する人の位置認識には、空間のスキャンデータとスマートフォンのカメラを利用するだけで、ビーコンなどの設備を追加する必要はありません。また、体験者の移動や視線、選択に合わせてインタラクティブな演出を行えるので、物語を聴いてもらいながら、体験者をその空間の隅々まで誘導することが可能です。

■門脇埼灯台 概要

 門脇埼灯台は、伊豆半島中部の東岸に位置する「城ヶ崎海岸」に建つ灯台です。初点灯は1960(昭和35)年、現在の灯台は2代目で1995(平成7)年に完成しました。灯台自体の高さは25メートルですが、断崖の上に立つため、平均海水面から灯火部分までの高さは44メートルです。約33キロ沖合まで光が届き、城ヶ崎から伊豆大島間の航路を見守ります。

 レンズが置かれている灯室の下に展望台があるユニークな灯台で、営業時間中は無料で登ることが可能です。リアス式海岸の絶景はもちろん、晴れた日には遠くに伊豆七島や天城連山まで見渡せます。

静岡県伊東市・門脇埼灯台PV:https://www.youtube.com/watch?v=Fk4L9meida4

所在地

〒413-0231 静岡県伊東市富戸813

営業時間
(展望台)

9:00~17:00

※11月~翌3月は9:00~16:00

入場料

無料

■日本財団「海と灯台プロジェクト」新たな灯台利活用モデル事業について

 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、持続可能な灯台利活用事業の開発を実施する団体に対して資金面および企画運営の助言等のサポートを行う事業です。灯台を訪れる人を増やし、海や周辺地域への興味関心を高めることを目的とした単体または複数の灯台を活用する事業企画を対象とします。

海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/

海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/

■本事業に関するお問い合わせ
門脇埼灯台観光推進コンソーシアム事務局(日本出版販売株式会社 内)担当:加藤、後藤
TEL. 03-3233-4802

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会社概要

日本出版販売株式会社

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URL
http://www.nippan.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区神田駿河台4-3
電話番号
03-3233-1111
代表者名
富樫建
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1949年09月