梯(かけはし)久美子さん 渾身の文庫書き下ろし『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』3月5日発売! 話題の書影を解禁!

「なぜ、アンパンマンは自分の顔を食べさせるのか?」 

株式会社文藝春秋

株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:飯窪成幸)は、ノンフィクション作家・梯 久美子著『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』を、3月5日に発売します。

今春、放送を開始するNHK朝ドラ「あんぱん」で注目が集まっているやなせたかしさんの生涯を、評伝の名手・梯 久美子さんが綿密な取材を重ねて書き下ろした、文庫オリジナルの本格評伝決定版です。

「なぜ、アンパンマンは自分の顔を食べさせるのか?」 その理由は本書を読んでいただければ分かります。

圧倒的な感動、心を打たれずにはいられません。

『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』(文春文庫)書影

■書影について

著者の梯さんが本の顔ともいうべきカバーにぜひ掲載したいと選んだのが、20代のほとんどを戦争に奪われたやなせたかし氏が、30代半ばでようやく漫画家として独立した頃の写真(写真、画像提供・やなせスタジオ)。

「アンパンマン」の作者・やなせたかしはどんなときも面白がり屋で、皆を楽しませることが大好き。人生を謳歌する人でした。カバー下部の英文(The man who created Anpanman always loved to entertain everyone and enjoyed everything in his life.)は、そんなやなせ氏の人柄を意味しています。木村弥世さんによるデザインの、本作の魅力がたっぷり詰まったカバーです。

■著者・梯 久美子さんからのコメント

「胸がつぶれるほどさびしかった」という幼少期から始まるやなせたかしの生涯を、新資料をもとに書き下ろしました。悲しみも、悔しさも、心の傷でさえ、いつか生きる力となり、人をよろこばせる創造性となって花ひらく――やなせ氏の生き方からは、暗闇の中でも光を信じて歩き続けることの大切さを教えられます。20代の頃、やなせ氏のもとで編集者をしていた私は、この伝記を書くことでアンパンマンの哲学にふれ、改めて氏に出会い直した気がしています。少しでも本の価格を安くしたいと思い、出版社にお願いして文庫書下ろしという形にしてもらいました。幅広い読者に、このちいさな本が届くことを願っています。

『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』の紹介

NHK朝ドラ「あんぱん」放送目前!

梯 久美子が書き下ろす「アンパンマン」の作者・やなせたかしの本格評伝

栗林忠道、島尾ミホ、原民喜などの評伝を手がけてきたノンフィクション作家・梯 久美子が、綿密な取材をもとに知られざるエピソードを掘り起こした「やなせたかし」評伝の決定版。

高知県で生まれた嵩(たかし)は、幼少期に父を亡くし、再婚した母とも別れて伯父の家で育つ。

東京で美術を学び、デザイナーとなるが、徴兵され中国大陸へ。

戦場で飢えを経験したことと、たったひとりの弟が23歳の若さで戦死したことが、のちに「アンパンマン」の誕生につながっていく。

戦後に就職した高知新聞社で「韋駄天おのぶ」とあだ名される元気いっぱいの女性・暢(のぶ)と出会った嵩は、

再度上京し、妻となった暢とともに子どもの頃からの夢だった漫画家を目指す。

たくさんの挫折を経験し、ようやくアンパンマンを生み出すが、

「顔を食べさせるなんて残酷だ」「気持ち悪い」と大人たちからは大ブーイング。

だが子どもたちは、無垢な心でアンパンマンを愛してくれた――。

著者はかつて『詩とメルヘン』編集者として、やなせたかしのもとで働き、晩年まで親交があった。

子ども向けに書いた伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)はロングセラーとなり、小学校の教科書に採用されている。

2011年の東日本大震災直後、被災地からラジオ局にリクエストが殺到した「アンパンマンのマーチ」。

避難所で大合唱する子どもの姿に、92歳だったやなせは感動し、94歳で亡くなるまで、復興のために力を尽くした。

愛と勇気に生きた稀有な生涯を、評伝の名手が心を込めて綴る感動作。

                                     (文庫オリジナル)

                      ■ ■

著者近影

■著者プロフィール 

梯 久美子(かけはし・くみこ)

1961年熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、やなせたかしが編集長をつとめた雑誌『詩とメルヘン』の編集者となる。40代でノンフィクション作家としてデビューし、『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞ほかを受賞した『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮文庫)など著書多数。ジュニア向けに書いたやなせたかしの伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)の内容が、小学校5年生の国語教科書に掲載されている。

                      ■ ■

■書誌情報

書 名:『やなせたかしの生涯 アンパンマンと

    ぼく』

著 者:梯 久美子

判 型:文庫判

発売⽇:2025年3月5日

定 価:770円(税込)

ISBN:978-4-16-792346-4

書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167923464

同書影(オビなし)

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町3-23
電話番号
03-3265-1211
代表者名
飯窪成幸
上場
未上場
資本金
1億4400万円
設立
1923年01月