上司から見た若手社員の傾向に関する調査結果(2025年度)を公開

株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170)の研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、上司から見た若手社員の傾向に関する調査(2025年度)を行いましたので、結果を報告いたします。
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調査背景
人口減少が加速する中、若手人材の確保と育成はいまや経営の根幹を担う課題となっています。
若手人材の確保については、若手の早期離職防止に関する話題が注目されがちです。
一方で、早期離職が防止できたとしても、育成を通じた人材の質向上が実現できなければ、企業の生産性向上にはつながりません。そして、育成の対象となる若手の就労観は多様化し、職場環境そのものも変化しています。特に現場で育成に関与する上司世代とのギャップが広がっており、従来型の育成スタイルが通じにくくなっているとの声も年々増えているようです。
変化が大きいからこそ、育成の実態を継続的に捉え直す視点が重要です。前回調査で得られた「上司から見た若手の傾向は10年間で大きく変わっていない」という知見は、上司から見た若手の育成課題が一貫していることを示す一方、若手の価値観や受け取り方の変化を踏まえると、同じアプローチでは育成効果が薄れるリスクも内包しています。そこで本調査では、若手育成の実態を多角的に捉えるため、時代変化を継続的に追うための基礎データとして分析を実施しました。
調査概要
・調査機関(調査主体)
株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所
・調査対象
2015年1月~2025年12月にリンクアンドモチベーショングループ(以下当社)が提供するビジネススタンスサーベイを実施した151社12,000名を対象としました。
・分析方法
コロナ前(2015~2019年)、コロナ禍(2020~2022年)、コロナ後(2023~2024年)、2025年の4群に分類し、群ごとに各40項目のランキングを作成しました。
また、従業員規模ごとに~99名、100~499名、500~999名、1,000名以上の4群に分類し、群ごとに各40項目のランキングを作成しました。このランキングから上位5項目、下位5項目を抽出し、上司から見た若手社員の傾向の違いを分析しました。
調査結果
・若手社員の強みはコロナ前後という時期や業界、企業規模によらず共通していた。具体的には、「アドバイスの素直な受容」「周囲への気持ちよい対応」「最後までやり抜く姿勢」などであった。
・若手社員の課題は時期や業界によらず一貫した項目が表出していた。具体的には「起こりうることの予測」「会議での積極的発言」「あいまいな状態での実行」「チャンスの積極活用」などであった。
・企業規模別に見ると若手社員の課題には違いが見られた。規模の小さい企業では「効率的な取り組み姿勢」という効率性が表出し、規模の大きい企業では「あいまいな状態での実行」「チャンスの積極活用」という積極性が表出していた。
今後の課題
今回の調査では、上司から見た若手社員の傾向について、企業規模によって課題は異なる一方で、11年間で強み・課題のいずれも大きな変化はみられないという示唆が得られました。これは「上司が若手に期待する役割」が、上司と部下というミクロな関係性の中だけで決まるのではなく、組織が担っている機能やその業界が置かれている環境の影響を受けることを示唆しています。
一方で、企業規模によって課題に違いが生じている点は、拡大期や成熟期など企業の成長ステージの違いによって、求められる行動様式が変わることを示している可能性があります。小規模企業では効率性が、大規模企業では積極性が課題として浮かび上がるのは、組織の成長ステージそのものが異なるためだと捉えることができるでしょう。
したがって、若手社員の傾向を読み解く際には、「最近の若手は」といった世代論に閉じるのではなく、組織が置かれている事業環境や企業を取り巻く市場環境などの視点から捉え直すことが重要となります。
今後はこうした視点に加え、若手社員自身の自己認知の変化なども踏まえた多面的な分析を行うことで、若手社員に関する課題の理解を一層深めていくことが求められるでしょう。
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リンクアンドモチベーションの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証プライム)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)
ベンチャー・インキュベーション
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