悶絶するほどかわいくて、なぜか無性に懐かしい。連載中から大反響の家族エッセイ『ぼくらは人間修行中――はんぶん人間、はんぶんおさる。』(二宮敦人・著)、7月14日発売決定!

「お腹を抱えて笑いました」「懐かしさ、同意、驚き、笑い、全てを兼ね備えた哲学書のよう」「癒される」――。世代を超えてファン続出の大人気エッセイを7月14日、新潮社より刊行いたします。

株式会社新潮社

「おとうさん、むしって日本語しゃべれないの?」「おかあさん、ちょっとまぶしいから太陽へらして」「てきに食べられないように、おおきくなりたい」――記録魔の小説家が、天然成分100%の妻、かわいすぎる4歳児ちんたん、豆粒のような0歳児タッとともに歩むのは「人間への道」。ありふれた家族のスペシャルな日常を実況中継いたします。


 
累計40万部突破の『最後の秘境 東京藝大 ――天才たちのカオスな日常』の刊行後、二宮敦人さんはふたりの男の子のお父さんになり、元東京藝大生の奥様と家族4人で暮らしています。「ぼくね、砂が30個あったら、パソコン作れちゃうんだよねえ」「おとうさんのおしりは落ちつくなぁ」「おとうさん、すきなうんこの色、何色?」――毎日のように名言を披露する4歳児ちんたんは本の中で6歳に。「てきにたべられないように、おおきくなりたい」と願い続けて、苦手なピーマンをひとかけら口にできるまでに成長します。そして、豆粒のようだった0歳児タッは2歳になり、浴槽のふちにコップを並べてお風呂のお湯を何度も味わう「湯船のソムリエ」へと成長。子どもと親が日々の生活の中でともに育っていく大人気「家族エッセイ」、ぜひお読みください。



 

©土岐蔦子©土岐蔦子

■著者コメント
「寝っ転がってポテトチップスを食べている長男に「それはお行儀が悪いよ」と注意しました。しかしそんな僕は今、膝に三男を寝っ転がらせて、哺乳瓶から食事をさせているのです。あれ、こっちの方がお行儀悪くないか? そもそもお行儀って何? 混乱し始める僕をよそに長男は素直に座り直し、三男は満足げに白目を剥いて眠りに落ちていきます。彼らと過ごしていると常々思うのです、僕は人間のことを知っているつもりで全然知らなかったのだと。そんな日々を記録し、整理し、言語化するのは幸せな経験でした。機会に心より感謝し、今日も張り切って修行してまいります」

 

 

 

 


■家族や愛の形について綴るエッセイスト、紫原明子さんから感想をいただきました
「親は子を見て育つ。そのいちばん誠実で温かい見方、育ち方が、この本の中に書かれています。読み終えてからというもの、会う人会う人にこの本の話をしてしまいます。
この本の中で二宮先生が、親として子に「人間はこうあるべき」と思われるとき、そこには常に「本当にそう?」という疑いがセットになっていて、果ては「おさるのままでいいんじゃない?」という域にまで到達されて、もうなんて、なんて誠実なんだろうと感激しました。私の子供はもう20歳と17歳ですが、改めて思えば現在の子供たちにも、また私自身にも、文明の世界とおさるの世界の葛藤が続いています。つくづく仰るとおり、私たちは人間修行中だなあと思います。
生まれたばかりの子供に自動的に「人間」という服を着せるのでなく、また親である自分も親になった直後に「親」という服を着るのでなく、最初にはどちらも違和感があって、でもそこで過ごす時間を積み重ねる中で、いつしか自然と子供自身が人間に、自分自身が親になっていく。さらにはその過程で親もまた「人間」を学んでいく。子育てって本当にこういうものだなあと感じるし、こうありたいなあと思ってきました。
私にとってあまりにも大切な一冊になってしまったので、これから親になる友人には必ずこの本をプレゼントしたいと思いますし、どうかたくさんの人に読まれてほしいと心から願っています」

©土岐蔦子©土岐蔦子




■新潮社内にも連載を楽しみにしてきた読者がたくさんいます。
「声を出して笑ってしまうくらい面白かったです!ちんたんに我が家のおさる(3歳)の姿を重ねて、わかるわかると頷いたり、笑ったり、ちんたんがどんどん成長していく姿に行く末を見たり。(赤ちゃん時代の)懐かしさ、同意、驚き、笑い、全てを兼ね備えつつ、最後に人間とは何か?という究極の問いへの答えも教えてくれる、まるで笑いを兼ね備えた哲学書のよう。何より親であることはこんなにも楽しく素晴らしいことであると改めて思わせてくれました!」(デザイン室、30代)

・「下の子が今年5歳で、ちんたんと一歳違いなのかな?なので、こういうのあるあるとニヤリとしながら読みました。48ページの、ちんたんとパパの足し算が好きです。子どものこういうとこ、天才!と思います。夫婦のとぼけた(本人たちは大真面目な)会話が素敵で、お二人が子どもたちにめちゃくちゃに怒ることはあるのかな…。私は昨日、寝かしつけてから1時間半寝なくて、大人気なくブチ切れました。。私も人間修行中です。奥様が本当に素敵です、自由で!!子どもをこんな大人に育てるにはどうしたらいいのかな?と思いました。どう育ってきたのか、すごく気になる」(企画編集部、40代)

・「エッセイってこんなに優しい空気感出せるんですね。文字を読んでるのに、コミックエッセイや絵本を読んでいる気持ちです。癒される……」(文庫編集部、30代)

・「笑いました。 おさるのころのことって、ホント忘れちゃうから、こうやって残してあげたものは、息子さんたちの宝物になるでしょうね。今は27歳の息子が2才のころ、届かないように置いたはずのバナナを盗んで隣の部屋に逃げていく姿、その後ろを犬が「やったな! 相棒」と言いたげに一緒に走っていった風景を思い出しました。そのまんま「おさる」。 父親目線って新鮮でした。母親ってこんなに冷静・客観的に見れなんじゃないかなぁ 」(ノンフィクション編集部、50代)

・「子育て中に、この本を読んでいたら、気持ちがあんなに窮屈にならなかったのに、と思いました。新しい家族との出会い、人間との出会いと発見を楽しみたくなりました」(「新潮」編集部、50代)

・「とびきり素直で無垢なユーモアに、何度吹き出してしまったことか…!みずみずしく、活き活きと家族を描く二宮さんの文章にお腹を抱えて笑いました。そして、いま世界中のすべての親御さんに尊敬の気持ちを抱いています」(プロモーション室、20代)

・「てんやわんやでそれなりに濃かったのに、ああ、いろいろ忘れちゃってるんだな。この実況中継は、かつての子育て経験者に間違いなく届くと思います」(校閲部、50代)

・「全ての父親、ひいてはその妻にも読んでほしい!父親独特、そして二宮先生独特の目線から、しっかりと読み物としても面白く書かれている。つまり、全員に読んでほしいですね」(「コミックバンチ」編集部、30代)

 

 

©土岐蔦子©土岐蔦子

 

 


■内容紹介
悶絶するほどかわいくて、なぜか無性に懐かしい。思わず抱きしめたくなる「家族エッセイ」が誕生しました。「おとうさん、むしって日本語しゃべれないの?」「おかあさん、ちょっとまぶしいから太陽へらして」「てきに食べられないように、おおきくなりたい」――記録魔の小説家が、天然成分100%の妻、かわいすぎる4歳児ちんたん、豆粒のような0歳児タッとともに歩むのは「人間への道」。ありふれた家族のスペシャルな日常を実況中継いたします。

 

©新潮社©新潮社

■著者紹介
二宮敦人(にのみや・あつと)
1985年東京都生まれ。2009年に『!』(アルファポリス)でデビュー。フィクション、ノンフィクションの別なく、ユニークな着眼と発想、周到な取材に支えられた数々の作品を紡ぎ出し人気を博す。『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』『紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ』(ともに新潮社)、『最後の医者は桜を見上げて君を想う』 シリーズ(TOブックス)など著書多数。





 
■書籍データ
【タイトル】ぼくらは人間修行中――はんぶん人間、はんぶんおさる。
【著者名】二宮敦人
【発売日】2022年7月14日
【造本】ソフトカバー、240ページ
【本体定価】1,595円(税込)
【ISBN】978-4-10-350293-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/350293/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月