全国47都道府県、男女2,188人に「将来の子ども希望」について調査を実施 男性の“子どもを望む意識”が全年代で女性を上回る!夫婦間で子どもを望む意識にズレ!30代でその差が顕著に。
夫婦関係の満足度が“子どもを望む意識”、そして、“妊活”へも大きく影響をしているという結果に
アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:𠮷田南音 以下「アンファー」)は、全国47都道府県、合計2,188人を対象に「将来の子ども希望」について調査を実施いたしました。

2024年の日本人の出生数は過去最低を更新した昨年からさらに減少し、70万人を下回ることが予想されています。今後ますます少子化が深刻化していくと言われており、社会全体でその対策が急務となっています。
こうした状況の中で、子どもを持つことに対する人々の意識や夫婦間の価値観、妊活への取り組み方を把握することは、少子化の背景にある心理的・社会的要因を明らかにする上で重要です。そこで今回、既婚者を対象に「子どもに対する希望意識」や「妊活における実態」、「夫婦関係との関係性」について調査を実施しました。
【調査サマリ】
日本全国2,188名の「将来の子ども希望」に関する意識調査
TOPICS① 子どもを望む意識、男性が全年代で上回るという結果に!特に30代でその差が顕著に。
TOPICS② 子どもを望むが高い夫婦ほど、夫婦関係の満足度が高い!
TOPICS③ 夫婦関係の満足度が妊活へも影響!最も重要な取り組みは「夫婦間の話し合い」という結果に。
【調査概要】
・調査手法:WEB調査
・対象地域:全国
・対象者条件:①男女 ②20代以上70代未満
・サンプル数:n=2,188
・調査実施日:2025年4月
■調査解説
TOPICS① 子どもを望む意識は男性が全年代で女性を上回るという結果に!特に30代でその差が顕著に。
20代から50代の男女既婚者※を対象に、将来子どもを希望するか調査したところ、「いつか欲しいと思っている」と回答した人は、多くの年代において男性が女性を上回っていることが分かりました。特に30代では、「いつか欲しいと思っている」女性の割合が12.5%に対して、男性は22.2%と、約10ポイントも高い結果となりました。女性にフォーカスして結果をみてみると、「いつか欲しいと思っている」と回答した20代女性が39.4.5%に対し、30代女性は12.5%と約25ポイント低下しており、20代から30代にかけて子どもを希望する意識に大きな変化が見られました。
「欲しいと思っていない」と回答した男女比では全年代で女性が男性を上回り、特に20代は男性が16.9%に対して女性は31.0%、30代は男性が39.9%に対して女性は58.6%と大きな開きがあります。「欲しいと思っているが難しい」の回答では、全年代における男性の割合が女性に比べて約5ポイント高いことも分かりました。特に30代における男女の意識差は顕著であり、女性側では妊娠・出産のタイムリミットや仕事・キャリアの両立といった現実的な課題が影響している可能性が高いと考えられます。一方、男性は子どもに関するライフプランを柔軟に考える傾向があるためか、夫婦間で子どもに対する意識のタイミングにギャップが生じていることが伺えます。
※:既に子どもがいる方も含む。

TOPICS② 子どもを望む意識が高い夫婦ほど、夫婦関係の満足度が高い!
夫婦関係と子どもに対する希望の関係性について見てみると、「将来子どもを希望する」と回答した夫婦(88.2%)は、「欲しいと思っているが難しい」と回答した夫婦(63.8%)に比べて、夫婦関係に対する満足度が高く、その差は約25ポイントとなりました。このことから、子どもに対する考え方と夫婦関係の満足度の間には一定の関連性があると考えられます。また、「欲しいと思っているが難しい」と回答した夫婦では、女性の夫婦満足度が男性に比べ、約10ポイント低いこともわかりました。男性の希望と、女性が感じている現実との間に、若干の温度差があることが、夫婦間の気持ちのすれ違いにつながっている可能性も考えられます。

TOPICS③ 夫婦関係の満足度が妊活へも影響!最も重要な取り組みは「夫婦間の話し合い」という結果に。
妊活において重要だと考える取り組みについて調査したところ、最も多かった回答は「夫婦で話し合う」(59.3%)となり、次いで「ストレスをため込まないようにする」(30.6%)、「妊活に関する正しい情報を集める」(23.2%)という結果となりました。このことから、妊活においては精神的な安定や、夫婦間のコミュニケーションを重要視する夫婦が多いことが伺えます。
一方で、夫婦関係の満足度が低い層では、「夫婦で話し合う」と回答した割合が24%にとどまり、妊活においてパートナーと十分に話し合う機会が少ない傾向が見受けられました。こうした結果から、夫婦間のコミュニケーションが妊活へも影響を与えていることが考えられます。
以上の結果から、夫婦間の対話や意思のすり合わせ、日常的なコミュニケーションが妊活においてとても重要であることがわかりました。

■この調査に関して男性不妊治療の第一人者である辻村教授にコメントをいただきました

生殖医学、性機能障害の治療に注力し、不妊に悩む数多くのご夫婦を助けてきた。
日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本生殖医学会 生殖医療専門医・指導医
略歴
順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科 教授
Dクリニック東京 医師
兵庫医科大学卒業。国立病院機構大阪医療センター勤務後、ニューヨーク大学に留学し細胞生物学臨床研究員を務める。大阪大学医学部泌尿器科准教授などを経て、順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。Dクリニック東京でも従事。
2024年の日本人の出生数は70万人を下回る見込みであり、少子化が引き続き深刻な社会問題であることは間違いありません。世界と比較しても、日本の出生率は低水準にあり、先進国ではスペイン、イタリア、アジアでは香港、台湾、そして韓国などと並び、少子化が急速に進んでいる国の一つとされています。
また、日本では性行為の回数が世界的にも少ない傾向にあり、それに伴い体外受精の件数も多くなっています。近年では、パートナー間のコミュニケーション不足も大きな課題となっています。妊活においてはパートナー同士の協力が欠かせません。結婚前から、将来に向けた対話を重ねることが非常に重要です。
一方で、“男性不妊”への認知は徐々に広がりつつあるように感じます。特に、男性が自宅で取り組みやすい“ホームケア商品”の需要が高まっています。まずは、取り組みやすい方法から始めてみることが、妊活成功への大切な第一歩になります。
私たち医師は、一人でも多くのカップルが不妊の悩みから解放されることを目指し、予防啓発はもちろん、妊活がうまく進まない場合でもしっかりとサポートできる体制を整えていくことが、これからの大きな使命であると考えています。
■HOMTECH(オムテック) ブランドマネージャー 長内 尚コメント

少子化問題が深刻化する中、まだまだ妊活を「女性だけの課題」と捉える声も少なくありません。しかし、不妊の原因は約半数が男性側にもあることがわかっており、夫婦でのコミュニケーションや、互いに協力する姿勢がますます重要になっています。一方で、「なかなか行動に移せない」「何から始めればよいかわからない」と感じている方が多いのも現実です。HOMTECHでは、男性の妊活に必要な情報や商品を提供することで、男性を中心にお子様を望む方々をサポートしています。特に「はぐくむシリーズ」は、男性・女性ふたりの妊活をサポートするために開発された商品ラインナップです。妊活において、日々の食生活を整えることも大切なステップのひとつであると考えています。無理なく始められる選択肢として、ぜひご活用いただければと思います。
■HOMTECH(オムテック)
HOMME(男性)とTECHNOLOGY(テクノロジー)をかけ合わせた造語で、男性特有の健康課題に対して、正しい情報や正しいケアを提唱していくことを表現しています。男性が健やかで豊かな未来を創造できるようサポートする、セルフケアブランドです。
ブランドサイトURL:https://homtech.angfa-store.jp
はぐぐむシリーズ
男性・女性ふたりの妊活のためのカラダづくりをサポートするための、「はぐくむシリーズ」です。お出汁や白雑穀、麦茶といった、自然に食生活に取り入れられる商品ラインナップとなっています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像