【衣類を大切に長く着るためにも、正しい衣類ケアを】梅雨時に気になる洗濯物のニオイ。約8割は「部屋干し臭」が不快~家事アドバイザーが解説!洗濯から次に着るまで、正しい衣類ケア法~
原油高騰による相次ぐ値上げで、以前よりも節約志向が高まっている方は多いのではないでしょうか。また、昨今のSDGsへの関心もあり、ひとつのものを長く使用し続ける意識も強まりつつあります。こうした背景の中、衣類についても、少しでも長く、大切に着ることが重要となります。衣類を長持ちさせるためには、日々の正しい衣類ケアが欠かせません。
中でも、汗をかく機会や部屋干しが多くなり、ニオイや菌に対しての悩みが増える梅雨時期では、日々の衣類ケアが大切になってきます。そこで、パナソニック株式会社では、全国20~60代の週に1回以上自分で洗濯をする男女500名に、「衣類のニオイ対策や衣類ケア」に関する意識調査を実施しました。また、正しい衣類ケアのために気を付けるべきポイントを、家事アドバイザーの矢野きくのさんにうかがいました。
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《調査結果サマリー》
▶衣類やタオルのニオイについて
・ニオイが不快だと感じるシーンは①汗をかいた時、②部屋干し時、③洗濯物を取り出し忘れた時
・不快なニオイの対策を何もしていない人は約15%
▶毎日の洗濯について
・洗濯物を1時間以上取り出し忘れた経験がある人は3人に1人以上
・肌着、バスタオル、ハンカチなど、肌に触れるものや濡れやすいものは、「1回使用したら必ず洗う」が多いが、ジーンズは「6回以上使用したら洗う」が3割近く
▶梅雨時期の部屋干し
・梅雨時期は約6割が部屋干し
・不快と感じるニオイも「部屋干し臭(生乾き臭)」が約8割。
▶洗いにくい衣類のニオイケア
・洗いにくい衣類のニオイ対策は「クリーニングに出す」が一番多い
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■ 衣類やタオルのニオイが不快と感じるシーンは「汗をかいた時」「部屋干し時」「洗濯物を取り出し忘れた時」
まず、どのようなシーンで衣類やタオルのニオイが不快と感じるか聞いてみたところ、大きく3つのシーン(①汗をかいた時、②部屋干し時、③洗濯物を取り出し忘れた時)があることがわかりました。
不快だと感じるニオイへの対策としては「消臭できる洗剤・柔軟剤を使う」「天日干しする」が上位に来る一方、何も対策していない人が15.3%もいました。
そこで、ニオイが不快だと感じる3つのシーンについて、洗濯実態、部屋干し実態、汗をかいても洗いにくい衣類のニオイ対策について具体的に聞いてみました。
■毎日の洗濯実態:1時間以上洗濯物を取り出し忘れた経験がある人は3人に1人以上
衣類やタオルなどのニオイを不快と感じるシーンとして挙げられていた「洗濯物の取り出し忘れ」について、洗濯後に1時間以上取り出し忘れたことがあるか聞いたところ、「よくある」「たまにある」は37.0%にものぼりました。洗濯物を放置すると気になるのがニオイですが、取り出し忘れた場合、「必ず洗い直す」はわずか12.8%で、「ニオイが気になるときだけ洗い直す」が41.8%、「洗い直さない」が44.8%となりました。
続いて洗濯槽を掃除する頻度についてきいたところ、「2~3カ月に1回」が23.6%で最も多く、次いで「月に1回」となっています。一方で、「洗濯槽を掃除したことがない」は12.0%で、洗濯槽の掃除はニオイの減少においても非常に重要であることが、しっかりとは浸透していないことがうかがえます。
使用済み衣類を洗濯する頻度について、肌着・バスタオル・ハンカチなど、肌に触れるものや濡れやすいものは、「1回使用したら必ず洗う」が多く、普段着・おしゃれ着は、「1回使用したら必ず洗う」と「2~3回使用したら洗う」が、同程度の結果となりました。一方でジーンズは、「6回以上使用したら洗う」が3割近くを占めています。
■梅雨時期に増える「部屋干し」。不快だと感じるニオイの種類は「部屋干し臭(生乾き臭)」が約8割
早い地域では、5月から梅雨を迎えます。この時期の洗濯物干しの工夫を聞いたところ、60.8%で「部屋干し」がTOPに。次いで、「扇風機・サーキュレーターなどの風をあてている」「浴室乾燥を使用する」となりました。
梅雨時期に増える部屋干しですが、衣類やタオル等のニオイで、不快だと感じるものも「部屋干し臭(生乾き臭)」が78.4%となり、特に「タオル類の部屋干し臭(生乾き臭)」が気になっている方が多いことがわかりました。
■洗いにくい衣類のニオイ対策は「クリーニングに出す」が1番多い
ジャケットやコートなど、汗をかいたり、ニオイがついたりしても自宅のケアが難しいアイテムの対処法は、「クリーニングに出す」が48.0%に。脱臭機能がついたアイロンや衣類スチーマーもありますが、他の対策法と比較するとまだ使用頻度が低いことが分かりました。
■衣類を長く大切に着るためにしていることも「クリーニングに出す」
最後に、大切な衣類を少しでも長く着るために行っていることを聞きました。「クリーニングに出す」が28.4%で一番多く、続いて「毛玉をとる」「衣類を裏返して干す」など日頃から衣類ケアを行っていることがわかりました。
[調査概要]
・エリア:日本全国
・調査対象:20歳-69歳、男女計500人、洗濯・洗濯物干しを自身で週1回以上している方
・調査期間:2022年3月3日~2022年3月4日
・調査方法:インターネット調査
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◇◆家事アドバイザーが解説!正しい衣類ケアの方法◆◇
大切な衣類を少しでも長く着るためにも、洗濯から次に着るまでの日々の「衣類ケア」で気を付けるべきポイントについて、家事アドバイザーの矢野きくのさんに伺いました。
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「着る」「洗濯する」「乾かす」「ケアする」「保管する」が衣類の循環ですが、それぞれの工程を正しく行うことによって、衣類のニオイや菌の繁殖を抑制することができます。それぞれの工程の正しい衣類ケアについて解説します。
①脱いでから洗濯するまで
▶洗濯物を貯めない
早く乾かすことは、ニオイを抑制するうえで非常に重要です。洗濯物の量が少ない方が乾かしやすいため、梅雨時期は特にため込まないように、洗濯頻度を増やしましょう。
▶洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない
脱いですぐに洗濯することが難しい場合は、洗濯機を洗濯カゴ代わりにせず、雨や汗で濡れている服は乾かしておきましょう。洗濯槽の上に突っ張り棒を設置し、ハンガーで干すなど、洗濯機周りのスペースを活用し、乾燥させることができる場を作っておくようにします。(写真は、自宅で一時的に洗濯物を乾かす場所)
▶汗をかいていなくても洗濯は重要
出かける頻度が減っている中で、汗はかいていないからと数日間同じルームウェアを着ている方も多いのではないでしょうか。目で見えなくても、皮脂汚れは付着し、時間が経つと落ちづらくなります。汗をかいてなくても、こまめに洗濯することが大切です。
②洗濯する
▶洗剤・柔軟剤は規定量を守る
洗剤・柔軟剤は少なすぎても、多すぎても良くないです。規定量を守って入れましょう。
▶お風呂の残り湯はできれば避ける
お風呂の残り湯を使用する方もいますが、タオルや衣類にニオイが付きやすいと感じているご家庭では避けた方が良いです。残り湯を使う場合も、最後のすすぎには新しい水を使用しましょう。
③乾かす
▶脱水をかけたらすぐに干す
脱水後は、すぐに干すことが大切です。万が一取り出し忘れたら、洗濯物の臭いを確認して、少しでも嫌な臭いがしたら洗濯をし直すことが重要です。
▶早く乾くようにする
乾かす時は、風の当たりが大切です。調査からもわかったように、梅雨時期は部屋干しをされる方が多いです。部屋干しのメリットとしては、花粉やPM2.5などがつかない、紫外線によって生地が傷むのを防げる、天候に左右されないといった点が挙げられます。
ただし、部屋干しの環境はご家庭によって異なり、除湿機や扇風機などもなく、カーテンレールに干しているという家庭も少なくありません。カーテンレールに干すと、カーテンが湿ってカビやすくなり洗濯物にも移る要因となります。カーテンレールで干す場合は、カーテンを開けた状態にしましょう。
また、肩部分に厚みがあり穴が開いているハンガーや、フード部分を引っ掛けることができるハンガーなど、アイテムごとにハンガーを使い分けると良いです。
(写真は穴が開いているハンガーやフードがかけられるハンガー<私物>)
④ケアする~保管する
▶クローゼットの湿度管理、適切な保管方法を心掛ける
コロナ禍で着る機会が少なくなり、クローゼットの中に入れっぱなしの服も多くあるかと思います。できる限り衣類はまんべんなく着まわしてクローゼットから取り出すことも、長持ちの秘訣となります。
保管するときは、色付きハンガーを用いて、「着た服」「着ていない服」を区別すると便利です。
また、まんべんなく着られない服もあるため、クローゼットの湿度管理や衣類の保管方法が重要です。
クローゼットの湿度管理方法:
・扉を開けて扇風機で中の湿気を追い出す
・扉を開けてエアコンの除湿を運転する
・除湿機をかける
・外出時や就寝時は扉を開けておく
衣類の保管方法:
・衣類同士を密着させずに、風が通りやすいよう、間隔を開けて掛けておく。
・毎日洗わない衣類(セーター、ジーンズ)や洗いにくい衣類、高価な服は、特に他の服と間隔を開けておく。
・2段掛けができるハンガーなど、クローゼットの縦の空間を効率的に利用する。
・毎回洗濯しないものや、保管時にニオイがついたものは、衣類スチーマーをかけるか、消臭剤を使用してニオイケアする。衣類スチーマーはシワ伸ばしもできるため、型崩れを防ぐ効果も。
⑤その他
▶洗濯槽の掃除をまめにする
湿気や皮脂、すすぎで残った洗濯槽の汚れもニオイの原因となります。洗濯槽の掃除は、毎月の日付を決めて、月1回行いましょう。洗濯槽クリーナーを1回分のものではなく、複数回分のものを買い、箱やパッケージにクリーナーを使った日を書き込んでおくと忘れ防止になります。
矢野きくのさん
家事アドバイザーとして家事の効率化や家庭の省エネ、家庭でできるSDGsなどをテレビ出演や講演などで紹介。企業のオウンドメディアや新聞などでのコラム連載やSNSでの家事情報も発信。家電や100円グッズにも精通し、家庭での導入アドバイスも手掛けている。
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◇◆快適で清潔な洗濯ライフをサポート!「衣類ケア」おすすめ家電◆◇
最後に、気になる洗濯物のニオイを抑えて清潔にしてくれる「衣類ケア」家電をご紹介します。
何かと困りごとや失敗が多い梅雨時期の洗濯。快適さ・手軽さ・清潔さをプラスし、毎日の洗濯ライフをサポートします。
①「洗う」工程でニオイをケアする全自動洗濯機 NA-FA12V1
商品URL: https://panasonic.jp/wash/products/na_fa12v1.html
洗濯の手間軽減や清潔への意識が高まっている中で、洗剤や柔軟剤の最適な量を自動投入する機能に加え、清潔・除菌機能「次亜除菌コース」を新たに搭載しました。また、「スマホで洗濯」アプリを使えば、洗濯物の取り出し忘れも防げます。さらに、月1回の「槽洗浄」のタイミングを忘れないように「槽洗浄サイン」が点滅でお知らせしてくれます。
1. ニオイの原因菌を除菌できる「次亜除菌コース」
2. 「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」で最適な量を自動で計量、投入の手間を省く
3. 「スマホで洗濯」アプリに対応し、洗濯をサポート
発売日:2022年6月下旬予定
②「乾かす」工程でニオイをケアする衣類乾燥除湿機 F-YHVX120
商品URL: https://panasonic.jp/joshitsu/products/f-yhvx120.html
洗濯物は放置しておくと菌が繁殖し、部屋干し臭の原因に。独自の「ハイブリッド方式」で1年中スピーディに衣類乾燥、さらにはナノイー Xで衣類を除菌し、部屋干し臭を抑制する「衣類乾燥除湿機」がおすすめです。
1. ハイブリッド方式で一年中スピード衣類乾燥
2. ナノイーX(48兆)搭載し、部屋干し臭脱臭スピード4倍&衣類も除菌
3. ツインルーバー搭載詰めて干しても速く乾く
発売日:2022年5月11日
③「ケアする」工程でニオイをケアする衣類スチーマー NI-FS780
商品URL: https://panasonic.jp/iron/products/steamer/ni_fs780.html
スーツやジャケット、カーテンなど気軽に洗えないものや肌に触れるもののケアには「衣類スチーマー」がおすすめです。シワ伸ばしだけでなく、熱の力で除菌やたっぷりのスチームで脱臭も。汗や飲食、タバコのニオイはもちろん、加齢臭までしっかり吹き飛ばします。
1.「瞬間4倍パワフルスチーム」で洗いにくい衣類もすっきり脱臭。
2. 清潔に保ちたい衣類やお部屋のファブリックまで、手軽に除菌
3. ハンドルに抗菌加工を施し、清潔性にも配慮。
発売日:2022年3月1日
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