生成AIを業務で利用している不動産会社は41.4%!|いえらぶ調べ
不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「生成AIに関するアンケート調査」を実施しました。有効回答222件の調査結果を発表します。

■調査の背景
近年、さまざまな業界で生成AIの活用が進む中、不動産業界でも業務効率化や顧客対応の質向上を目的として、AIツールの導入が注目されています。
生成AIに加えて、AIエージェント(※1)のような対話型の業務支援ツールも登場しており、業務のさらなる効率化に向けた新たな選択肢として注目され始めています。
一方で、「どのように使えばよいか分からない」「活用できる人材がいない」といった課題も根強く、導入に対する温度差が見られるのも現状です。
こうした背景を踏まえ、不動産会社における生成AIの活用状況と課題を明らかにするため、「生成AIに関するアンケート調査」を実施しました。
■アンケート調査サマリー
1.生成AIの業務利用率、41.4%が利用していると回答
2.利用ツール第1位は「ChatGPT(OpenAI)」と圧倒的な結果に!
3.AIエージェントを活用している不動産会社は12.7%!
4.今後、業務利用を考える不動産会社は71.6%!社内利用も増加傾向に
1.生成AIの業務利用率、41.4%が利用していると回答

不動産会社に「生成AIを業務で利用していますか?」と質問したところ、「利用したことがある」という回答は41.4%、「利用していない」という回答は58.6%という結果となりました。

生成AIを利用したことがある不動産会社(※2)に「生成AIをどのような業務に利用していますか?」と聞いたところ、最も多かったのは「難しい文章の見直し・構成」で46.5%、次いで「社員教育やOJTの補助」が41.5%、「資料作成のテンプレート活用」が40.1%という結果でした。

また、生成AIを活用することで感じたメリットとしては、「単純作業や準備の時間が減った」が最も多く41.5%、続いて「文章作成や社内のやり取りが楽になった」が35.9%、「アイデアや企画を出しやすくなった」が34.5%となりました。

課題感としては、「特に課題は感じていない」という回答が33.1%と圧倒的に多く、生成AIを利用している不動産会社は生成AIにあまり課題を感じていないことが分かりました。
一方で、「表現が不自然で、そのままでは使いづらい」(25.4%)といった指摘もあり、今後の進化によってより自然で実用的な出力が可能になれば、さらに多くの業務での活用が進むことが期待されます。
2.利用ツール第1位は「ChatGPT(OpenAI)」と圧倒的な結果に!

「活用している生成AIツールを教えてください」という質問をしたところ、「ChatGPT(OpenAI)」が71.1%と非常に高い利用率となりました。
次に、「Gemini(Google)」が23.9%、「Copilot(Microsoft)」11.3%となっており、ChatGPT(OpenAI)の認知度の高さや導入のしやすさが、不動産業界でも広く受け入れられている要因と考えられます。
3.AIエージェントを活用している不動産会社は12.7%!

「業務において、AIエージェントを活用していますか?」という質問をしたところ、「活用している」という回答が12.7%、「活用していない」という回答が67.6%となりました。
その中で、「AIエージェントについて知らなかった」という回答は19.7%を占めています。
まだ導入している会社は少ないものの、今後はChatGPTとはまた異なる業務支援型AIの活用が、業務の効率化や人手不足の解消につながると期待されています。
4.今後、業務利用 社は71.6%!社内利用も増加傾向に

「今後生成AIを業務で利用したいですか?」という質問をしたところ、「利用したい」と回答した不動産会社は71.6%、「利用したくない」という回答は28.4%という結果となりました。

社内浸透状況についても、「全社で導入されている」が25.4%、「社内の一部が使っている」が43.0%、と、不動産業界全体での活用が着実に進んでいることがうかがえます。

一方、生成AIをまだ利用していない不動産会社(※3)にその理由を尋ねたところ、「どのように使えばよいか分からない」が60.0%と圧倒的に多く、次いで「導入・活用できる人材がいない」(23.8%)という回答が続きました。
利用率は伸びている一方で、「使い方がわからない」「使いこなせる人材がいない」といった根本的な課題は依然として残っています。
今後は、具体的な導入事例の紹介や、社内での教育体制の整備が、より広い普及に向けた鍵となるでしょう。
■いえらぶGROUP 執行役員 和田健太郎 コメント

生成AIやAIエージェントといった新しい技術は、不動産業界の働き方やサービスの在り方に大きな変化をもたらしつつあります。現場ではすでに、文章作成や業務の効率化といった分野で活用が進んでおり、今後さらに幅広い業務での応用が期待されます。
一方で、現場での理解や具体的な活用方法の確立には、なお課題も残っています。
いえらぶGROUPでは、生成AIを活用した業務支援機能やコンテンツ提案機能など、不動産業務をよりスムーズに進めるための新たなサービスを順次展開しています。
今後も導入拡大を見据え、変化する業務環境やニーズに柔軟に対応できるよう、引き続き機能開発とサービスの向上に努めてまいります。
▼いえらぶーむ連載記事:AIで変わる不動産業界――変革の波に乗るSaaS戦略
https://www.ielove-group.jp/blog/detail-04828
■調査概要
調査期間:2025年5月12日~2025年5月23日
調査機関:株式会社いえらぶGROUP
調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
有効回答:【不動産会社】222件
調査手法:インターネットアンケート調査
▽本リリースに関する問い合わせ
https://ielove-cloud.jp/news/entry-1128#mail
■いえらぶGROUPについて
いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。
不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国25,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。
今後も業界への利益相反の観点から、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。
会社名:株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名泰介
設立 :2008年1月
資本金:3,825万円
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階
コーポレートサイト:https://www.ielove-group.jp/
不動産事業者向けサービス紹介サイト:https://ielove-cloud.jp/
不動産ポータルサイト:https://www.ielove.co.jp/
*グループ各社で「家賃保証」「ライフライン取次」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中
※1 Amazon Web Services,AIエージェントとは?
https://aws.amazon.com/jp/what-is/ai-agents/
※2 「生成AIを業務で利用していますか?」という質問に対し、「利用したことがある」「ほぼ毎日利用している」「月に数回程度利用している」「ほとんど利用したことがない」と回答した不動産会社の数 n=142
※3 「生成AIを業務で利用していますか?」という質問に対し、「利用したことがない」と回答した不動産会社の数 n=123
▼本リリースに関する取材のお問い合わせについては、以下のフォームからご連絡ください
https://www.ielove-group.jp/contact/
株式会社いえらぶGROUP 広報課
担当:小玉、秋吉
TEL:03-6911-3955 / FAX:03-6911-3956
メール:pr@ielove-group.jp
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